日本一ソフトウェアより2012年8月23日に発売されるPS Vita用ソフト「特殊報道部」では、特殊現象を扱った番組を作るクルーたちの物語が描かれる。ここでは、彼らの番組制作の過程や彼らが直面する特殊現象を3回に分けて紹介する。
Gamer特派員が特殊報道部に潜入取材を敢行。前回は“トクホウ”を制作するクルーたちにフォーカスしたが、今回はそのクルーたちが一体どのような過程で番組を作り上げていくのかを追った。
“トクホウ”が完成するまでを紹介!
取材
特殊報道部のクルーたちは、常日頃からカメラやボイスレコーダーを携えており、日常の中に潜む超常現象を見逃さないようにしている。中には超常現象の発生が疑われるような現場に自ら赴いての過酷なロケもあるようだが、スタッフたちは機材を手に、積極的に取材を行なっていく。
そうした取材の結果として得られた、いくつかの手がかりをもとに超常現象の謎を追い求める“検証”を行なっていくのだ。
検証
取材を行ったクルーたちは、超常現象を追うなかで得た動画や写真、音声といった素材を検証し、さらなる情報を探っていく。人間の五感のみでは見落としがちな要素を、改めてチェックすることで浮き彫りにしていくということだろうか。
そうする中で徐々に現在起こっている出来事の本質に近づいていき、番組を放送する上での骨格となる“企画”を固めていく。
企画
もちろん、トクホウのクルーたちは、ただ闇雲に事件を追うわけではなく、どういったかたちで放送するかを想定して超常現象を取材する。しかしながら、取材や検証の中で、思わぬかたちで別の切り口が見つかることがあるようだ。
そうした複数のアプローチから生まれた企画書は、それぞれに違った番組内容で構築されている。その中からトクホウのクルーが視聴者に一番伝えたいかたちで、“収録”を迎えることになる。
収録
“トクホウ”の番組を進めるのは、尾張TVの人気アナウンサー・村瀬知華。収録時には彼女の話に合わせて、スタジオのモニターに証拠となるVTRや音声を送り出すのもスタッフの役目だ。
そうして作り上げた番組が視聴者の目に留まることにより、視聴率というかたちで反映され、“トクホウ”という番組の評価へとつながっていく。視聴者に真実を届けるいい番組作りをするため、彼らは日夜、超常現象に立ち向かっているのだ。
超常現象という一見するととても信じられない事象を、彼らは彼らなりの視点で視聴者に伝えようとしているのが、今回の内容からわかっていただけただろうか。次回は実際に特派員がクルーを追っていく中で体験した超常現象の数々に触れていきたいと思う。