イチオシのギャルゲーを大ボリュームで紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。第14回はサイバーフロントより2012年9月13日発売予定のPSP用ソフト「シュクレ PORTABLE」の魅力をお届け!
三度の飯よりギャルゲーが大好きな私が己の煩悩の赴くまま旬のイチオシゲームを紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。今回は、サイバーフロントさんより9月13日に発売される「シュクレ PORTABLE」を紹介しますよ!
本作は、ギャルゲーユーザーなら言わずと知れた戯画さんのカフェシリーズ「ショコラ」「パルフェ」に続く、シリーズ最新作です。キャラクターデザイン・原画には、過去2作を手がけてきたねこにゃん氏に加え、白羽奈尾氏、choco chip氏と豪華な面々が揃っていますよ!
PSP版での発売にあたり、新たなヒロイン「甲斐ふたば」が登場。さらに、シナリオの大幅追加や修正、イベントCGの追加、新規オープニングムービーの収録など、新規要素が満載です!
私個人としては、名作と言われた過去2作をプレイする機会には恵まれませんでしたが、「今作はぜひ遊んでみたい!」ということで、今回はプレイインプレッションを交えて、本作をガッツリと紹介していきたいと思います!まずは、本作のあらすじや舞台設定、キャラクターをチェック!
あらすじ
勤めていた洋食屋が潰れてしまった料理好きの主人公、城島景一は幼馴染みの日下部みはるの部屋にやっかいになりながら、職を探していた。
ある日、景一はお気に入りの喫茶店「リバーライト」を訪れる。オフィス街の大通りから一つ裏通りに入ったところ。大きな川に面した小さなビルの屋上に作られた庭園の中に佇む、ちょっとレトロでおしゃれな喫茶店。
久々に訪れてみると、景一が心の師匠と仰ぐ大将がいない。出された料理はマズイ…。聞いてみると大将はひと月前に亡くなっていたのだった。
大変な状況にあるリバーライトの営業を景一は手伝うことになる。店の再建、ライバル店との競合、ヒロイン達との恋。やさしく暖かな空気に包まれ、景一とヒロインたちは成長していく。
舞台設定
庭園カフェ リバーライト外観
北河市の中央に位置する川沿いのオフィス街。表通りより一本裏に入ったところに、少し隠れるようにある三階建てのビル。大きな川を背にしたそのビルの外付け階段をあがると、そこは小さいがきれいに手入れされた英国風庭園と、テラス席のある静かで落ち着いた雰囲気のカフェ「リバーライト」がある。
リバーライト店内
店内も庭園と同じく英国風アンティークでシックに統一されており、こじんまりとしながら落ち着きと、明るさを感じさせる場所となっている。
昼間は主に近くのオフィス街のOLや付近の住人、夕方には学生なども来るようになり、夜は会社帰りのビジネスマンなども足を運ぶ。
以前のオーナー「大将」は料理がうまいことで知られており、おしゃれな店にも関わらず定食屋のように利用されていた。しかし落ち着いた店内の雰囲気と大将の気さくな人柄に惹かれ、歓談しながらゆっくりと楽しむ客も多かった。
キャラクター紹介
亜麻川 千鶴 CV:雪村 とあ
「あの…もし良かったら…ここで働いてくれませんか?」
新米店長/まじめ・けなげ・頑張り屋
庭園カフェ「リバーライト」の元オーナーの娘で現店長。父親とともに看板娘として働いていたが、父親が亡くなったことでカフェのオーナーに。途方にくれながらも店を切り盛りしてきたが店を閉めようとしていたところ、景一と出会い、スカウトする。
胸そこそこ。安産型で背が低い。大抵はお茶を好んで飲む。料理の腕前はほとんど無いが、和菓子的な物なら美味しく作ることができる。
ぽわっとした世間知らず。かよわい印象でややおっとりしたところがあるが、案外強情な面も。恋愛関係については疎く経験もないため、そういう意識自体を持っておらず、ある意味無防備な感じ。
茨木 愛 CV:中家 志穂
「いーっすよ、どうせ私は都合のいい女っすから」
店員・後輩/無愛想・付き合いがいい・嫉妬深い
景一の学園時代からの後輩で、大学も主人公と同じ。在学中。景一に誘われ、店でバイトをすることに。
ぶっきらぼうで口が悪く愛想もよくないので接客向きではないが、祖父の喫茶店で働いていた経験があり、コーヒーについては一家言ある。
先輩を先輩とも思っていない態度をとるが、不思議と付き合いはよく、憎まれ口をたたきながらも愚痴を聞いてくれたりする。自称「都合のいい女」。また平気で下ネタをかます。
綾月 芽衣夏 CV:桜川 未央
「千鶴、無事だった?今こいつ成敗するから待っててね」
ケーキ屋の娘・学園生/反発・反抗期
リバーライトの近所のケーキ屋「綾月洋菓子店」の一人娘で、学園生。リバーライトの常連で、千鶴のことを近所のやさしいお姉ちゃんと慕っており、年下だが保護者きどりで守りたいと思っている。
突然店にやってきた男、景一に対しては猜疑心をむき出しで絡んでくる。主人公に対抗して、何かと店を手伝うようになる。
天真爛漫で勝気な性格。景一に対しては基本反抗的。ボケられるとツッコミをいれずにはいられない。ノリはいい。はじめは景一に対して反抗的だが、店が上向きになっていくにつれ、次第に認めるようになっていく。
五十鈴 咲夜子 CV:かわしまりの
「よしっ、けって~い!それじゃ、お姉さんについてらっしゃい」
先輩/姉御肌・きっちり一匹狼
景一が通っていた大学の先輩。ちょっとクールな感じでセンパイ風をふかす人。景一が大学を辞めてからは疎遠になっていたが「リバーライト」で偶然の再会をすることになる。
実は駅前のチェーン店レストラン「シュトラーセ」の店長。ただし本人は店を抜け出し「リバーライト」に来ては、景一たちをからかったり、店の悪いところを指摘したりして去っていく、「リバーライト」にとってはありがたいようなそうでないような人。どうも仕事に対しての憂さ晴らしのようだが……?
景一や愛とは大学時代、同じサークルの先輩後輩の間柄。その頃から後輩いじりが好きで、景一をからかい半分にちょっと誘惑したこともあったり。
日下部 みはる CV:藤森ゆき奈
「あ~、どうしよう景ちゃ~ん……」
幼馴染み・常連客・OL/ドジっ子・おちゃめ
景一の幼馴染みで「リバーライト」の近所にある会社のOL。職を失った景一を、家事担当を条件に自分の部屋に住まわせる。
明るくのんきな性格で、お調子者。ドジなところがあり、昔から何かと景一に頼りきりになることが多く、お互い男女を意識しない兄妹のような関係になっている。そのためか、胸が大きいのを自覚しているものの、景一の前では無防備な姿をさらしたりする。
耳年増だが、恋愛関係はわりと奥手。夢見がちなところもあり、だらしない自分の面倒を見てくれる「王子様」はいないかと夢想して、景一に呆れられている。景一との関係を家族みたいなものとも割り切っているが、反面、他人が景一に近づくと張り合ってみたりする。
甲斐 ふたば CV:吉田真弓
「はっは~ん、お兄さんって実はムッツリ系だったり?」
おませな家出少女/強気で人見知りしない
景一の前に突然現れた家出少女。住む場所がなく、短い間だけでいいからご飯食べさせてください!と千鶴を泣き落として「リバーライト」で働くことになる。
時を同じくして、そこで働く景一の元に、幼い頃に出て行った母親からメールが届くようになる。どうやら少女は危険人物であり、景一を狙っているという。少女は何者で、彼とどういう関係があるのか。メールの意図は何で、本当に送信者は母親なのか。景一は彼女と同居することにし、正体を掴もうとするのだが……?
限定版の内容もチェック!
おかわりアートワークス(設定資料集)
ギャラリーはパッケージイラスト、新規CG、雑誌連載イラストなどを豊富に収録!その他に声優、原画家(白羽奈尾)、シナリオライター(如月丈助氏)のインタビューを収録しており、ファン必携の一冊です!
メガ盛りディスク(ドラマCD)
ヒロインたちのちょっと○○なハプニングを収録したドラマCD!本編のシナリオを手がけた如月丈助氏書き下ろしの全6トラック。色々な意味でギリギリの過激ワールドが展開します。
トラック内容紹介
トラック1 ぬるぬるした手が体中を這い回って ~千鶴~
芽衣夏のローション(日焼け用)テクニックに翻弄される千鶴。敏感な千鶴の姿に気をよくした芽衣夏はどんどん過激に。
トラック2 犬耳つけて裸になんて、なれないよ ~芽衣夏~
千鶴の眠れる業(カルマ)を目覚めさてしまった芽衣夏。わんわんプレイを強要され、あられもない姿になってしまい……。
トラック3 おへその穴をいじられるなんて初めて ~咲夜子~
咲夜子の穴(へそ)はテクニシャンの愛によってほじくり返されてしまう。抵抗していた咲夜子も最後はビクビクと痙攣しながら……?
トラック4 わきのお熱なんて計っちゃダメ ~みはる~
ぴったりと閉じた柔肌に無理矢理挿れられるみはる。景ちゃんにも挿れられたことないのに……。
トラック5 茨木愛のこだわりコーヒー講座
愛による真面目なコーヒー講座と思いきや、やはりラストはそっちに持っていく…!?
トラック6 こんな太くて大きいの、はいらない ~ふたば~
小学生新ヒロインふたばが黒くて太い、大きいモノをくわえさせられるが、まだ大人じゃないふたばにはキツキツで厳しかったかな……。
ひとまずゲームの基本的な情報を見ていきましたが、本作のヒロインたちはみな個性的で、どの女の子も魅力的ですよね!さてさて、次のページでは、本作のプレイインプレッションをお届けしますよ!こちらもぜひチェックしてみてください!
プレイインプレッションをお届け!
本作は、オーソドックスなアドベンチャーゲームとなっていますが、喫茶店の再建を果たすべく奮闘する共通ルートと、共通ルートを通して仲良くなった特定のヒロインとの恋模様が描かれるヒロインルートの2部構成となっています。
共通ルートでは、父の残したお店を復活させようと奮闘する千鶴とともに、後輩の愛、千鶴の幼なじみの芽衣夏らを巻き込みつつの、飲食店ならではのどこかアットホームな雰囲気で物語は進行していきます。
しかしながら、大将(千鶴の父の愛称)がいたころのお店に戻すということはとても難しく、同時にさまざまな障害が立ちふさがります。経営上の問題点や理想とのギャップなど、数々の困難を乗り越えつつ、お店をよりよいものにしていくという流れは、胸にくるものがあります。
当然ながら、ヒロインたちとの仲もその中で進展していきます。章仕立てになっている共通ルートでは、章と章の間にヒロインを選択する場面が登場し、その時に選択したヒロインのエピソードが楽しめるとともに好感度がアップします。そして、共通ルートが終わった時に好感度が一定以上かつもっとも高いヒロインとの恋愛模様が描かれることとなります。
ここでは、それまでの展開の裏返しなのか、かなり過激な場面が多数登場します。私もまだプレイ途中なのですが、思わず恥ずかしくなってしまうようなシチュエーションが満載なので、ぜひチェックしてみてください!
ちなみに、私の個人的なお気に入りは芽衣夏です。主人公との初対面は結構ひどいものですが、話していくうちに彼女なりの信念、気持ちの変化が見えてきて、それがまた胸を打つんです! …とまあ、能書きはこれぐらいにしておいて、つまりはツンデレ、ツインテ最高!
第14回、いかがだったでしょうか。意外と新鮮だったのが、芽衣夏とふたばを除いたヒロインがお酒を呑めるお年頃だということで、ゲーム内でも居酒屋に行く場面もあったりと、ギャルゲー作品の中では比較的、私ぐらいの年代の感覚に近いものがありました。
先述の通り、現在は芽衣夏ルートの途中なのですが、彼女は大人が揃うこのゲームの中で大人ぶろうとする面もあって、それもまた等身大の女の子らしくて胸がキュンキュンしちゃうわけです。とにもかくにも、早く“リバーライト”にまた顔を出したいです!
ということで、今回はここまで。次回については今月中にもう1タイトル予定していますが、今回も予定は未定ということで(笑)。頑張ってお出ししたいと思っていますので、ぜひ期待してください!
(C) GIGA (C) CYBERFRONT
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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