9月20日~23日の4日間にわたり、幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2012」のプレイステーションブースにて試遊できたPS Vita用ソフト「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」のプレイレポートをお届けする。
角川ゲームスより2012年10月18日発売予定のPS Vita用ソフト「英雄伝説 空の軌跡 Evolution」は、日本ファルコムから発売されたPSP用ソフト「英雄伝説 零の軌跡」の内容に、メインストーリーのフルボイス化、劇中曲の新規アレンジ、新たな支援要請、ミニゲームの追加など多数の新要素により進化を遂げた“ストーリーRPG”だ。
今回、10分ほどではあるが本作をプレイし、上記で挙げたポイントの一部を体感することができたので、そのプレイフィールを簡単にではあるが、お届けする。
プレイしてまず衝撃を受けたのが、キャラクターたちが話している言葉が全て音声として収録されていることだ。PSP版では、重要な場面を除いてセリフに音声はなく、あったとしてもシンプルな受け答えぐらいだったので、キャラクターたちが日常の会話で活き活きと話していたのは新鮮だった。
また、それだけではなく会話シーンでは、声にあわせて口を動かしたりといくつかのモーションも用意されており、もともと魅力的だったキャラクターたちがより瑞々しく感じられるようになっていた。
移動や戦闘時のインターフェイスについては特に大きな変更は感じられなかったが、それについてはもともとが十分に完成されたゲームシステムとなっているので、むしろストレスなくプレイすることができた。
もちろん、ゲーム画面についてもPSP版のビジュアルを総リファインしているということで、美麗なグラフィックを堪能することができた。これについては、ぜひ実際のプレイで体感してもらえればと思う。PSP版をプレイした人もそうでない人も、新たな「零の軌跡」の魅力を存分に感じることのできる出来になっているのではないだろうか。