アクワイアが2012年7月19日に発売を予定している、PSP用ソフト「新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園」。今回は、発売に先駆けてキャラ作成から1つ目のクエストをクリアするまでの、序盤のプレイレポートをお届けします。

「新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園(以下、刻の学園)」は、アクワイアが展開する「剣と魔法と学園モノ。(通称・ととモノ。)」シリーズ最新作。

いわゆる「ウィザードリィ」ライクな3Dで描写されたダンジョンに、パーティを編成して挑むというスタイルのシリーズですが、本作ではこれまでの一人称視点を三人称視点に変え、より今風のRPGっぽいプレイ感に近づけているのが特徴です。

簡単に言うと、プレイヤーは自分が動かすキャラクターを斜め上から見下ろす形でプレイができるというスタイル。

ちなみに本作でもキャラクターデザインはこれまで同様にうし氏と病氏が担当。非常に可愛らしいキャラクターも特徴なので、彼(彼女)たちが冒険の舞台を走り回るところを視認できるようになったというのは、シリーズファンとしては嬉しいところだったりするわけです。

ちょっと話はズレまして

さて、なぜ今回「刻の学園」のプレイレポートをお届けしようかと思ったかというと……アクワイアさんとGamer編集部が近かったから!!

いや、意外と本気で半分冗談。だって歩いて5分なんだもん。

※この辺に秋葉原駅前の写真入れるかもしれません

「どもー。Gamer編集部です~。テスト用のROM貸してもらってもいいっすか~?」とか、アイサツがてらアポなしで突撃したにもかかわらず、ROMを貸していただいて、その節は本当にありがとうございました。

そんな大らかなアクワイアさんの次回作といえば、2012年8月9日発売予定のPS Vita「オルガリズム」がありますな!実はこちらもすでに裏から手を回しておりますので、プレイレポートする予定ですよ!お楽しみに!

話は「刻の学園」プレイレポートに戻ります

スミマセン、ちょっと話がそれましたので、本題に戻しましょう。というわけで、発売直前、「刻の学園」のプレイレポート行ってみましょう!

今回は本作のデータをインストールしてのプレイを実施。インストールは、約5分程度で終わりました。

インストールが終わると、いよいよゲームスタート。まずはオープニングシーンで、物語の舞台背景の説明が行われます。この世界では、夢を追い求める冒険者たちは人々のあこがれの的ということ、そんな冒険者を目指す若者たちのために、冒険者養成のための学園が作られたこと――。そしてまた一人、冒険者を目指して学園の扉を叩く若者が現れます。

ということで、春。本作では学園の図書室に集まる「依頼」(いわゆるクエスト)をこなしていくことで物語の季節が進んでいきます。

主人公は、なぜかいきなり冒険者養成学園の初代生徒会長に就任する(させられる?)ことになります。どうやら、ご学友の方々が勝手に立候補の用紙を提出してしまったみたいです。まぁ、あって損する権力なんてそうそう無いし、ここはありがたく生徒会長の座を頂いておきましょう(笑)。

そしてここからしばらくは、学園の施設に関するレクチャーやチュートリアルが続きます。メッセージウインドウの説明、学校内には教室や職員室、保健室に購買、そして図書室などの施設があること、そしてそれらはすべて冒険のために必要であることが教えられます。あ、途中ではプレイヤーの心強い味方となる先生や、後々依頼などで会うことになる学生たちも登場するので、彼らの顔も覚えておきましょう。

でも、ホント本作のキャラクターは可愛いんですよねぇ。小さくてぷにぷにした感じが好きな人なら、たぶん確実に気に入ると思ってしまいます。アヤメ先生、らぶ。

それと、学園は3階建てになっていて、意外と教室もたくさんあります。最初はどこに何があるか覚えるのが大変かもしれませんが、移動自体は□ボタン1発で階移動などが行えるので、色々と動いているうちにすんなり覚えちゃうでしょう。

まずはプレイヤーキャラクターを作ってみよう!

「ととモノ。」シリーズといえば、やっぱりプレイヤーキャラクター作成。主人公をどんなキャラクターにするか、序盤で一番楽しみ、かつ悩ましい部分かもしれませんね!今回も数十分悩んだ結果、結局は「やっぱり猫耳だよね!」という安易な理由から、種族は「フェルパー」に決定。

フェルパーたんは、先祖に猫の血を持つと言われているようで、ぴょこっと可愛らし猫耳が特徴的。公式キャラクターイラストでは日本刀のような武器を手にしていますが、ステータス的には多少運が低い以外は、非常にバランスのとれた種族です。そして猫耳です。

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名前は「げーまーたん」にして、あとは性別や顔のタイプ、髪の色やメガネの有無などを決定します。そして最後に、これまた悩むのが「学科」の選択。本作では学園モノらしくキャラクターごとに「学科」を選択できます。

ちょっとだけわかりづらいのですが、簡単に言うと「種族」がそのキャラクターの基本的な能力値を決めるもので、学科は誰もが覚えられて変更も可能な、いわゆる「ジョブ」のようなものでしょうか。もちろん、種族によって得手不得手があるため、力の弱い種族に今回選んだような両の拳で敵を粉砕する「ビースト」のような学科を選ばせても、あまりいいことはないかも…しれません。

って、こんな可愛らしい猫耳メガネっ娘が拳で殴りあうとか、ちょっといろんな意味でキュンとしません?

ちなみにキャラクターを作成する際には、ランダムでボーナスポイント(BP)が付加されます。このBPは自由にステータスに振り分けることができるのですが、「ととモノ。」といえば、このBPにどれだけ高い数値をだせるか!ですよね。高い数値が出るまで、キャラクター作成ボタンを押し続ける!伝統です(?)。

で、何度も試してみたところ、今回のプレイでの最高値は27でした。やっぱり初期ステータスが高いほうが冒険もラクになるので、ここはこだわりたいところですよね!果たして上限がどれくらいの数値なのかはわかりませんが、皆さんもこの数値にはこだわって、さらに高いポイントをだしてみてくださいね。

キャラを作ったらさっそく依頼を受けてみよう!

無事にキャラクター作成が完了したら、学園の中を散策しつつ図書室に向かいましょう。図書室は、本作でも重要な施設の1つ。ここで学園内から集まる「依頼」を選んで解決することが、物語を進めることにつながります。

ということで、図書室を覗いてみると、まず最初は3つの依頼が。ここは早くダンジョンへと向かってみたいので、コゴロウ先生からの依頼「はじめての討伐」を選択してみました。

内容を確認してコゴロウ先生のところへ行くと、「ダンジョン・深緑プリミットでグラシーダーを倒してこい!オリャー!」と言われます。オリャーと言ったかどうだかは正直忘れましたが、コゴロウ先生は非常にアツくてむさ苦しい先生です。いわゆる体育教師?いい先生なんですけどね。アツいです。

では、学園の玄関から記念すべき最初のダンジョンに出発!「深緑プリミット」は学園からほど近くにある森ですが、下のスクリーンショットを見て分かる通り難易度は低めです。ダンジョンの歩き方や戦闘の基礎などを学ぶには最適ですね。それと、基本的にダンジョンは選択するだけでその場まで行けるので、煩わしい移動は発生しません。この辺はサクサク進んで、嬉しいところです。

歩きまわって戦って、ダンジョンと戦闘の基本をチェック!

「深緑プリミット」に入ると、どうやら他にもコゴロウ先生から依頼を受けた学生さんたちがいるみたいです。彼女たちと一緒に進むのかな?とも思ったのですが、ここは別々に動くみたい。では、他の学生さんに負けないようにれっつらごー。

さて、ダンジョン内での移動ですが、基本はアナログキーで移動、十字ボタンの左右で視点を左右に動かし、上下で視点の高さを変えられます。なので、移動中に視点をグリグリ変えたい人は、いわゆる某ハンティングアクションゲーム特有のPSPの持ち方がいいんじゃないかなと思います。自分は、自然とそうなってました。

また、道中には目に見える宝箱も落ちているのですが、近づくと虫メガネアイコンの出る場所もたまにあります。ここでも宝箱同様にアイテムなどが手に入るので、怪しい場所には積極的に近づいてみましょう。ダンジョンから一気に学園に帰るアイテムとか、見つかると嬉しいんですよね~。

おっと、さっそくモンスターと遭遇です。まだまだ冒険序盤のため、出てくるモンスターもクセのない、弱っちいやつらばかりです。とりあえずはまだ「学科」ごとに覚えられるスキルも覚えていないので、ひたすら殴ってみます。

そんな時にありがたいのが、オート戦闘。「物理限定」「攻撃主体」「回復重視」「全力全開」の4つのパターンから選択すると、そのロジックに従ってオートで戦闘を進めてくれちゃうんです。これがかなりラクチン。冒険も進んでもっともっと戦略が必要になるとそうも行かなくなるんでしょうけど、序盤ではこのオート戦闘のお陰で、かなり冒険がサクサク進むんじゃないかなと思いますね。

そして、このオート戦闘に拍車をかけて、さらに冒険をサクサク進められる禁断のボタンが!Rボタン!って、少々大げさですが、これを一度押し続けると、なんと戦闘が超高速で進み、序盤の戦闘なら10秒程度で終わります。正直言うと、キャラクターたちが何をしたのかも確認出来ないくらい速いです。

少しでも敵が強い時は若干心配ですが、「ここならもう負けないぜ!」というくらいのレベル差があるなら、この超高速戦闘は非常に便利じゃないかなと。

戦闘が無事終了すると、リザルト画面です。ここでは経験値の他に、「学科」の習熟度も獲得できます。この習熟度によって、学科特有のスキルを覚えていくんですね。ちょっと驚いたのは、序盤ながらもガンガン習熟度が獲得できて、スキルもバンバン覚えます。え、こんなに覚えていいの?ってくらい覚えるので、最初はスキルの効果を覚えるのも大変だったり(笑)。

でも、学科は他にもたくさーーーんあるので、もし全学科制覇するなら、これくらいのバランスでいいのかな?今後確かめてみたいかも。

さて、森の中ではイベントが発生するポイントに「?」マークがあります。近づくことでさまざまなイベントが発生するのですが、今回は討伐クエスト。コゴロウ先生に倒してこいと言われた、グラシーダーの群れの登場です!

とは言え、ここまでの戦闘で意外とレベルの上がったパーティは、心配なく勝利!無事に依頼を達成するのでした。

それと、戦闘では画面左上に行動順が表示されるのですが、上手く攻撃をつなげることでコンボが発生します。このコンボの繋がりぐあいによって、獲得経験値が増えるので、狙える時は常にコンボを狙って行きましょう!

依頼完了!先生は愛情たっぷりで迎えてくれましたとさ

それでは、依頼を終えて学園に戻り、コゴロウ先生に報告です。「センセー!やったよ!初めての討伐、完了したよ!」

……ふむ。確かに誰しもお願いを聞いてくれた人には好感を抱くのは当然でしょう。でも、でもね「親密になった」って!いいの!?先生と親密になっていいの!?などとちょっと思いましたが、まぁハートまでフワフワさせてくれたコゴロウ先生です。今後は力強い仲間になってくれるのでしょう!

ちなみに、他のキャラクターたちの依頼を完了したり、会話中の選択肢などの選び方によっても、さまざまな場面で親密度は上下します。この親密度によっては…おっと、ここから先は、皆さん自身で確認してみてくださいな。

その他のシステムもチェック!

さて、今回のプレイレポートではあまり触れられませんでしたが、本作にはまだまださまざまなシステムが登場します。例えば「錬成」システム。これは、既存の武器にアイテムを合成して、上位の武器などを作り出せるというもの。もちろん防具やアクセサリー類でも可能です。

序盤ではなかなか必要素材が揃わなくて既成品の装備に頼ることが多いと思いますが、後半はガンガン錬成を行なって、質の良いアイテムを手に入れましょう!ちなみに、錬成はアイテムの販売も行なっている「購買部」で実行できますよ!

その他にも、主人公以外に作成したキャラクターたちを、教室でどのように席配置を行うかで親密度が変化したり、さらに注目なのが「相性」システム。これはパーティ参加キャラクター同士の相性を、プレイヤーが決められると言うもの。

例えば、今回はパーティ全員を女の子にしたわけですが…まぁ、だってキャラクター、みんな可愛いんだもん。そんな話はさておき、例えば女の子3人で全員が互いを好きあってる!なんて、ちょっとゆりゆりな相性にも出来たりします。もちろん「嫌い」や「苦手」などの負の感情も設定可能ですよ。

そして、その相性次第ではさまざまなスキルが発動することも!これは本当に奥が深いシステムなので、ここでは語りきれない部分もあるので、ぜひこちらも皆さん自身で試してみてください。

パーティ内での色々な感情を妄想しつつ、脳内ストーリーを展開する。そんな遊び方も、学園を題材にした「ととモノ。」シリーズ、そして「刻の学園」の醍醐味じゃないでしょうか。

まとめ

最後に、簡単にプレイしてみた感想をお伝えします。まず、今回のプレイは序盤だけでしたが、序盤はまったくストレスなく、非常にサクサク進みます。また、スキルなども覚えまくるので、その辺も色々と試すこともできます。

序盤はそれだけで進められるので、スキルやコンボを楽しみつつ、のんびりとお話を楽しみましょう。

そして、中盤~後半は、今回このレポートではお伝えしきれなかった、本作の「奥深い」システムを存分に利用するのがいいでしょう。錬成や相性システムなどは、序盤ではまったく必要ないことを考えると、おそらく中盤以降で必ず必要になってくるのだと思います。

その辺、非常にバランスのとれたというか、開発陣の意図を感じる序盤の構成だったと思います。

あとは、とにかくキャラクターの3Dモデリングがかわいい!公式イラストも十分可愛らしいのですが、3Dモデリングならではの可愛らしさというか……アクワイアさん、これ、ちょっとフィギュア作ってください、わりと本気で。編集部の机に全キャラのフィギュア並べたいー!

というわけで、「新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園」は、2012年7月19日発売です。お店で見かけた方は、ぜひ。

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※画面は開発中のものです。

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この記事のゲーム情報

機種
PSP
プラットフォーム
パッケージ
OS
会社
アクワイア
シリーズ
剣と魔法と学園モノ。
ジャンル
RPG
テーマ
学園
公式サイト
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  • Figgy
  • プリコネR特集
  • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト

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