ガンホー・オンライン・エンタテインメントは、本日12月22日、イベントスペースWOMBにて、「ラグナロク オデッセイ」完成披露パーティーを開催した。
ガンホーとゲームアーツが作り上げたハンティングアクション
まず最初に、ガンホー・オンライン・エンタテインメント(以下、ガンホー)代表取締役社長 CEO、そして本作の開発をつとめるゲームアーツ代表取締役社長でもある森下一喜氏が登壇し、本作の開発に関する経緯を語った。
先日マスターアップしたばかりという本作は、ガンホーが日本国内で運営している「ラグナロクオンライン」の開発元であるGravityが現在鋭意開発中の「ラグナロクオンライン2」を森下氏が見た時に、「この3Dグラフィックをアクションにしたら面白いのはないか?」と考えたのがきっかけだったという。
そして、ガンホーと「グランディア」などコンシューマゲームを数多く手がけるゲームアーツがいちから企画をスタートし、ついに完成したのがこの「ラグナロク オデッセイ」とのことだ。
また、今回プラットフォームにPS Vitaを選択したことについて森下氏は、PS Vitaの特徴としてネットワーク、ソーシャルなどユーザー同士が連係できることを挙げた。コンシューマでオンラインゲームの楽しさを感じられる作品を作りたいと考えているガンホーにとって、まさに絶好のタイミングで登場したプラットフォームだったのだろう。
そして、チャレンジャブルな開発を心がけたガンホー久々の大作に仕上がっているので、ぜひ本作の大きな特徴であるマルチプレイを楽しんでほしいと述べていた。
続いて、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデントの河野弘氏が登壇し、PS Vitaというプラットフォームで発売する本作への期待を述べた。
先日発売されたばかりのPS Vitaは、現在同社が想定していたとおりの売上を記録しており、さらに、タイトルや周辺機器、PlayStation Storeでのダウンロード販売なども好調で、ニコニコ動画などのアプリもダウンロードされているなど、多くのユーザーに楽しんでもらえているという。
そして、河野氏は、本作がオンラインRPGとして長い間人気を保ち続けている「ラグナロクオンライン」の世界観を継承しており、また、PS Vitaがオンラインプレイに適したプラットフォームであるとした上で、オンラインゲームのノウハウを知っているガンホーが手がけていることからPS Vitaの特徴を活かせているとその印象を語った。
オープニングムービーはゲームを楽しむきっかけづくりに
続いては、本作のオープニングムービーを制作したROBOT プロデューサー/キャラクター・アニメーション部部長 倉澤幹隆氏と白組ディレクターの岩本晶氏が登壇。制作で心がけたことなどを語った。
倉澤氏は、オープニングムービーについて、あくまでゲーム本編の導入であり、そのムービーを見て「このゲームがやりたい」と思わせるような、ゲームを楽しむきっかけづくりでありたいと制作の上でのこだわりを披露。また、本ムービーについてはハイテンションなエンターテイメントとして巨人と相棒達との戦いを盛り上げるものにしたという。
そして、岩本氏は、寒い地で熱のこもった戦闘を繰り広げるなどといった対比を意識し、さらに、リアルなだけではなく心に残る印象的な絵を心がけ、PS Vita上での映像ということで色づかいにもこだわったと熱く語っていた。
次に登場したのは、本作のBGMを手がける作曲家の谷岡久美氏。本作のメインテーマのアレンジと、ゲーム中のBGMメドレーを続けて披露した。
夫婦仲良く協力プレイ!
そして、ここからは本作のプロデューサーもつとめる森下氏、開発ディレクターのゲームアーツ 入江和宏氏、タレントの矢口真里さん、俳優の中村昌也さんが登壇してのトークセッションが行われた。
ゲーム好きで、事前にプレイをしたという矢口さんは、本作の特徴のひとつである美麗なグラフィックについて、「まるで映画館を縮めたよう」「ゲームをプレイしてきたなかでここまで綺麗なのは初めてかもしれない」とその感想を述べた。
また、矢口さんの夫で、矢口さん以上のゲーマーだという中村さんは、いろいろな職業を選べることに触れ、「オススメはアサシン」「ハンマースミスは遅い印象があったが思ったより速かった」などわずかな時間ながら全職業をプレイしての感想を述べていた。
そして、最大4人協力によるマルチプレイについては矢口さん、中村さんの夫婦でプレイし、上手く意思疎通ができない場面がありつつも楽しくプレイできたということで、ぜひみんなで遊んでみてほしいと口を揃えていた。