ディースリー・パブリッシャーは、9月20日から23日まで幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2012」にて、PS3/Xbox 360用ソフト「地球防衛軍4」のメディアブリーフィングを開催した。

岡島信幸氏
岡島信幸氏

会場には本作のプロデューサーである岡島信幸氏が登場してゲームの紹介を行った。そこではまず、本作は前作「地球防衛軍3」のエンディングから8年後の世界が舞台となっており、一度倒したはずの巨大生物が再び地底から出現したところから物語が始まると述べた。

巨大生物が再度出現するまでの間に、巨大生物に異変が起きており、今作ではアリが進化しているという。これまでは噛み付いたりお尻から酸を出す攻撃をしてきていたが、今回は兵士や一般人を捕食ようと噛み付いた後、ブンブンと振り回し、ボロ雑巾のように地面やビルに向かってぶん投げてくるのだ。岡島氏は“鬼畜の所業”のようだと話しており「実際にプレイしてもらえれば、あのアリがこんなに強く、怖くなったのか驚愕してもらえると思います」とコメント。

新種の敵も登場するようで、レタリウスというクモが存在する。これまでにもクモ型の巨大生物は登場していたが、今作ではビルの合間などに巣を貼り、EDF隊員や一般人を捕らえて捕食しようとするのだ。ほかにも詳細は不明ながら、新型のガンシップも登場するとのこと。ステージのモニターに映しだされた画面にはレーザーのような攻撃が確認できたので、遠距離からの攻撃を仕掛けてくるのだろう。

さらに、異星人・フォーリナーのテクノロジーによって作り出されたロボット「ヘクトル」も登場することが判明。ヘクトルは両手が土管のような大砲になったタイプだけでなく、両手のアタッチメントが異なる複数タイプが存在するようで、なかには盾を持った種類がいるとのこと。岡島氏は「ただでさえ硬いヘクトルがさらに盾を持つという、まさに絶望が味わえます」と話していた。

直接攻撃は仕掛けてこないが、巨大生物を地上に送り出す輸送船キャリアーと呼ばれる船も出現する。地表に落ちてきた巨大生物に気を取られているだけでなく、輸送船を倒さないといつまで経っても倒しきれないという。

プレイヤーが操作できるキャラクターについては、陸戦歩兵のレンジャーと、空を飛べるのが特徴のウイングダイバーの2種類が存在する。本作には100種類を超える武器が登場するが、レンジャーはそのうち実弾系の武器をほぼ全て装備することが可能とのこと。また、前作と比べてフォルムがだいぶ精悍になっているのもポイント。

そして女性兵士・ウイングダイバーは、「地球防衛軍」の「1」と「2」に登場したペイルウイングと似た存在だ。兵士にしてはやや露出が高めだが、これについて岡島氏は「空を飛ぶためか装甲は薄め。お約束かもしれませんが、装甲は薄めです」と大事なことなので2回繰り返し、女性兵士の魅力をアピールした。その一方で、前作から年代の経過もあり、フォーリナーのテクノロジーも取り入れて大暴れしてくれるのではとも話していた。

そのほか、戦車やヘリといった男のロマンもしっかり登場するとのこと。どんな兵器が登場するのか細かい部分は公開されず、今後の発表を楽しみにして欲しいとした。

また、本作では「地球防衛軍」シリーズの据え置き機では初となる、オンラインでの多人数プレイが可能となっている。これまでは画面分割による2人プレイだったが、今作ではそれ以上の人数、4人でインターネットを介したオンライン協力プレイが可能となっている。中にはオンライン専用のミッションも用意されており、誰かが囮になって攻撃するといった、仲間との連携を生かした戦いが重要になるという。

この後は、実機を使ったデモプレイが行われた。TGSに出展されているものと同じ内容となっており、岡島氏がウイングダイバーを操作し、先ほど紹介したクモ型の巨大生物・レタリウスに捕らえられた味方のウイングダイバーを救出するミッションをプレイする様子が披露された。

レタリウスの作った巣は、味方や一般人だけでなく、プレイヤーが空を飛んでいて巣に突っ込むと捕らえられてしまうようになっていた。ただし、巣に動きを止められた状態でも攻撃は可能なので、攻撃される前に敵を撃破し、巣にも攻撃を加えることで窮地を自力で脱することが可能なようだ。

発表内容は以上となり、最後に岡島氏は「ゲームの制作状況はだいたい55%ぐらいで、2013年の発売を予定しています。“ゲーム史上最高の絶望を君に”というキャッチフレーズで、みなさんEDF隊員に絶望感を与え、その困難を乗り越えて爽快感を味わって欲しいと思いますので、ぜひ『地球防衛軍4』をよろしくお願いします」とコメントし、ステージを締めくくった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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