ロックスター・ゲームスは、2012年9月6日に発売を予定しているPS3/Xbox 360「マックス・ペイン3」について、メディア向けにシングルプレイとマルチプレイを楽しめるメディア向け体験会を実施した。

目次
  1. 「マックス・ペイン3」とは?
  2. シングルプレイゲームモード
  3. マルチプレイゲームモード

「マックス・ペイン3」とは?

本作では、トラウマとなった過去の記憶に苦しめられながらも、マックスはブラジルのサンパウロで裕福な実業家一家のボディガードを引き受ける。ほどなくして、その一家がギャングに狙われ、マックスは彼らを護るためにギャングと対峙することに。過去の汚名を返上し、長い間彼を苦しめ続けてきた悪夢から解放されるため、今再び、マックスの戦いが始まる。

本作は、これまでシリーズを制作してきたRemedy Entertainment社(レメディー・エンターテインメント)が「マックス・ペイン2」までに作り上げたものを世界中のロックスター・ゲームスの制作チームが引き継ぎ、スタジオの枠を越えたコラボレーションによって制作されている。

最新版のNaturalMotion(ナチュラル・モーション)物理エンジンとさらに進化を遂げたロックスター・ゲームス独自のロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン(略:RAGE)を利用することで、最新のテクノロジーによるシームレスで映画のようなアクションシーンを実現。

その結果、武器の種類がさらに豊富に、かつリアルになり、自動カバーシステムやさらに熟成されたバレットタイムのシステムなど、ゲームプレイが格段に向上している。

シングルプレイゲームモード

本作のシングルプレイでは、今までのシリーズを体験したことのないプレイヤーでも楽しめるように、主人公「マックス」が古巣のニューヨークから、新天地ブラジルに至るまでの重要なイベントを、時系列に拘らないフラッシュバック形式で描いているのが特徴。イベントシーンではさすがの映画的手法で魅せるマックスの渋さと登場人物のキャラの濃さ、そしてセクシーな女性たち…。

アクションシーン(自分でキャラクターを自由に操作できる箇所)をプレイしてみて、一番最初に感じたのが、結構シビアな操作感。カジュアルなシューターゲームのように、どこでもオートマチックに照準が合うことはなく、自力で頑張るしかない。その間にギャングたちもリアルタイムにそこら中から襲ってくる。減ってしまった体力はアイテム「ペイン・キラー」を飲むことで回復する。

しかし!その難易度をカバーしてくれるアクションも搭載されているのが本作の魅力なのだ。「バレットタイム・メーター」が溜まると使える「バレットタイム」はスローモーションで複数の敵を相手にすることができる。「シュートドッジ」はスローモーションで横っ飛びしながら隠れた場所から敵を狙い撃ちできる。

さらに、各ステージのクライマックスに自動で発動する「マックス・ペイン・モーメント」では決定的な瞬間をじっくり見ることもでき、映画のような特殊な演出も体験可能。また、特定のエリアや敵の集団攻撃などのクライマックスに発動する「ファイナル・キルカメラ」では、最後の敵にどうやってトドメを刺したのかを確認できる。クールに殲滅しようぜ。

マルチプレイゲームモード

本作のマルチプレイでは、最大5種類の装備を設定でき、カスタマイズすれば、各戦闘に対応した多種多様な「武器」「バースト」「アイテム」「投てき武器」を揃え、自分のプレイスタイルに合わせることが可能。強力で戦略的な自分だけの装備を設定して切り替えて戦おう。

チームデスマッチ

マルチプレイではお馴染みのチームデスマッチ。その名の通りチームに分かれて敵を殺し合う初心者にも分かりやすいモードだ。シングルプレイと操作方法は同じで、武器にはグレネードも登場する。参加する人数によって使用するマップが自動的に選定されるので「人が少ないのに広大なマップで敵にいつまでも会えない」といった心配もナシ。発売後すぐに遊べるマップは8種類、初回特典限定のマップもあり。

デスマッチでは「同じプレイヤー」に殺されまくると、リスポーン選択画面に「リベンジ」ボタンが出現、これを押してリスポーンすると自分を殺しまくった相手にマークが付き、見事そのプレイヤーをキルすればなんと経験値が2~3倍獲得できるのだ。

また、やっかいなのが「バースト」と呼ばれる特殊能力。敵味方ともに「アドレナリン・メーター」をためることで使えるようになるが、火力を強化できる「ハッピートリガー」や銃弾を避けやすくなる「バレットタイム」は自分のタイミングで使えるが、「スニーキー」は敵側のレーダーを味方として表示する、使われると非常に煩わしい。特に乱戦状態でスニーキーを発動されると目も当てられないのだ…。

ちなみに今回使用したキャラクターの中には、2012年1月14日まで実施されていた、マルチプレイモードに登場する8人のギャングメンバーになれる「マルチプレイ・ツイッター・キャスティング・キャンペーン」の当選者のアバターも登場していたぞ。

ペイン・キラー

「ペイン・キラー」では、協力プレイと対戦プレイが組み合わさったモード。各プレイヤーにはオンラインで主人公「マックス・ペイン」としてプレイできるチャンスが与えられる。最初は互いに孤立した状態でゲームが開始され、最初にキルを達成したプレイヤーがマックス・ペイン、2番目にキルを達成したプレイヤーがパートナーの「ラウール・パソス」となる。

この2人はただちに同盟関係を結んで協力し合い、あらゆる装備を活用して敵から身を守りつつ、できるだけ多くのポイント(キル数)を稼がなければならない。マックスやパソスが倒されるたびに、彼らに最も弾を命中させたプレイヤーがマックスとパソスの役を引き継ぎ、圧倒的な数の敵と戦うのだ。

ギャングウォーズ

「ギャング・ウォーズ」では、本作のマルチプレイでコアとなるモード。「マックス・ペイン」の世界を拡張したこのモードでは、各プレイヤーがシングルプレイに登場したマックスの敵、すなわちニューヨークやブラジルのサンパウロを縄張りとするギャングになれる。

マルチプレイの各マッチは、シングルプレイのストーリーイベントを起点としており、各ラウンドのダイナミックに変化する目標は、前のラウンドの結果に応じて分岐し、見事に描かれたモーションコミックのシネマティックなカットシーンがリアルタイムで挿入され、それぞれのストーリーをリンクさせる。

「スナッチ」と「ボムダベース」のモードでは落ちているアイテムをかき集めている最中に、同じギャングのメンバーが爆弾を仕掛ける、または敵が仕掛けた爆弾を取り除くなど、連係プレイがかなり重要となる。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • プレイレポート