ゲームロフトは、平成23年の年間財務報告や、財務状況、今後の展望についての発表を行った。
平成23年12月31日までの1年間におけるゲームロフト社の財務諸表の内容は次のとおりです。
| 単位:100万ユーロ | 平成23年 | 平成22年 |
|---|---|---|
| 売上高 | 164.4 | 141.0 |
| その他収益 | 0.2 | 0.1 |
| 売上原価 | -19.4 | -19.4 |
| 粗利益 | 145.1 | 121.7 |
| 研究開発 | -78.0 | -65.7 |
| 販売 | -30.0 | -26.5 |
| 管理 | -14.5 | -11.3 |
| その他費用 | -1.5 | -1.1 |
| 当期営業利益 | 21.1 | 17.1 |
| ストックオプション費用 | -2.1 | -2.3 |
| その他営業収益および費用 | -5.3 | -0.2 |
| 営業利益 | 13.7 | 14.6 |
| 金融利益 | -1.1 | 1.3 |
| 所得税 | 5.7 | -2.3 |
| 連結純損益 | 18.2 | 13.6 |
| 一株当たり損益 | 0.24 | 0.18 |
| 希薄化後一株当たり損益 | 0.23 | 0.17 |
平成23年の当社の連結売上高は1億6,440万ユーロ、前年比17%増を達成しました。ヨーロッパは売上高全体の30%、北米は29%、その他の国は41%を占めました。当社の事業は、新興国の勢いやスマートフォン・タブレット端末市場における大きな成功により堅調に推移しています。平成23年第4四半期には、スマートフォン・タブレット端末における売上が前年比64%増となり、当社の売上高全体の41%を占めました。
堅調な売上の拡大と、研究開発・営業・管理の3部門の適切なコスト管理により、ゲームロフト社は利益を伸ばしています。売上総利益率は平成22年には86%でしたが、平成23年は88%でした。当期営業利益は前年比24%増の2,110万ユーロ、営業利益率は13%となりました。
ストックオプション費用は210万ユーロ。また、コンソール・PCゲームに関する経常外費用530万ユーロを計上しています。この費用は、当社の開発努力を、今後は市場拡大の只中にあるスマートフォン、タブレット端末、インターネット接続TV向けに集中する、という平成23年下半期にとられた戦略的決断を反映しています。
利子所得は-110万ユーロで、その主な内容は平成23年上半期のドルの下落の影響による為替差損です。税収として570万ユーロが記載されていますが、これは主に、当社が3会計年度連続で大きな利益を上げた本社の繰越欠損金を認識したことに関わるものです。未認識の繰越欠損金の残額は、平成23年12月31日の時点で1,410万ユーロに上ります。
当社の平成23年の純利益は前年比34%増の1,820万ユーロ、グループ連結純利益率は11%でした。一株あたり損益および希薄化後一株あたり損益はそれぞれ、0.24ユーロ、0.23ユーロとなりました。
健全な財務状況
ゲームロフト社の財務状態は非常に堅調です。平成23年12月31日の時点で、当社の純資産額は1億290万ユーロに、ネットキャッシュは3,690万ユーロに達しました。平成23年度において、キャッシュ創出は大変堅調で、当社のネットキャッシュは年間で1180万ユーロ増加しました。したがい、ゲームロフト社は急速な成長を続け、世界中で市場のシェアを獲得していくのに必要な財源を保持しています。
複数のライセンス契約締結
ゲームロフト社は、ここ数カ月の間に、将来の成長のカギとなるメジャーな新しいライセンス契約をワールドワイドで締結しています。玩具、映画、メディア、それぞれの業界の一流のパートナーとのライセンス契約は、当社の開発スタジオの品質についての評判や現在他に類をみない配信力を改めて証明するものです。2012年から、ゲームロフト社は以下のライセンスを基にしたモバイル・タブレット向けゲームを配信していく予定です。
- ザ・ダークナイト・ライジズ – DC Comics
- アイス・エイジ – Fox Digital Entertainment
- メン・イン・ブラック 3– Sony Pictures Consumer Products
- アベンジャーズ – Marvel
- アメイジング・スパイダーマン– Marvel
- My Little Pony – Hasbro
- Littlest Pet Shop – Hasbro
今後の展望
スマートフォン・タブレット端末の売上における大幅な伸びが、新興国の成長および新しいビジネスモデルの発展と組み合わさることにより、当社のマルチプラットフォーム開発戦略は加速してきました。
・ゲームロフト社は、Java/Brew端末向けに、初めてフリーミアムゲームをリリースし、今後もこのビジネスモデルを適用したモバイルゲームを他に複数配信することを予定しています。この新しい方法により、フィーチャーフォンにおいて新たな層のプレイヤーにリーチできることが見込まれています。
・平成24年にリリースされるスマートフォン・タブレット端末向けの全ゲームがフリーミアムあるいはペイミアム(無料ダウンロード+ゲーム内課金)システムを採用し、非常にソーシャル性の高い要素を組み込む予定です。iOS/Androidにおいて、これまでに1億2,500万本のフリーミアム/ペイミアムゲームがインストールされました。平均して3500万人のユーザ―がゲームロフトのフリーミアムゲームあるいはペイミアムゲームを毎月一本、遊んでいることになります。
・グリー株式会社とのパートナーシップにより、ゲームロフト社は今年6月に、初のソーシャルカードゲームをリリースする予定です。ソーシャルカードゲームは、日本のソーシャルゲーム業界において最も人気のあるジャンルであると考えられています。当社は平成24年、その他のソーシャルカードゲームの開発も予定しています。
・スマートフォン・タブレット端末の活発な市場は今後も当社の成長を支えるものと考えられます。当社はこの市場への投資を続け、平成24年は平成23年よりも多くの機種に向けて新しいゲームをリリースしていく予定です。
・ゲームロフト社は、米アマゾンの「Kindle Fire」において、これまでに32ゲームをリリースして堅調に売上を伸ばし、同プラットフォームにおけるリーディングパブリッシャーとしての地位をすでに確立しています。
・ゲームロフト社は引き続きiPad向けに精力的に取り組んでおり、最も人気のある4タイトルを最適化し、Apple社の新しいiPadのローンチに合わせてリリースしました。ゲームロフト社は、平成24年においても堅調な成長を見込んでいます。より長期的には、当社は、モバイルフォン、タブレット端末、インターネット接続TV、次世代のセットトップボックスにおける、デジタル配信型ゲームの急速な成長の恩恵を受ける最良のポジションに位置していると言えます。
平成24年第1四半期の売上報告は、5月3日に発表します。
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※画面は開発中のものです。
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