日本一ソフトウェアは、本日7月11日、東京・秋葉原のUDXシアターにて、「日本一ソフトウェア20周年プレスカンファレンス」を開催した。ここでは、日本一ソフトウェア 代表取締役社長の新川宗平氏より、20周年に向けたさまざまな取り組みが明らかになった。
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2013年7月12日に設立20周年を迎える同社は、明日7月12日からの1年間を「日本一ソフトウェア20周年祭」とし、さまざまな取り組みを行なっていくという。その抱負を「チャレンジ」とし、その心を全方位に表現すべく、今回社名ロゴを一新。このロゴの題字は、「お~いお茶」などの題字で知られる安達花鏡氏が手がけているとのことだ。
ここで、ゲストとして「魔界戦記ディスガイア4」風祭フーカ役の三森すずこさんが登場。フーカではなくアサギ(日本一ソフトウェアタイトルに多数登場するなぜか主役になれないキャラクター)の衣装を身にまとって登場した三森さんだったが、ここで新川氏より今後発売されるタイトルで三森さんがアサギを担当することが明らかになった。
これについて三森さんは、「アサギは今までいろんな先輩が演じているキャラクターですが、私なりのアサギを演じたい」と抱負を述べていた。
20周年記念第1弾タイトル名は「神様と運命革命のパラドクス」!
ここからは、20周年記念タイトルを一挙に紹介することに。今回の発表会では5タイトルの情報が公開されたが、それ以外にも複数のプロジェクトが動いているということだ。
まずは今年の年賀状イラストにも使われるなど以前から発表されていた20周年記念第1弾タイトルの名称が「神様と運命革命のパラドクス」に決定したことが明らかになった。
本作は、ある日突然神様に選ばれた高校生が7人の天使たちに囲まれて、さまざまな願いを叶えていきながら成長していくという、ライトノベルテイストの強い物語となっている。
ここで、本作のティザームービーが公開され、制作は「魔界戦記ディスガイア」開発チーム、歌・BGMはバンド結成15周年を迎える「妖精帝國」が担当することが明らかになった。
ティザームービーのクオリティに三森さんも驚きの声を挙げていたが、新川氏によるとオープニングの一部を使って今回の発表会に合わせて間に合わせたものであり、発売に向けてより一層のクオリティアップを図っていくと述べていた。
いとうのいぢさんがデザインするキャラクターは、今回公開された可愛らしい女性キャラクターだけでなく、かっこいい男性キャラクターなどもするということなので、今後の情報が待たれるところだ。
また、本タイトルはさまざまなメディアミックスも予定されており、なんとテレビアニメ化も、現在机上で話されている段階だという。こちらはユーザーの応援次第ということなので、こちらもぜひ注目しよう。
「流行り神」チーム制作の「特殊報道部」はミステリー要素を取り入れた作品に
続いては、20周年記念タイトル第2弾としてすでに発表されているPS Vita用ソフト「特殊報道部」を紹介するため、プロデューサーの簗瀬涼司氏が登場。
「流行り神」チームが制作しているという本作は、テレビ局を舞台に、テレビ番組「トクホウ」を作る制作クルーたちのドラマとなっており、UFO、宇宙人、超能力といった超常現象を追いかけていくことになる。「流行り神」で培われたホラーテイストを踏まえながらも、より多くの人が楽しめるようミステリアスなテイストを強く押し出したタイトルになっているとのことだ。
キャラクターデザインは、漫画家としても活動中の清原紘さんが担当。また、BGMは「うたの☆プリンスさまっ♪」などを手がける「Elements Garden」、オープニングテーマ「Ideal」はロックバンド「Rey」、エンディングテーマ「DestiNAtion Destiny」は結城アイラさんが担当することも紹介された。
本作の特徴といえるのが、リアリティを求めて実在のテレビ局である「メーテレ」に協力をお願いし、テレビ局内の撮影取材や、現場のヒアリング取材をしている点であるという。ここで、ゲストとして同局のマスコットキャラクターである「ウルフィ」が登場し、来場者に愛嬌を振りまいていた。
また、初公開となる「特殊報道部」のプロモーションムービーも紹介されたが、その途中で謎の男・熊崎というキャラクター(CV:三木眞一郎)の登場が明らかになった。こちらも今後の情報が待たれるところだ。
「Z/X」のコンシューマ版も制作進行中!
続いては、ブロッコリーと日本一ソフトウェアの共同プロジェクトである「Z/X(ゼクス)Zillions of enemy X」に関する情報を紹介。ここでは、ゲストとしてテーマソングを歌う「ULTRA-PRISM」の月宮うさぎさんが登場し、日本一ソフトウェアが開発が担当するコンシューマ版の内容について紹介した。
新川氏によるとコンシューマ版はTCG版の50年後が舞台となり、カードの強化や合成を取り入れるなど、カードゲームではできないことをやりたいと抱負を述べていた。発売時期はまだ先ということなので、今後の情報に注目しよう。
また、「プリニークラブ」限定の完全オリジナルPRカードも制作。こちらは、プリニークラブに来店するともらえるほか、イベントなどでも配布予定ということだ。
新たに2つの新プロジェクトも始動!
そのほか、今回が初出の情報として「Project:Arcadia(プロジェクト:アルカディア)」、「Project:D(プロジェクト:D)」の制作が進行中であることが明らかになった。
両作のプロデューサーを務める小酒井省吾氏によると、「Project:Arcadia」は、“お姫様”“横スクロール”“爽快感”がキーワードとなっており、「Project:D」は新旧のユーザーどちらにとっても喜んでもらえるタイトルになっているという。なお、日本一ソフトウェアより毎年ユーザーに向けて送られる暑中見舞いにヒントを用意しているということなので、そちらもぜひチェックしよう。
アサギを主人公に押し上げる読者参加イベント&20周年のフィナーレにはライブイベントを開催!
さらに、これから一年間、日本全国各地で20周年記念イベントを実施することも明らかにした。まず、7月21日に東京、7月28日に大阪で開催される「最強Vジャンプフェスタ2012」と8月9日に東京で開催される「秋葉原電気外祭り 2012 SUMMER in 新宿」への参加が決定。
加えて、全国各地の専門学校と協力し、アサギが主人公目指して、ファンクラブを設立するというユーザー参加型イベントの実施も発表。ファンが増えるごとに、新曲発売やフィギュア化などアサギの夢をひとつずつ叶えていくという内容になっている。具体的な内容や日程は20周年公式サイトで公開予定だ。
そして、20周年を迎える2013年7月にはフィナーレイベントとしてライブイベントの開催を予定しているという。ゲストとして来てほしい人をユーザーにリクエストしてもらうなど、多くのユーザーが楽しめる内容にしたいということだ。
「流行り神」の映画化が決定!
最後に、20周年の記念事業として、「流行り神」の実写映画化が決定したことが明らかになった。それ以上の情報はまだ明かせないそうなので、今後の情報に期待したいところだ。
そのほか、20周年に合わせて、記念グッズとして「プリニーリュック」や「プリニーフードタオル」などを通信販売やイベント物販で販売していくことを明らかにした。なお、今後も商品は追加していくということだ。
今回紹介されたこれらの最新情報は、明日7月12日に公開予定の公式サイトにて順次公開していくという。20周年に向けて爆進する日本一ソフトウェアの今後に注目しよう。
日本一ソフトウェア20周年記念公式サイト
http://nippon1.jp/20th/index.html