コナミデジタルエンタテインメントは、8月30日東京ミッドタウンホールにて開催された「METALGEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」において、PS3/Xbox 360「メタルギア ライジング リベンジェンス」実機プレイやFOX ENGINEで現在開発されている作品を公開した。
PS3/Xbox 360「メタルギア ライジング リベンジェンス」実機プレイを披露
gamescomで公開された新トレーラー上映の後に登壇したのは、コナミデジタルエンタテインメント クリエイティブプロデューサー「是角 有二」氏と、開発を手がけるプラチナゲームズ プロデューサー「稲葉 敦志」氏とディレクター「齋藤 健治」氏。
本作の制作としてたずさわることになったことに関して、開発チーム全体で夢のようだと感じていたと話す是角氏は、何より自分たちが本作の開発に関して楽しんで作っていることを明かしていた。担当声優は、「雷電」を堀内賢雄さん、「サムエル・ホドリゲス」を平田広明さん、「LQ-84i」を細谷佳正さん、そして情報は公開されていない謎の女性は井上喜久子さんが担当する。
世界のゲームショウで使用されたビルドで実機デモプレイ
アメリカ「E3 2012」やドイツ「gamescom」など世界のゲームショウですでにたくさんの来場者が楽しんだビルドを使用して、実機でもプレイが実施。
本作では、時代設定を「メタルギア ソリッド 4」の数年後に変更し、主人公である“雷電”は、巨大な無人機をも一刀両断する高周波ブレードを装備したサイボーグなのだ。ステルスとアクションの両立を目指していたゲーム性も、アクションの壮快感に焦点を絞った、よりアグレッシブなものへと変貌を遂げている。
実機プレイでは、雷電の豪快なアクションと、フィールドに存在するオブジェクトを好きなように切り刻むことができる「自由斬撃」などをじっくりと披露。リアルタイムで演算処理を施している。切り刻んだオブジェクトを敵にぶつけてまとめて倒すことも可能。相手の攻撃を受ける「シノギ」は、次の攻撃のチャンスを生んでくれる。
また、敵の死角から襲いかかって一撃で倒す「ステルスキル」も豪快で爽快。単純に斬りまくるだけでなく、コントローラを握った手に伝わる刀の感触や、切った際の刀の重たさなども感じるように開発されているようだ。「月光」などゲーム内に登場するメカなども「メタルギア」シリーズでおなじみのキャラクターになっている。
雷電の武器のメインは刀だが、サブウェポンとしてロケットランチャーなどを扱うこともできる。また画像はお見せできないのだが、巨大なメカ「メタルギアRAY」も登場。改造されてしまったメタルギアRAYは巨大な腕が刀になっており、大量のミサイルも放ってくる。このメタルギアRAYを見た時に小島監督は爆笑したらしい。
FOX ENGINEで開発中のタイトルがデモプレイ!
「METALGEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」の最後の最後で登場した、FOX ENGINEで開発中のタイトルがなんとデモプレイで披露された。プレス関係者を含め、撮影・録音・メモ取りなどすべてが禁止の厳戒態勢で公開されたゲームには、なんと崖を登るスネークの姿が。雨の中で作戦行動中の兵士の服のなびき方や、濡れた姿、一挙手一投足すべてがムービーで動いているかのように見える。しかもオープンワールドとのこと。
作戦を遂行中のスネークは、ほふく前進や物陰にカバーするなど基本的な動きも可能、乗り物を奪って運転したり、サイレンサーで敵をこっそり倒すなど、シリーズを踏襲した行動は可能なようだ。小島監督によると、FOX ENGINEはほぼ完成しており、今回公開された作品はシナリオや演出などすべて監督が担当する。
さらに、小島監督は、今回のデモはPS3やXbox 360など現行機に合わせた開発をしているバージョンで、さらに次世代機を使えばもっと表現力を高くできる可能性はあると明かした。今後の展開をぜひ期待しよう。