1月21日より公開されるアニメーション映画「ドットハック セカイの向こうに」がまもなく公開されるのに先駆け、主人公の有城そらの声を担当した桜庭ななみさんと監督の松山洋氏が1月14日、映画の舞台となった福岡・柳川を訪れ、映画に登場するメインキャラクターへの特別住民票授与式に参加した。
当日は柳川市の金子健次市長が登壇、アニメのキャラクターに住民票を授与するという、市としても初めての試みに「柳川が舞台に選ばれてうれしい。この街出身の琴奨菊関と共に、この作品も柳川の誇り」とコメント。住民票授与のあとに、地元の名産である「柳川鞠」が桜庭さん、松山監督にプレゼントされた。
授与式に出席した松山監督は「柳川の名物である水路と街並みは不変の美しさだと思い、映画の舞台に選んだ」と理由を語った。また、桜庭さんは、初めて訪れた柳川に「スクリーンで見ていただけでも素敵な場所だと思っていたが、実際に来てみたらもっと素敵で、さらに好きになりました」とコメント。「私の演じたの有城そらだけでなく、松坂桃李さんの田中翔、田中圭さんの岡野智彦と、3人一緒に登録して頂き嬉しく思っています」と市長に感謝の気持ちを伝えた。
公開を来週に控えた松山監督は「14歳の中学生という多感な年代の少年少女たちの、淡い気持ちやつながりを描いた。桜庭さんにも声を通してキャラクターに命を吹き込んでもらった。見た人みんなが、きっと幸せになる作品」と自信のほどをうかがわせた。 桜庭さんは「シリーズ作品ではありますが、初めて見る人でも十分に楽しめる作品です。また、3D映画なのでその迫力も味わって欲しい」とPR。金子市長も「22日に妻と見に行きます!」と宣言した。
僕たちは、思ってる以上につながってるのかもしれない
少しだけ先の未来。福岡・柳川に暮らす中学生の有城そらは、幼なじみの岡野智彦やその友人の田中翔が全世界規模のオンラインゲーム「THE WORLD(ザ・ワールド)」に夢中になっているなか、取り残されたような気分で毎日を過ごしていた。
ある日、ゲーム嫌いの頑固者で、そらがゲームから遠ざかる原因を作った祖父まで「THE WORLD」にはまっていることを知り、ついにそらも「THE WORLD」を試すことに。ゲームを通じて距離感を縮めていく中で、そらは田中と思しきアバターからゲーム世界で告白される…!その頃「THE WORLD」にも現実にも、異変が起こり始め……。
監督:松山洋
脚本:伊藤和典
キャラクター原案:貞本義行
主題歌:「光をあつめて」KOKIA(フライングドッグ)
企画・製作:.hack Conglomerate
アニメーション制作:サイバーコネクトツー sai
配給:アスミック・エース
公式サイト:http://www.dothack.com/