PS3/Xbox 360「ドラゴンズドグマ」しっかりとしたRPG要素、カスタマイズの楽しさ、アクションの奥深さなど、プレゼンテーションで語られた魅力を紹介

街の中でできる、さまざまなこと

本作の街には、たくさんのNPCがゲーム内の時間の流れに沿ってそれぞれが生活しており、話しかけてクエストを受けたり、気に入ったポーンを雇ったり、組合宿（宿屋）ではジョブの変更やスキル習得、武器や防具の装備などができる。

装備をしてみよう

本作では初期で3種、全部で9種のジョブが用意されている。ゲームを開始するとストーリーの進行上、ファイター・ストライダー・メイジの3種から選択することになるが、組合宿に行けばいつでもジョブを変更することができる。ジョブによってはポイントが必要となる。

ここで転職をすると、専用の装備などはすべて外される（裸に近い姿）ので、まずはジョブに合った装備をし直そう。武器屋では各武器・防具が売っている。身体と足に関してはインナー・アウターが装備できるので、バリエーション豊かな着こなしができるだろう。本プレゼンではファイターに転職。

また本作には武器や防具に「重さ」の概念が設定されているので、冒険に出る前には気をつけよう。さらに武器の強化（アップグレード）では、素材とお金があればいつでも可能。☆の数でLvの違いが確認できる。

スキルを習得しよう

この世界で生き残るには、スキルの習得は必須。ジョブによってさまざまな種類のスキルが用意されており、ファイターには「一閃突き」や「払い斬り」「円月斬り」など攻撃に特化したものが多い。剣だけはなく盾のスキルももちろん存在する。習得するのにはジョブポイントが必要だ。

習得したスキルは各ボタンに1つずつ、PS3版では□△○ボタンに設定できる。ファイターは力強い職業なので、ポーンを掴んで空に投げ、飛行系のモンスターを掴ませる、といったスキルもあるぞ。

好感度やクエスト

街の中で生活するNPCには好感度が設定されており、プレゼントなどをあげると好感度が上がり、それが影響して新たなクエストが発生することもある。また、街中の掲示板にはクエスト情報が掲載されているのでここで受諾することもできる。

理髪店で再カスタマイズ可能

プレイヤーとメインポーンの2人に関しては、街の理髪店で何度でも髪型や髪色、メイクなどを再カスタマイズすることができる。もちろんゲーム内通貨が必要（変更する箇所の多さによって値段が変わる）だが、冒険の最中に自由に変更して楽しもう。

ポーンを雇ってみよう

プレイヤーと共に冒険を繰り広げるポーンたちは、それぞれ固有の性格が設定されているが、組合宿で話しあう（教育）することで、行動の指針を変更することができる。

この世界の街中にはさまざまなポーンが覚者の誘いを待っている。最大で4人パーティーを組むことができるので、街中などで見た目や、会話をしてポーンの特徴を見ながらパーティーに誘ってみよう。基本情報では、HPやSP、ジョブやスキル、各ステータスや性格など細かく確認することができる。ポーンは自分よりLvが高いと「リムの結晶」がなければ雇うことはできないが、PlayStation Networkまたは、Xbox LIVE 上でフレンド登録していれば、レベルに格差があってもリムの結晶を支払わずに、無料でポーンを雇うことが出来る。

広大なフィールドで自由な冒険を

とにかく多彩なアクションが可能

本作の大きな魅力の1つが「オープンワールドでの自由自在なアクション」である。シームレスで展開するフィールドは、厳しい自然や昼夜の時間の移り変わりも再現されており、モンスターも自由に「そこに」生活をしている。

ゴブリンのように群れで襲ってくるモンスターには直接攻撃も良いが、設置されている「爆弾タル」を投げつけてダメージを与えてもいいし、味方のポーンに羽交い絞めしてもらい追撃することも可能。同行するポーンのジョブや攻撃の特性によってたくさんの遊び方を追求できる。

フィールドに設置されている「バリスタ（固定弓砲台）」では2種類の弾を撃ちこむことが可能。また、ポーンたちは、戦闘中には対峙しているモンスターについて「帽子のゴブリンがリーダー」「ホブゴブリンは火に弱い」などの攻略情報を教えてくれることもあるのでしっかりと耳を傾けるとグッド。

巨大なサイクロプスに挑戦！

登場するモンスターは大きさや種類もさまざま。ファンタジー作品に登場する有名なモンスターも数多く登場する。今回は巨大で強靭な一つ目の「サイクロプス」2体の討伐に挑戦！

「サイクロプス」は初期の段階では、弱点の目をカバーするように防具をかぶっており、振り回す両腕から繰り出す攻撃は超強力。十字キーでポーンに直接指示を出しながら攻撃をガシガシ当てていこう。ちなみに強力な攻撃がヒットすると体勢を崩すこともあるのでチャンスを狙おう。

今回の挑戦ではプレイヤーのジョブは「ストライダー」。ダガーと弓で素早い攻撃を仕掛ける。ポーンは力尽きてしまっても覚者が無制限で復活させることが可能なのでうまく立ち回ろう。

また、本作での巨大なモンスターとの戦いでは、プレイヤーが身体によじ登って攻撃を仕掛けることができる。サイクロプスに頭によじ登って弱点の目を攻撃すると自分で防具を剥いで、弱点をさらしてくれるので集中攻撃をしていこう。高低差の概念もあるので、高いところから落ちればダメージを受けるので注意。

全世界とコミュニケーションを取ろう

本作ではゲーム中に記念写真（スクリーンショット）を撮ることができるが、その画像はWeb上で自分のメインポーンを共有して全世界のプレイヤーとコミュニケーションを取ることができるのだ。

「ポーンコミュニティー」では、ポーンを探したり、PS3版ではTwitterとFacebook、Xbox 360版ではFacebookで、それぞれハード上からも画像をアップロードすることができる。また、自分のメインポーンのコメントを自由に変更することも可能だ。PCでも利用可能。

さらに自分の条件に合ったポーンを、LVやジョブ、スキルなどを指定して検索することもでき、OnlineIDを取得すればゲーム内でそのポーンを借りることができる。

質疑応答

――借りたポーンに装備は可能ですか？

小林氏：可能です。友達のポーンを借りてきて、そのポーンに装備を付けて返すことも可能なので、友人同士で楽しめると思います。本作ではポーンを貸すことで損をすることは一切ないので、変な装備を付けられて返されても、もとの装備がなくなることはないです。

――ポーンを貸すことで得することはありますか？

小林氏：リムの結晶が入手できたり、アイテムをおまけで付けてもらった場合、組合宿でネットワークに接続したときにそのアイテムが手に入ったりします。

――借りたポーンは成長しないんですか？

小林氏：成長しません。貸したポーンが成長して戻ってくることはありません。もちろん自分のポーンが成長すれば、他の人はその時のレベルで借りることができます。ただ、貸し出した先でモンスターの知識などを得て帰ってくることはできます。ポーンの貸し借りはハードごとのフレンド登録をしていればリムの結晶を使用しないで借りることができます。

――冒険できるフィールドの広さを教えて下さい。

小林氏：端から端まで移動すると、現実の時間で約4時間くらいですね。

――セーブに関しては？

小林氏：オートセーブ、または任意でのセーブも可能です。

――ポーンが倒れた時には？

小林氏：近づいて○ボタンで復活させます（PS3版）。回数は無制限です。

――住人を攻撃するとどうなりますか？また、クエストのボリューム感は？

小林氏：街中で悪さを働くと衛兵に捕まって牢獄に入れられますが、お金を払えば解放されます。本作はメインとサブのクエストをはっきり分けていないので、遊びながら感じてクエストを進めていって欲しいですね。はっきり数は言えませんがかなりボリュームがあります。

――ポーンのAIの調整は苦労したと思いますがモンスターにもAIが？

小林氏：本当に苦労しました。モンスターにも「足を攻撃されたら」「弱点を攻撃されたら」「よじ登ってきたら」など、モンスターごとにさまざまな思考で行動します。本作ではいろいろな場所でモンスターが出現するので調整するのが大変でした。

――馬車などの移動手段はありますか？

小林氏：基本は歩き・走りですが、とあるアイテムを使うと、セットした場所に瞬間的に戻ることはできます。

――ジョブのスキルのボリュームを教えて下さい。

小林氏：はっきりとした数字は公開できないのですが、職業ごとにかなりの数を用意しています。

――装備はいつでも変更可能ですか？

基本的にはどこでも変更可能です。ただ、武器や防具、アイテムには重量の概念がありますので、余りにたくさん持ちすぎると戦闘中にスタミナの消費が激しくなるペナルティもあります。

――ありがとうございました。