【TGS 2012】「ロストプラネット 3」実機プレイで極寒の惑星EDN-3rdに潜む謎に迫る！？独特の操作感のユーティリティ・リグで巨大AKを圧倒！

カプコンは、9月20日～23日まで千葉・幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ 2012」において、PS3/Xbox 360「ロストプラネット 3」ステージイベントを実施、ゲーム概要や実機デモプレイなどを披露した。

極寒の未開惑星「EDN-3rd」で繰り広げられるドラマとAKとの戦い

2013年初頭に発売を予定しているPS3/Xbox 360「ロストプラネット 3」。今までムービーや情報も少しずつ公開されてきたが、東京ゲームショウの特設ステージでは、ゲームの簡単な概要や実機を使ったデモプレイ、そしてグッズ情報も公開されたぞ。試遊台ではマルチプレイの体験もできた。

先日公開されたニュースリリースでは、本作に登場するキャラクターで、雪賊の族長の娘「ミラ」に、モデルとして活躍中のメロディー洋子さんを起用することが決定している。

ミラの姿は、メロディー洋子さんの表情をスキャンし、こだわりぬいてモデリングされているとのことだ。ミラがゲーム中でどのような活躍を見せるのかについては、続報に期待しよう。

世界背景やキャラクターなどゲームの概要を紹介

登壇した、シリーズプロデューサー「アンドリュー・サマンスキー」氏、ディレクター「大黒健二」氏より、まずは「ロストプラネット 3」の簡単なゲームの概要が紹介された。

シリーズのナンバリングタイトルとなる本作の舞台となる惑星「EDN-3rd」は、実は「ロストプラネット」の時代より過去の物語となる。今までのシリーズで活躍していた「バイタルスーツ」はまだ存在せず、その原型となる、巨大な建設用の作業機械「ユーティリティ・リグ」が登場する。ユーティリティ・リグは兵器ではなく、パイプラインを引いたり、入植のための作業を行う重機という認識なのだ。

また、入植しようとする人類の敵となるAK（エイクリッド）も個性豊かな種類が登場。なぜ人類に襲いかかるのか、などストーリーにも深く関わってくることは間違いなさそうだ。AKには狼のように群れをなして襲い掛かってきたり、ユーティリティ・リグで太刀打ちしないと倒せないような巨大な種も登場する。

キャラクターに関して、本作に登場する主人公「ジム・ペイトン」は軍人でもヒーローでもなく、地球に奥さんと子供を残して、EDN-3rdに出稼ぎにきている、どこにでもいるような、親近感のわくような男なのだ。もちろんライバル「ラロッシュ」や、のちにロストプラネットの主人公「ウェイン」の父親となる「ゲイル」、上長の「ブラドック」など個性豊かなキャラクターに彩られている。

実機プレイで「EDN-3rd」の世界を探索！

デモプレイでは、主人公のジムが故障した通信施設の復旧に向かうミッションを披露。雪と氷に覆われた、極寒の地を再現したグラフィックは見ているだけでも寒そうな雰囲気が伝わる。どんどん山頂を目指すことになるが、エイクリッドの巣を通らなければならない。

空中を飛び回る新種エイクリッド「エンディ」も登場、次から次へと群れで襲ってくるので、うまく障害物にカバーしながら倒していく。また巣作りをしているらしい場所では、巣そのものを破壊しないとどんどん湧いてくるのだ。敵を倒すと手に入るT-ENG（サーマルエナジー）は、本作では通貨の役割を果たし、武器やアイテムと交換できる。

近接攻撃「ストラグルモード」に突入すると、エイクリッドと1対1で戦うことなる。しっかり敵の動きを見極め、照準を合わせて攻撃を当てれば大丈夫。

山頂に着いたジムは、機能していない通信施設で怪しい人影を見つける。しかも起爆装置のようなものを仕掛けている。彼らの他にはこの星には人間はいないはずだが…？このような、ちょっとサスペンスホラーのテイストも盛り込まれているのでぜひ自分の目で真実を確かめて欲しい。

無事に通信施設を再起動し、パラボラ・アンテナのような装置が復旧する。だが、この振動に興奮したエイクリッドが穴の中から登場。サソリの姿に似ているこの敵は巨大な体躯を持っているので、ユーティリティ・リグを呼び出すのだ。

ユーティリティ・リグに乗り込めればとりあえず安心。落ち着いて敵の攻撃を見切り、しっぽを掴んでオレンジ色のコアを狙ってドリルをぶちかまそう。この実機プレイでは左手に「ウインチ」が装備されており、離れている敵にアームを飛ばして攻撃したり、敵の動きを封じることも。ユーティリティ・リグは敵との交戦だけではなく、ギミックを操作することもできるので試してみよう。