PS3/Xbox 360「バイオハザード6」本当に希望がなかった最高難易度「NO HOPE」＆エイダ編Co-opモードのプレイレポートを紹介

12月17日に配信されるアップデートでは、さまざまな機能追加が行われる。その中の1つとして、エイダ・ウォンのキャンペーンで、ほかのプレイヤーとクロスオーバーが発生していないシチュエーションでもCo-opプレイが可能になる。さらにこのアップデートにより、レオン編、クリス編、ジェイク編をクリアしなくてもエイダ編が最初から選択できるようになるのだ。

そして、これまでの最上位難易度「Professional」では物足りないプレイヤーのために、さらなる上位難易度「NO HOPE」が登場する。「NO HOPE」ではクリーチャーの攻撃力・耐久力ともに大幅に強化され、正にわずかな希望すら見出せない、命がいくらあっても足りないほどの難易度となっているのだ。

今回、本アップデートで追加される要素を体験する機会が得られたので、そのプレイインプレッションを紹介しよう。

一流プレイヤーに贈る最上位難易度「NO HOPE」

今回筆者が「NO HOPE」で挑戦したのは、エイダ編の序盤となるChapter 2。レオンとともにデボラと戦い、さらに地下研究施設に潜入するまでのパートだ。

「NO HOPE」モードでまず筆者が驚かされたのは、なんといってもクリーチャーの攻撃力だ。これまでの最高難易度だった「Professional」よりもさらに強力になっている。道中に現れるクリーチャーであれば逃げることもできるので、なんとか対処可能だが、要所に現れるボスや敵をすべて殲滅しなければ進行できない箇所は本当に苦労した。

中でもChapter 2に登場するボス・デボラは強力で、1回の攻撃で約8割の体力を削られてしまう。多少時間はかかっても、攻撃を避けることを最優先に考えよう。また、樽の爆弾による攻撃は確実に当てるようにしたい。すべての爆弾でダメージを与えれば、活路も見出せるはずだ。

※デボラとは：レオン編のプレイヤーキャラクターの一人・ヘレナの妹。レオンたちに救出されるも、既に感染していた彼女はB.O.W.へと変異し、プレイヤーに襲いかかる。

また、クリーチャーは攻撃力と同様に耐久力も相当上がっている。筆者がプレイした箇所でいえば、研究施設でサナギから孵化してくるナパドゥが厄介に感じた。元々耐久力が高いうえに、最大で6体も登場してくる。しかもボス戦から間もないため銃弾の数も少ない状態。結局体術に頼るしかないのだが、不用意に近付くと返り討ちにあい、こちらが大ダメージを受けてしまう。エイダはナイフなどの近接格闘武器を持っていないため、特に苦戦することになる。

攻略のポイントとしては、やはり弾薬の数には常に気を使うことが重要になる。また、回復アイテムや手榴弾などのアイテムも貴重になるので、安易に多用せず、ここぞという場面まで残しておくといいだろう。「NO HOPE」ではコンティニュー時に体力が完全回復しないため、回復アイテムはとりわけ重要な存在だ。

仕掛けの位置を覚えておくことも重要

クリーチャーとの戦闘も辛いが、道中に多数存在する仕掛けを避けきれずに大ダメージを受けることもしばしば。エイダ編のChapter 2に登場するトロッコでの移動シーンは特に難しく、障害物にどうしてもぶつかってしまった。この後の戦闘のことも考えると、障害物の位置をしっかりと把握し、ノーミスでクリアしたいところだ。

エイダ編Co-opプレイにも挑戦！

今回の先行プレイでは、カプコンのスタッフとともにエイダ編のCo-opプレイを体験することができたので、そちらの簡単な感想も紹介しよう。アップデートによりエイダのキャンペーンでは、これまで単独行動だったシーンでもCo-opプレイが可能になる。Co-opプレイを選択すると、兵士の姿をしたキャラクター“Agent“が登場し、ともに行動してくれるのだ。

ちなみに、Co-opを選ばない限りこの兵士が現れることはない。あくまでもCo-opプレイ時限定の登場であり、ソロプレイでも登場して共に戦ってくれる…ということはないので注意してほしい。

筆者が挑戦したのは、やはりエイダ編のChapter 2。というのも、ソロプレイでは研究施設から抜けられず、まったく攻略できなかったからなのだが…。

2人での挑戦ということで火力も2倍。これならば行けるのではないかと期待したが、やはり大苦戦には変わらず、どうしても途中で弾が尽きてしまった。とはいえ、ソロプレイ時よりも遥かに効率よく攻撃ができ、あと一歩、というところまで行けたのも事実。特に「NO HOPE」モードは、無理してソロプレイで挑戦せず、追加されたCo-opプレイで仲間と協力して進めることをおすすめしたい。

なお、本稿で掲載しているスクリーンショットはエイダ編のChapter 2以外の内容も含まれているので注意してほしい。このスクリーンショットから、エイダ編におけるCo-opプレイの雰囲気を感じ取ってもらえたら幸いだ。

「NO HOPE」は本作をクリアした人でも苦戦必至、しかし挑戦する価値はあり

筆者はすでに本作を難易度「Normal」でクリアし、さらに「Professional」でもプレイ中。腕に自信がある…とまではいかないが、敵の配置も熟知し、一通りの操作にも慣れている自負はあった。しかし、そんな慣れが一切通用しないほどクリーチャーが強力になっており、ただただ心が折れるばかりであった。

だが、「NO HOPE」では獲得できるスキルポイントが通常の2倍になるため、「Professional」でも物足りないプレイヤーだけでなく、スキルのコンプリートを目指すプレイヤーにも挑戦する価値はあるだろう。もちろん、より緊張感のある中でプレイをしたい人にもおすすめだ。

また、今回のアップデートでは表示できる視野角を変更できる「カメラ調整機能」も新たに追加される。自分のプレイスタイルに合わせたカメラ位置でプレイ可能となるので、こちらも合わせて試してほしい。