バンダイナムコゲームスは、2012年11月1日に発売予定のPS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア2」において、登場キャラクターや戦闘システムの続報、新キャラクターが関わる新システム「借金返済」の情報を公開した。
目次
パーティキャラクターとして登場するアルヴィンとレイア
アルヴィン
性別:男性
年齢:27歳
身長:182cm
戦闘タイプ:銃剣士
武器:両刃大剣+銃
CV:杉田 智和
「ウソつきたくないんだよ。もう」
エレンピオスとリーゼ・マクシア、両国にツテを持った商人。本名はアルフレド・ヴィント・スヴェント。エレンピオス名家の子息にして、傭兵、かつテロ組織アルクノアのスパイという複雑な経歴を持つ。
現在は、ビジネスパートナーのユルゲンスと始めた新しい商売を軌道に乗せるべく奮闘中。今までの逃避的な生き方を見つめ直し、自分の手で本当の居場所をつくり出そうとしている。そのため、以前に比べて無理のない素の一面を多く見せるようになっているが、人と本音で向き合わなくてはならない機会が増え、人間関係の面で壁にぶつかっている模様。
レイア・ロランド
性別:女性
年齢:16歳
身長:158.5cm
戦闘タイプ:棍術使い
武器:棍
CV:早見 沙織
「真実を追求する誇りある仕事なんだから」
怖いもの知らずのジュードの幼馴染。 明るく元気で何事にも前向きな頑張り屋。看護師見習いをやめた後、本人としては考えに考えぬいた末、エレンピオスへの「自分探しの旅」を決意。そこで、ひょんなことから新聞記者という仕事に魅入られる。
現在はエレンピオスのマイナーな新聞社で、見習い記者として修行中。やる気はあるものの、いまいち結果が出せず、この頃焦りを感じ始めている。 そろそろ自分も大人っぽくならなきゃと、ひそかにおしゃれを研究中。
物語に関わるキーキャラクターたち
ユリウス・ウィル・クルスニク
性別:男性
年齢:28歳
身長:180cm
戦闘タイプ:剣士
武器:双剣
CV:大川 透
「ルドガー……俺を信じてくれ」
ルドガーの兄で、クランスピア社の特殊戦闘部門における看板エージェント。クランスピア社はエレンピオス有数の総合企業で、エージェントとは、その各部門で認められたエリート社員である。
責任感が強く面倒見が良い性格だが、ルドガーに対しては、思いやるがゆえに少々口うるさくなってしまう傾向がある。ルドガーのつくるものなら何でも喜んで食べるが、特にトマト料理が大好物。
機嫌のいい時には、幼いルドガーを子守する時に歌った「ある歌」をハミングするクセがある。ルドガーの初出勤日に起こった事件をきっかけに、行方不明となってしまう。
ノヴァ
性別:女性
年齢:20歳
CV:佐藤 聡美
「ビミョーに返済サボってない?
マメじゃない男子はもてないよー」
おしゃれが大好きな、ルドガーの元同級生。クランスピア社の系列銀行に勤務しており、借金を負ったルドガーの返済窓口になる。高収入のアルバイトなども斡旋してくれるが、どんなツテを持っているのかは謎に包まれている。
以前ユリウスの追っかけをしていたこともあり、ユリウス、ルドガーとは気心の知れた間柄。いつも賑やかで明るいが、時折さらっと物騒なことを言ったりもする。
「テイルズ オブ エクシリア2」の世界における重要なキーワード
エージェント
クランスピア社の各分野におけるエキスパート社員。エレンピオスの若者にとっては、憧れの職業。
GHS(ジーエイチエス)
黒匣を利用した遠隔通話装置。いわゆる携帯電話のようなもの。離れた場所から、様々なデータのやりとりができる。近年急速に普及している。
カナンの地
たどり着けば、なんでも願いが叶うとされる伝説の場所。古文書では魂の循環を司る精霊が棲んでいるといわれ、賢者クルスニクがたどりつく場所とされている。
キャラクターごとに異なる戦闘の「特性」
本作では、主人公・ルドガーの「ウェポンシフト」をはじめ、各キャラクターが「特性」と呼ばれる特別な戦闘能力を持っているぞ。今回は、前作をプレイしていた人には馴染み深いアルヴィンとレイアの特性を紹介!
アルヴィンの特性「チャージ」
アルヴィンは、右手の大剣と左手の銃を合体させることで「チャージ技」を使うことができる。技を発動した後、ボタンを押しっぱなしにすると武器が合体し、チャージ状態となるのだ。この状態で技を出すと、例えば「瞬迅剣」であれば「瞬迅剣・砲牙」に変化するなど、アルヴィンの技がすべてチャージ技に変化するぞ。
一回のチャージにつきチャージ技は一度しか使えないが、スキルによって能力を拡張させることもできる。また、チャージしながら攻撃できる武身技もあるので、連携にチャージ技を組み込ませることも可能だ。ただし、チャージ技発動後にチャージは解除されるので、その点も覚えておこう。
レイアの特性「活伸棍術(かっしんこんじゅつ)」
敵の攻撃をバックステップで回避すると、レイアの持つ棍が光り、一定時間長くなる。攻撃の間合いが伸びるので、敵に囲まれたときなどは有利に戦えるのがポイント。スキルによって、この効果時間を延長させることもできるようになる。レイア自身も、新たな武身技も多く習得し、空中連携がより幅広いバリエーションで楽しめるキャラクターになっているぞ。
戦闘のカギを握る「共鳴」システム
前作と同じく、パーティ内の任意のキャラクターと「共鳴(リンク)」することで、2人のキャラクターをペアにして戦えるシステムが搭載されている。基本的なシステムは前作と同じだが、その内容を復習するとともに、共鳴術技(リンクアーツ)の新たな要素についても触れていこう。
リンクモード
方向キーの各方向に自分以外のキャラクターが割り当てられているので、リンクしたいキャラクターの方向にキーを入力すれば、戦闘中いつでもリンクモードに入ったり、モードを解除することができる。
リンクモードに入ると、それまで自分が操作していたキャラクターが「マスター」となり、パートナー(スレーヴ)と光で繋がった状態となる。その間、パートナーはマスターの動きに合わせ、同じ敵を挟み撃ちにしたり、連続攻撃を受けているマスターをかばうといった行動を取ってくれる。誰とリンクするかによっては、固有のサポート能力が働いたり、ほかにも色々な効果が発動するぞ。
共鳴時の作戦指示
共鳴モードの状態で、共鳴しているキャラクターの方向に再度方向キーを入力することで、パートナーに行動指示を出すこともできる。これを活用すれば、後方支援が得意なキャラクターと共鳴して自分は前線へ行き、パートナーは距離を取って術を使うといった戦い方ができるぞ。なお、共鳴時の指示は事前に「作戦」から設定してくことも可能だ。
共鳴術技(リンクアーツ)
リンクモード中、敵に攻撃をヒットさせると画面上の「共鳴術技ゲージ」が溜まっていく。このゲージを溜めることで、リンクで繋がった2人が協力して1つの術や技を発動する「共鳴術技(リンクアーツ)」を繰り出すことができる。
共鳴術技は、パートナーの組み合わせだけでなく、術・技の組み合わせによってさまざまな種類が存在するぞ。いつ、どのような状況で、誰とリンクし、どんな攻撃を行うかという多彩な戦略性があるので、戦いのスタイルも広がっていくのだ。
コモン共鳴術技
前作では、特定の術技の組み合わせでしか共鳴術技を発動できなかったが、今作では誰とでも、さらにどの術技でも、必ず「コモン共鳴術技」として共鳴術技が発動するようになっている。
起点となる術技に関係なく、ルドガーの武器の状態、キャラクターの組み合わせによって、突進系や範囲系といった複数のタイプが存在するので、実際にいろいろと試してみるのがいいだろう。
ユニーク共鳴術技
特定のキャラクター同士が特定の術技の組み合わせによって発動する、前作で使用可能だった共鳴術技は、今作でいう「ユニーク共鳴術技」にあたる。見た目も派手で強力なものが多く、攻撃だけでなく回復や支援を行う共鳴術技も存在するので、戦闘でうまく活用していきたい。
共鳴術技ゲージ
共鳴術技ゲージは、リンクモード中に敵を攻撃すると溜まっていくというもの。ゲージは5段階あり、ゲージが1~5の各段階まで溜まった際に共鳴術技を出すことができる。
ゲージはパーティ内で共有して1本なので、作戦で設定してプレイヤーが操作していないオートキャラクター同士でもリンクを行うようにすれば、その分ゲージが溜まるのも早くなるぞ。
共鳴術技の発動方法
共鳴術技ゲージが1~5のどこかの段階まで溜まった際、ゲージが点滅状態になる。このとき、操作キャラ(マスターキャラ)が任意の術技を繰り出すと、一定時間、金もしくは銀の「共鳴術技アイコン」が出現する。そして共鳴術技アイコンが表示されている間に「R2ボタン」を押すと、共鳴術技が発動するのだ。
リンクパートナーとユニーク共鳴術技が発動する術技だった場合は金色のアイコンが、そうでなかった場合は銀色のアイコンが表示されるので、コモン共鳴術技なのかユニーク共鳴術技なのか判別できる。
なお、アイコンが表示されても「R2ボタン」を押さない限り共鳴術技は発動しないので、好きなタイミングで使うことができる。さらに、共鳴術技を出してもゲージが減るわけではなく、次の段階に向けて溜まっていくので、積極的に使っていくのもいいだろう。
共鳴術技の例
ルドガーとレイアのユニーク共鳴術技
ルドガーの「ソート・ラルデ」とレイアの「円閃打」で発動する「円閃襲落」。レイアが敵を打ち上げ、ルドガーが打ち落とす連携プレイ技。
ルドガーとアルヴィンのユニーク共鳴術技
ルドガーの「ラピッドレンジ」とアルヴィンの「ヴァリアブルトリガー」で発動する「モータルファイア」。一体の敵に対して、二人で集中砲火を浴びせる技。
コモン共鳴術技
発動術技がユニーク共鳴術技につながらない術技だった場合、コモン共鳴術技が発動する。ルドガーがマスターだった場合、その時の武器の状態によって、発動するコモン共鳴術技が異なってくる。
シナリオ進行にも関わる「借金返済」システム
エルと共に事件に巻き込まれたルドガーは、多額の借金を背負うことになってしまう。本作の舞台・エレンピオスでは、個人情報が「GHS」という携帯小型端末で管理されており、高額債務者は「GHS」によって所在を追跡される。逃走防止のために移動手段も制限されているので、最初は行動範囲が限られてしまうのだ。
そのためルドガーは、ゲーム中を通してこの借金を返済していくこととなる。そして借金を返済していくと、徐々に制限は解除され、行動範囲が広がっていく。
所持ガルドが一定金額に達するごとに、返済窓口の「ノヴァ」から督促の連絡が入り、このときに返済する金額を任意に決めることができる。返済せずにガルドを大量に貯め続けることも可能だが、その場合、強制徴収されることもあるぞ。
返済金額が一定値に達するとエリアごとにかかっている移動制限が解除され、行ける場所が増えていくので、計画的に返済していこう。
お金を稼ぐのに重要な「クエスト」
クランスピア社が経営する人材派遣会社では、「クエスト」と呼ばれる依頼を仲介してくれる。そして各街にいる仲介人を通して契約を結ぶことで、クエストを受注できる。
クエストの目的を達成して報告すると、報酬のガルド(お金)と「勲功ポイント」を得ることができ、勲功ポイントがたまると「称号」が取得できる。位の高い称号を取得すると、高難度のクエストを受注できるようになるぞ。借金を抱えているルドガーにとっては、報酬としてガルドを得られるクエストが返済の重要な手段となってくるのだ。
もちろん、ガルドを得る方法はクエスト以外にも存在するぞ。それらの方法については、続報に期待!
戦闘を盛り上げてくれる「ファイティングチャット」
戦闘中に交わされるキャラクターたちの臨場感あふれる会話は、前作に引き続きファイティングチャットで表現されているぞ。仲間同士の会話はもちろん、重要な戦いでは、敵との会話もファイティングチャットで繰り広げられる。これらのフェイスグラフィックは、全てufotableの描き下ろし!
また、戦闘には参加しないエルだが、ファイティングチャットには登場するぞ。仲間たちに声をかけたり応援してくれるので、彼女のセリフも楽しみにしていよう。