エレクトロニック・アーツより2012年11月15日に発売が予定されているPS3/PS Vita/Xbox 360/PC用ソフト「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」のプロデューサーにインタビューが行えたので、その様子をお伝えしよう。
PS3/PS Vita/Xbox 360/PC用ソフト「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」は、オープンワールドで構成された架空の街・フェアヘヴンシティを舞台に、自由に街中を走り回るレースゲーム。
様々な「走り」でポイントを稼ぎ、街の「モストウォンテッド(最重要手配)」を目指すことが目的となる。
シングルプレイのプレゼンテーション
インタビューに先立ち、東京ゲームショウ2012にあわせて来日した開発メーカー・Criterion Gamesのプロデューサー・Loombe氏によるプレゼンテーションが行われた。
本作はシリーズ最新作ではあるが、続編と言う位置づけではなく、まったく新しい作品として作られたタイトルだ。
オープンワールドの形式を採用したことで、ユーザーは街を気ままにドライブできるほか、いたるところに散りばめられた新たな車種を探索したり、さらにはオンラインでは他のプレイヤーとレースが行えるなど、非常に自由度の高い内容を実現している。
本作における重要な要素は、プレイヤー間で「モストウォンテッド」を目指す点だ。ドライブに関するほぼすべてのアクションが「スピードポイント」となり、このポイントを貯めることでモストウォンテッドになることができる。シングルプレイであっても、オンラインにさえ接続していればユーザー間での激しいポイント争いが発生する寸法だ。
さて、通常のレースゲームではプレイを進めることで使用できるカーラインナップが増えることが多いが、本作ではゲーム開始時からほぼすべての車種が使用可能になる。つまり、街中にある車を見つけ、乗り換えればいつでもどこでも、新たなマシンを手に入れられるのだ。
「なんで好きな車に好きなように乗れないの?」そんな純粋な疑問から、こういった仕様を取り入れたという。ここからは、今までのレースゲームにはあまり見られない、常識を打ち破るようなゲームにしたいという狙いが垣間見れた。
本作では、街中を好きなように(建物の屋根なども含めて!)ドライブすることができるのだが、当然ながら街には巡回中の警察車両が登場する。危険運転やスピード違反などを行った場合、彼らに追われることになるので、要注意だ。ただし、警察車両から逃げ切れば、それはそれでポイントゲットのチャンスになるので、モストウォンテッドを目指すのならば意図的に危険行為を行うのもよさそうだ。
シングルモードでは、オープンワールドの中に様々なレースを開始できるポイントが存在する。ここを目的地に設定したら、あとはその場所まで行けばレーススタートとなる。つまり、オープンワールドを気ままに運転しながらポイントを稼ぐのもいいし、レースがしたくなったら好きな時にレースに参加できるのだ。もちろん、レースに勝つことでもポイントは獲得できる。
また、本作における特徴として、前作PS3/Xbox 360/Wii「ニード・フォー・スピード ホット・パースート」から搭載されたオートログ機能があげられる。これは、登録してあるフレンドとのプレイ成績を常にシステム側で比較し、参加レースにおける順位付けなどがなされるというもの。フレンド表示には各個人がユーザーのアイコンとして登録した写真(画像)も反映・共有されるため、レースゲームを通じたコミュニケーションにも一役買いそうだ。
今回は、実際のレースパートでチェックポイントレースを披露してくれた。これは様々なチェックポイントを通過し、一番早くゴールに到着した人が勝利するというレースだ。ただし、レース中にもパトカーによる追跡が行われ、激しいクラッシュによりプレイヤーのマシンを制止させようとしてくる。
万が一、パトカーに止められてしまった場合はレース終了となってしまうので、レース中は最速を目指すだけでなく、パトカーとのバトルに気を配らないといけないそうだ。
といったところで、ひと通りのプレゼンテーションは終了。ここまでの話を聞き、オープンワールド要素とクローズドのレースパートを上手く一つのゲームとしてミックスし、さらにオートログ機能で常にフレンド間でモストウォンテッドを目指すモチベーションを保たせるという本作のシステムは、いわゆるレースゲームの枠を超えた、新しい遊び方を提示してくれるように感じられた。
オープンワールドとレースの両立により新たなスタイルを確立した「ニード・フォー・スピード」最新作について聞いてみた
それでは、ここからはLoombe氏へのインタビューをお届けしよう。
――「ニード・フォー・スピード」シリーズ最新作となりますが、今回ユーザーに一番注目してほしい要素は?
Loombe氏:オープンワールドとなりドライビングの自由度も上がっているますが、やはり一番は広いワールドの中で新しい車種をどんどん見つけられることだと思います。実在のスポーツカーもたくさん登場しますよ!
――その中でも特徴的な走りやプレイが行える車種は?
Loombe氏:本作では全車種の挙動や操作感が違うので一概には言えませんが、非常に小さな車種も登場しますので、遊び方に併せて好みのマシンを見つけてほしいですね。
――開発にあたって乗り越えるべきハードルなどはありましたか?
Loombe氏:オープンワールドとレースパートのバランスです。オープンワールドの中に、どのようにレースパートを織り込めば、プレイヤーに違和感を感じさせることなくその2つを楽しんでもらえるかという部分の調整には、長い時間を費やしました。
――では、オープンワールドを採用することで、ゲームとしてどう進化したと思いますか?
Loombe氏:プレイの自由度が上がりました。気ままにドライブしてもいいし、レースをしてもいい。もちろん気ままにと言っても警察に追われたりましますが(笑)。ただ、本作はオープンワールドを取り入れることで、単純なレースゲームではなくて、カーライフを総合的に楽しめるジャンルになったと思っています。
現実ではなかなか乗れないようなクルマを見つけて、ぜひドライブを楽しんでほしいですね。
――ワールドの広さはどの程度でしょうか?
Loombe氏:私達、Criterion Gamesが以前開発したPS3/Xbox 360/PC「バーンアウト パラダイス」よりも、もう少し大きいサイズです。舞台となるフェアヘヴンシティという街には、市街地や工場地帯、高速道路や海岸線が登場し、本当に街のドライブを楽しんでいるかのようなプレイができます。
――ポイントを稼ぐことでモストウォンテッドを目指すことが目標となる本作ですが、ポイントは具体的にどういった場合に獲得できますか?
Loombe氏:まずはレースに勝つこと、その他にはオープンワールドで崖などからジャンプを行い、飛距離を競うなどでもポイントが得られます。もちろん飛距離もオートログ機能でフレンドと比較されていますので、フレンドと競争することになります。
また、追跡してくるパトカーから逃げ切ることでもポイントは獲得できますし、各マシンごとにマイルストーンが設定されていて、一定の使用割合ごとにもポイントが得られます。ドライビングを楽しんでいるだけでも様々な状況でポイントが手に入りますので、ぜひ色々と試してみてください。
――本作はPS3/Xbox 360/PS Vita/PCで発売されますが、それぞれに何か違いはありますか?
Loombe氏:PS3/Xbox 360/PC版は、すべて同じ仕様です。PS Vita版だけは少し違っていて、イベントが若干多めに収録されています。また、iOSとAndroidにも対応する予定です。
――では、最後に日本のユーザーにコメントをお願いします。
Loombe氏:今まで以上に自由なドライビングができるタイトルになりましたので、ぜひプレイヤーの皆さんそれぞれが、自分だけの遊び方を見つけて、モストウォンテッドを目指してみてください。
――ありがとうございました。
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※画面は開発中のものです。
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