シリアスな朗読劇から大盛り上がりの熱いライブまで！「戦国無双 声優奥義2011秋」昼の部のレポートをお届け！

朗読ドラマにトークに大盛り上がり！

最初は明智光秀を中心とした朗読ドラマのコーナー「本能寺の変」からスタート。主である織田信長が友である長宗我部元親の四国に攻め入ろうとしている中、従うべき主である信長に疑問を抱き、戦のない平和な世界を望む光秀の苦悩、葛藤と決意が描かれた物語を声優陣が迫真の演技で熱演し、目の前で繰り広げられるその迫力満点のストーリーに観客は引き込まれていた。

次は、先ほどのシリアスなコーナーから一変、バラエティコーナー「光成＆長政のみゅーじっく演武」に。

「石田三成」役の竹本英史さん、「浅井長政」役の神谷浩史さん、また、戦国無双のイベントではおなじみの総合司会、「戦国サラリーマン」こと阪口大助さんの司会で、ゲストの 「織田信長」役・小杉十郎太さん、「明智光秀」役・緑川光さん、「福島正則」役・藤本たかひろさんを迎えてキャラクターソングにまつわる話を聞いていった。

キャラクターソングを歌うことについてどう思ったかと聞かれた藤本さんは「福島正則がキャラクターソングを歌うとは思っていなかった。最初は本気かと思ったが楽しく歌わせていただいた。」と語っていた。

信長と光秀の本能寺の変を背景に描いたデュエットソングを歌った小杉さんと緑川さんは「気に入っているポイントは？」と聞かれ、お互いが「同じパートを一緒に歌えたところ」と意見が一致。ラブラブ（？）な姿がみられる場面も。

ライブでは、最初に福島正則の「男・一番槍」を福島らしいかつらをかぶった藤本さんが男らしく熱唱し観客を盛り上げ、次に信長と光秀のデュエットソング「焔～武火燃ゆる～」を小杉さんと緑川さんがしっとりと情熱的に歌い上げ、会場全体を引き込んでいた。

続いてはそれぞれのキャラクターが苦手なもの、敵について語るというミニドラマ「己の敵は」。光成は「不義者、馬鹿が嫌いだ」と答え、光秀の「優れた見識をもってるがゆえ同輩が幼く見えてしまうのだろう」という意見に、左近の「だから友達も少ないですもんね」という突っ込みが。光秀は「娘のガラシャがお転婆すぎて苦手だ」といいつつも親バカな姿に会場からは笑いが起こっていた。

キャストの敵は本能、理性どっち！？

次は、オールキャストで二つのうちどっちか選び、最終的に人数の多い方が勝ちという「あなたならどっちでショー」というバラエティコーナー。

「敵は本能寺にあり！」という有名なセリフにまつわるお題で「敵は本能にあり！」と「敵は理性にあり！」のうち本能と理性どちらが本当の敵か選ぶというもの。

最初は「敵は本能にあり」に4人、「敵は理性にあり」に5人と綺麗に分かれ、ここからそれぞれの自分の意見を言い、最終ジャッジでは理性に5人、本能に2人で「敵は理性にあり」の勝利に。理性を選んだ5人には可愛らしい「のぶニャが」グッズがプレゼントされ、本能を選んだ二人にうらやましがられる場面も見られた。

次は直江兼続役・高塚正也さん、藤本さんをゲストに迎えての「戦国無双」告知コーナーに。「戦国無双3 Empires」と無双シリーズ最新作「無双OROCHI2」の最新映像が公開され、観客からはその迫力満点の映像に歓声が沸いていた。

「『戦国無双3 Empires』のおすすめは？」と聞かれた高塚さんは「謙信モードの最後にはこみあげるものがあった」「戦国時代っぽくない妙なキャラクターにも注目すると楽しい」と語り、藤本さんは「僕の『推しメン』は正則君なので彼のまっすぐな姿を見てあげて欲しい」と語っていた。

続いてのライブコーナーでは、竹本さん、島左近役・山田真一さん、真田幸村役・草尾毅さん、長宗我部元親役・置鮎龍太郎さんがキャラクターにあったキャラクターソングを熱唱。石田三成のキャラクターソング「狭霧之彼方」と島左近の「侍魂～KIZUNA～」は、それぞれの歌の途中に入ってくるお互いに向けたセリフの掛け合いも楽しむことができた。

そして、2度目の朗読ドラマのコーナーに。真田幸村、石田三成、直江兼続3人の強い友情、絆の物語である「関ヶ原の戦い」が目の前で演じられた。セリフの掛け合いに時々笑いを交えながらも、お互いのことを思い、力強く自分の道を進んでいく武将たちを声優陣が熱く演じた。

エンディングではキャストが勢ぞろい。感想を聞かれた藤本さんは「楽しかった。」、置鮎さんは「今度はもっといろんな人を交えてやりたい」、雨男として有名な高塚さんは「晴れたことがうれしかった」とそれぞれ感想を述べ、イベント中終始会場の笑いを誘っていた山田さんは冗談を交えつつ最後も観客を盛り上げ、無双シリーズが大好きで自分のキャラはレベル99まで育てるという神谷さんは丁寧な口調の長政のセリフのいいにくさに悩んだそうだが、阪口大助さんに「しゃくれればどんなセリフでもしゃべれる」というアドバイスをもらったというエピソードを語り、実際に披露して笑いを誘う姿も。

竹本さんは「左近と歌えたことが気持ちよかった」と語り、ここでも左近との掛け合いを即興で披露してくれた。また、自身も雨男だという緑川さんも、「前日雨だったが当日晴れたことにほっとした」、「ドラマを演じられたのが楽しかった」と語り、小杉さんは生まれ育った 横浜の地でイベントができたことの喜び、そしてだんだんと脱線していく話題に会場は笑いに包まれた。草尾さんは「小杉さんの後はしゃべりにくい」と笑いながらも無双のイベントがどんどん大きくなっていくことの喜びを語り、何年でも無双イベントを続けたいというコメントに会場から歓声が上がっていた。

いったんキャストが下がってからのアンコールではまず最初に阪口さんが登場。阪口さんは「イベントを見ていて楽しかったが正直うらやましかった。」とゲーム自体には参加していないことへの悔しさを語り「皆の力で出してほしい」と、ライブ前にトークで会場全体を盛り上げていた。

そしてアンコールライブではそれぞれのキャラクターの衣装に身を包んだ草尾さんと竹本さんと高塚さんが歌いながら登場。三人で歌うキャラクターソング「仰ぎて天に愧じず」をパフォーマンスとともに披露し、会場の盛り上がりは最高潮に達していた。

最後のカーテンコールではもう一度キャスト全員が登場。草尾さんの掛け声で大盛況のままイベントは終了した。