東京ゲームショウの最終日にあたる9月18日、バンダイナムコゲームスブースでは「アイドルマスター2」(以下、「アイマス2」)のステージイベント「THE IDOLM@STER TGS SPECIAL EVENT 03 アイドル×アイドル!!」が開催された。

目次
  1. セガとバンダイナムコの2大キャラクターが共演!
  2. 会場一体となった白熱のライブパート

16日から連続3日間開催されている「アイマス2」のイベントだが、最終日を飾る本イベントに登場したのは秋月律子役の若林直美さん、如月千早役の今井麻美さん、双海亜美・真美役の下田麻美さんのトリオ。さらに、家庭用「アイドルマスター」のへんた…もとい、総合プロデューサー、坂上陽三氏が恒例の変態コールに迎えられて登場し、PS3版「アイマス2」の豪華特典や初回限定生産版の紹介が行われた。

「他のブースの迷惑になるから(変態コールは)やめてください!」と、
もはや様式美になりつつあるやりとり。変態自体は否定していないのがポイント。
すでにこれまでのステージイベントでもPS3版「アイマス2」の紹介は
行われていたが、今回は実物を持参しての商品紹介。
若林さんたちも巧みなセールストークで会場内を沸かせていた。

セガとバンダイナムコの2大キャラクターが共演!

と、ここでメーカーの垣根を超え、セガのPSPソフト「初音ミク -Project DIVA- extend」(以下「エクステンド」)でミクの声を担当している声優の藤田咲さんと、「Project DIVA」シリーズの元名物広報であったセガの馬場克実さん、さらにクリプトン・フューチャー・メディアの企画・広報であるわっしょいこと目黒久美子さんらがスペシャルゲストとして登場。「アイマス2」と「エクステンド」のコラボレーション企画が紹介された。

ちなみに藤田さんはミクのステージイベントにて、ボーカロイドの鏡音リン・レン役である下田さんとも共演しており、奇しくも「アイマス2」と「エクステンド」の両方に出演している下田さんが橋渡し役を務める結果となった。

今回のコラボレーションはユニホーム交換ならぬ、衣装交換で、
ミクたちがアイマスの衣装を、アイマスのアイドルたちがミクたちの衣装を着ることになる。

自分たちが担当したアイドルがミクの衣装に見を包んでいるのを見て、今井さん「手前味噌で恐縮ですけど、千早メチャメチャ似合うと思った!」、下田さん「亜美も真美もリンかレンか分からなくなるくらい似合ってた」、若林さん「律子もスンゴク似合ってた!」と声優3人によるアピール合戦が勃発した。

続いて豪華なゲストを交えてのトークコーナーに。

まずは今回のコラボレーションが生まれたそもそものきっかけについて坂上氏は、「初音ミク-Project Diva-2nd」でアイドルマスター衣装のダウンロードコンテンツを出すため、馬場氏の方から坂上氏へ話を持ちかけたのが始まりだったと明かした。もともと馬場氏はアイマス関連のイベントでよく会うことが多く(今井さんいわく、「つまりは我々側の人ということですね」)、今回PS3版を発売するにあたり何か面白い企画はないかと考えていた際にこのコラボレーションを思いつき、クリプトン・フューチャー・メディアの目黒さんへ打診してみたのが経緯にあたるそうだ。

下田さんは「実は、クリプトンの偉い方が、亜美・真美が歌って踊っている動画に感動して、私をイメージカラーが“黄色”でさらに双子でもある鏡音リンやレンの声優に選んでくれたんです。だから『アイマス』なくしてリン&レンの誕生はなかったんです」と、意外な誕生秘話を明かしてくれた。

最後に坂上氏はPS3版「アイマス2」の体験版が準備中であることを明かした。詳細は後日ホームページなどで発表するそうなので、是非ともチェックしておこう。

会場一体となった白熱のライブパート

こうして、セガとバンダイナムコの夢の共演ステージは一旦終了。ここからはおまちかね、若林さん、今井さん、下田さんによるライブコーナーがスタート。つめかけたファンも早速サイリウムの準備をし始め、まさに即席のアイマスライブ会場が出来上がった。

トップバッターは若林さんによる「いっぱいいっぱい」。サビの「いっぱいいっぱい」を始めとして、コールを入れるところが大きく、観客のテンションを上げるにはうってつけのナンバーだ。ラストの「私のメガネ、好き? 嫌い?」には会場一体となった「大好きぃいいい!!!」コールが響き渡った。

続いては名実ともにガチのアーティストとしても活動している今井麻美さんによる「arcadia」。1曲目とはうって変わって情感たっぷりに歌いあげる今井さんに、会場内のファンは一斉に青いサイリウムを振って応援していた。カッコイイダンスともにその歌声で会場中を魅了する今井さんこそまさにdiva(歌姫)であった。

下田さんは自身にとっても久々となる亜美・真美の持ち歌「ポジティブ!」を披露。アーケード時代からの古参ファンにとっても、これは嬉しい1曲ではないだろうか。「つーか教科書忘れたー」といったソロパートは今井さんによる合いの手が入り、珍しい「ポジティブ!」が披露された。

4曲目は「アイマス2」の竜宮小町が歌う新曲「七彩ボタン」を3人で披露した。「smooky thril」今井さんも、「竜宮小町の新曲とはいえ、私も歌うことができて本当にうれしいです!」と本来なら千早の持ち歌ではないこの曲を歌えたことに感激していた。

ラストはアニメ版「アイマス」の主題歌である「Ready!!」。この日のためにずっと前から練習していたという振り付けもバッチリで、2番まであるM@STERバージョンを最後まで歌いきった。

こうして、恐らく当日のブース内でも最大規模の盛り上がりを見せたイベントは終了。最後に3人のメッセージを掲載しておこう。

今井さん「私はTGSという会場が大好きで、集まってくれる皆さんも本当に大好きです! 『アイドルマスター2』がどんどん盛り上がって、来年再来年、それ以降もずーっと皆さんの前で歌って踊れるよう、私も頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」

若林さん「年齢を重ねるごとに、人はいろんなモノがもろくなっていきます。でも、こうやってたくさんの人に支えられれば、まだこうやって立って踊れます! なので、これからも応援よろしくお願いします!」

下田さん「私、今、25歳です。『アイドルマスター』のオーディションを受けた時は16歳でした。もうすぐ、10年経っちゃう! それでも皆さん、変わらずこうやって駆けつけてくれて応援してくださる! 今日は頑張ってダンスも練習もしてきました! こうやって皆さんの笑顔に会わせてくれる『アイドルマスター』に感謝しています。これからも私たちに元気をください! また会いにきます!」

その後、若林さんの音頭のもと、「これからも……アイマスですよ、アイマス!」とお約束のセリフを大合唱して、ステージは大盛況のうちに終了となった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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