ユービーアイソフトが、11月15日に発売を予定しているPS3/Xbox 360用ステルスアクション「アサシン クリード3」(Wii U版は12月8日発売予定)。発売前にゲーム情報やこれまでに公開されたトレーラーをまとめてお届けするので、ぜひ参考にしてほしい。
目次
独立戦争を舞台に、アサシン・コナーはアメリカの大地を駆け抜ける
本作は、雑踏などを巧みに利用し、敵の目をかいくぐって暗殺を遂行するステルスアクション「アサシン クリード」シリーズ最新作。11月15日に発売となる「アサシン クリード3」は、これまでの作品でヨーロッパ中心だった舞台をアメリカ大陸へと移し、新主人公の物語が綴られる。
本作で語られるのは、18世紀アメリカ、まさにアメリカ独立戦争が始まる激動の時代。主人公は、アメリカ先住民族とイギリス人とのあいだに生まれた青年・コナー。イギリスの支配からアメリカを守るためにアサシンとして戦う彼は、やがて独立戦争の裏で暗躍する「テンプル騎士団」の存在を知ることになる。
「イギリスによる植民地支配」と「テンプル騎士団」、2つの異なる驚異から、コナーは真の自由を勝ち取ることができるのだろうか…。
【Trailer Check!】すべてはアメリカ独立戦争から始まる
【Trailer Check!】史実は語る―アメリカ独立戦争の引き金となった「ボストン茶会事件」とは?
STORY
18世紀。北アメリカ大陸東海岸にはイギリスによって13の植民地が形成され、先住民であるインディアンは自由を奪われた生活を余儀なくされていた。
そんな中、先住民とイギリス人の血を引くコナーは、植民地支配や少数民族に対する迫害を受ける中で、不当な仕打ちや、世界にはびこる不正を無くしていく事を決意する。
時を同じくして、イギリス領の支配にあった13 の植民地が、独立を掛けた戦いを始めた。これが「アメリカ独立戦争」と呼ばれる戦いである。
同胞たちのため、自由のため、自らの正義のため……コナーはさまざまな思いを胸に、戦争に参加することを決意する。
【Trailer Check!】幼少期の体験がコナーをアサシンへと駆り立てる…
キャラクター紹介
主人公・コナー(CV:浪川大輔)
モホーク族の村で生まれ育った青年。
幼少からイギリス人の迫害を受けて育ったため、民衆や同胞には慈悲深く、不正に対しては断固とした態度で立ち向かう強い正義感の持ち主。
あることをきっかけにアサシン教団へ入り、暗殺者としてのさまざまな技術を身につけることになる。
【Trailer Check!】コナーはさまざまな武器を駆使して暗殺を確実に遂行していく
「アサシン クリード3」舞台となる広大な未開拓地「フロンティア」とは?
目の前に広がる雄大な自然
本作にはアメリカ東部・ボストンの未開拓地「フロンティア」と呼ばれる広大な地域が登場する。そこには豪雪地帯や切り立った崖、広々とした荒野など、人間の手が及んでいない本物の自然が広がっているぞ。
プレイヤーはコナーを操作して、このオープンフィールドで作られた大自然の中を自由自在に移動することができる。地形などを利用しながら、アサシンならではの奇襲攻撃を展開しよう。
天候の変化や生態系をリアルに再現
広大なマップでは雷雨や吹雪などの緻密な天候シミュレーションや、実際の生態系をモデルにした野生生物などが再現されている。また、時間の概念もあるため、それらの要素がランダムに絡み合い、プレイにさまざまな影響を与える。
また、未開拓地に生息するオオカミや熊は非常に危険な存在だが、彼らの肉や毛皮はアイテムの素材になるほか、街で売買することで資金を獲得することもできる。
【Trailer Check!】独自の「アンヴィルネクストエンジン」で描写された美しい世界
支配からの民衆解放を目指せ!ゲームシステムチェック
コナーは、さまざまな人物や団体から暗殺の依頼を受け、アメリカ独立のためアサシンとしての力を人知れず行使していく。イギリスの支配やアメリカの地を手中に収めようとするテンプル騎士団から、虐げられる民衆を開放しよう!
ゲームの進行
ゲームは、おおまかに分けて3つのフェイズで構成される。まずは広大なフィールドを歩きまわり、アメリカ独立を目指す「同胞たち」と接触しよう。彼らから依頼を受けたら、標的となる人物を暗殺する。これが、本作の基本的な流れとなる。
フィールドを探索→依頼人との接触→暗殺など、依頼の遂行
「フロンティア」では3つの勢力がそれぞれの思惑を持って絡み合う
フロンティアの各地には、先住民、アメリカ大陸軍、イギリス軍の3つの勢力が点在している。イギリス軍はアメリカ大陸を支配する敵となるが、先住民やアメリカ大陸軍からはさまざまなミッションを請け負うことができるぞ。
植民地支配からの解放を目指し、イギリス軍兵士を誰にも悟られずに暗殺していこう。
時に戦いは大海原で繰り広げられる!新要素・大規模海戦も見逃すな!
ゲームを進めていくとコナーは自分の船を手に入れ、カリブ海で大規模な海戦を展開できるようになる。海上ではダイナミックな砲撃戦のほか、敵船に乗り移り白兵戦も行えるぞ。
船は大砲や装甲など装備のカスタマイズが可能なので、自分だけの最強の船を仕立て、海の上からも独立戦争をサポートしよう。
【Trailer Check!】巨大な帆船同士が大砲で戦う迫力の海戦
“暗殺” がテーマの緊迫したマルチプレイ対戦
本作には、マルチプレイによるオンライン対戦システムも搭載されている。正面からの戦いだけでなく、相手の裏をかく心理戦も必要となるのが、オンライン対戦の特徴だ。迫り来る姿の見えない敵から逃げつつ、ターゲットに悟られないように暗殺を遂行しよう。
個人対戦モード
ウォンテッド:追手から逃げつつ、指定されたターゲットを暗殺するモード。
デスマッチ:狭いマップで、コンパス無しでターゲットを発見して倒すモード。
アサシネーション:プレイヤー全員がターゲット且つ、追手となるモード。
チーム対戦モード
マンハント:「攻撃ラウンド」では防御チームの発見と殺害を行い、「防御ラウンド」では攻撃チームからの逃走や反撃を行うモード。
キャッチ・ザ・フラッグ:自チームの旗を防衛しつつ、敵チームの旗を奪うモード。
ドミネーション:3箇所の領土を敵チームと奪い合うモード。(新モード)
シンプルデスマッチ
アビリティと飛び道具が使用不可能となっているデスマッチ。
ウルフパック
プレイヤー同士が協力して、制限時間の限りターゲット(NPC)を倒してハイスコアを競うモード。(新モード)
日本語版特典情報&PS3版限定DLC情報
今回発売される日本語版では、海外版の予約特典などに付属するアンロックコードにより、使用とプレイが可能となるコンテンツが、すべて購入時から使用可能となっている。
また、PS3版限定の無料ダウンロードコンテンツ「ベネディクト・アーノルドDLC」が、発売日の11月15日から配信されるので、PS3版プレイヤーはぜひ注目してほしい。
日本語版で最初からアンロックされているコンテンツ(一部)
- エツィオの衣装/アキーラ号の船長服/植民地のアサシン伝来の衣装
- 通常武器:パイレーツ・ボーディングアクス
- 鈍器:オブワンディヤグ・ウォークラブ
- 銃:スコティッシュフリントロック
- 銃:パイレーツフリントロック
- ミッション・海の重要拠点:セロスの遺跡
- ミッション・私掠船コントラクト:秘密は水底に
- ミッション・私掠船コントラクト:亡霊との戦い 第1章
- ミッション・私掠船コントラクト:亡霊との戦い 第2章
- 各種消耗品のアップグレード
上記のほかにも、PS3版ではマルチプレイ用のキャラクターやコスチュームなどが、本作購入時から使用可能となっているぞ。
「アサシン クリード3」PS3版専用無料ダウンロードコンテンツ詳細
配信日:2012年11月15日夕方頃
価格:無料
ハード:PS3のみ
DLC名:アサシン クリードII ベネディクト・アーノルドDLC
DLC詳細:全4ミッションからなるストーリーミッション
映像で見る「アサシン クリード3」 トレーラーを総まとめ
「アサシン クリード3」は、発売前から非常に数多くのトレーラー配信を展開している。それらは、どれも本作の魅力が伝わりやすい内容となっているぞ。ここでは、これまでにユービーアイソフトから配信されたトレーラーをまとめるので、ぜひ発売前に一度は目を通してみよう。
アナウンストレーラー
タイトル発表当初に公開されたトレーラー。雪山での緊迫した戦いが描かれる。
E3 2012公開トレーラー
平野での大規模戦闘。コナーはどのようにこの状況を切り抜けるのか…。
浪川大輔氏コメント付きダイジェストトレーラー
主人公・コナーを演じる声優・浪川大輔さんによるコメントをチェック!
開発陣がゲームを語る!INSIDE ACIII トレーラー4連発!
ラストは、「アサシン クリード3」の開発陣が世界観やゲーム中で使用される武器など、4つのテーマに沿って魅力を語る「INSIDE ACIII」トレーラーでゲームを紹介。ここまで見れば、アナタも「アサシン クリード3」フリーク! 11月15日、アサシンとして独立戦争へと赴く前に、暗殺者としての基礎を確実におさえてほしい。
INSIDE ACIII Vol.1 「世界の構築」
INSIDE ACIII Vol.2 「戦い 武器 そして戦略」
INSIDE ACIII Vol.3 「戦場を駆けるヒーロー」
INSIDE ACIII Vol.4 「アメリカ 海と陸の戦い」
公式サイトでは、アメリカ独立戦争考察コラムも掲載中
また、公式サイトでは「アサシン クリード3 世界を考察する」コラムが掲載中。現在第3章までが掲載されており、それぞれ独立戦争のフェイズごとに「歴史」「事件」「キーワード」「キーパーソン」「コラム」という項目での解説が読めるぞ。
このコーナーはあくまで歴史に基づいた考察となっているが、そういった出来事の裏でコナーの暗躍があったと考えると、本作に対する楽しみ方の幅も広がるのではないだろうか。ぜひ、本編プレイ前に目を通してほしいコンテンツだ。