KONAMIは12月27日、東京・六本木のビルボードライブ東京にて「KONAMI Arcade Championship 2012 グランドフィナーレ ~受賞祝賀会~」を開催。ダンサーのSAMさん、体操選手ロンドン五輪銀メダリストの田中佑典選手ら豪華ゲストが多数登場した本イベントの模様をリポートする。

目次
  1. 「スティールクロニクル」
  2. 「BASEBALL HEROES 2012」
  3. 「麻雀格闘倶楽部u.v. ~絆の章~」
  4. 「クイズマジックアカデミー賢者の扉」
  5. 「エターナルナイツTRUST」
  6. 「pop’n music 20 fantasia」
  7. 「DanceDanceRevolution X3 VS 2ndMIX」
  8. 「DanceEvolution ARCADE」
  9. 「GuitarFreaksXG3」
  10. 「DrumManiaXG3」
  11. 「jubeat saucer」
  12. 「SOUND VOLTEX BOOTH」
  13. 「REFLEC BEAT limelight」
  14. 「beatmania IIDX 20 tricoro」
  15. 「BEMANI Master部門」
  16. ライブセットリスト

「KONAMI Arcade Championship」は、8月から11月にわたって全国のアミューズメント施設にて開催されたKONAMIのアーケードゲームのチャンピオンを決する公式のゲーム大会だ。昨年に続く2回目の開催で、今回はタイトル数が14に増加。一部のタイトルは韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポールといったアジアエリアからも代表が選出されるなど、さらに大規模な大会となった。

今回行われた「グランドフィナーレ ~受賞祝賀会~」はこの大会の最後を飾るスペシャルイベントで、会場には各タイトルのチャンピオンとファイナリストが招待。ダンサーのSAMさん、野球解説者の小宮山悟さん、お笑いコンビの磁石などの豪華ゲスト陣がチャンピオンたちの栄誉を称えた。

コナミデジタルエンタテインメイント執行役員
eAMUSEMENT スタジオ コンテンツオフィサーの沖田勝典氏が開会の挨拶を行った。

授賞式ではチャンピオンたちにプレゼンターより記念のトロフィーが贈呈された。特に盛り上がったのはやはりSAMさんの登場時で、トロフィーを受け取った今大会唯一の女性チャンプである「まろさん」は脚がガクガク震えていたそうだ。各タイトルのチャンピオンとプレゼンターは以下のとおり。

「スティールクロニクル」

チャンピオン:SEENA(シーナ)
プレゼンター:犬伏崇プロデューサー

SEENAさんは「優勝候補だったわっちさんには悪いですけど、とてもうれしく思います」とにこやかにコメントした。

「BASEBALL HEROES 2012」

チャンピオン:天☆豪 鬼(テン ゴウキ)
プレゼンター:久保田和孝シニアプロデューサー

頂点に立った気分を聞かれた天☆豪 鬼さんは、いまだに信じられないようで「いや~、ちょっとビックリですね」と語った。

「麻雀格闘倶楽部u.v. ~絆の章~」

チャンピオン:ドラゴン
プレゼンター:二階堂亜樹五段(日本プロ麻雀連盟所属)、二階堂瑠美四段(同左)

二階堂亜樹・瑠美プロという美人姉妹からトロフィーを送られたドラゴンさんは「サイコーです!」とうれしそうにコメント。

「クイズマジックアカデミー賢者の扉」

チャンピオン:たけしたKこ
プレゼンター:新山徳行プロデューサー

たけしたKこさんは開口一番「(美女ふたりがプレゼンターだった)ドラゴンさんがものすごくうらやましいです」と語り、
会場の笑いを誘った。

「エターナルナイツTRUST」

チャンピオン:のR(ノアール)
プレゼンター:東尚吾プロデューサー

のRさんは「いろいろ冷やかされそうですけど、ぜんぜんうれしいです」と表情を崩して気持ちよさそうに語った。

「pop’n music 20 fantasia」

チャンピオン:TATSU(タツ)
プレゼンター:wac(ビーマニアーティスト)

前回大会に続いての優勝となったTATSUさんは「2連覇達成できて本っ当にうれしいです。泣きそうです!」と喜びを爆発させた。

「DanceDanceRevolution X3 VS 2ndMIX」

チャンピオン:GAHOU(ガホウ)
プレゼンター:U1-ASAMi(ビーマニアーティスト)

GAHOU さんは「幸せのひとことです!」と歓喜のコメント。U1-ASAMi氏は
「目の前で優勝見たんですよ。逆転劇だったので本当に体震えましたね」とチャンピオンを称賛した。

「DanceEvolution ARCADE」

チャンピオン:まろさん
プレゼンター:SAM

スペシャル審査員も務めたSAMさんは「女の子ならではのしなやかさや繊細さがズバ抜けていました。素晴らしかったです」
と祝福のコメント。SAMさんがプレゼンターとあって
足が震えていたというまろさんは「光栄です」と感謝の言葉を述べた。

「GuitarFreaksXG3」

チャンピオン:GIL.(ギル)
プレゼンター:泉陸奥彦(ビーマニアーティスト)

泉さんは「いつも、こんなの弾けるのかなと思いながら曲を作っているんですけど、
いとも簡単に弾いてくれちゃってるんで感動してます」とプレイヤーたちのテクニックをあらためて称賛した。

「DrumManiaXG3」

チャンピオン:NKN-FAL(マイティマイト)
プレゼンター:肥塚良彦(ビーマニアーティスト)

「ここに立てたのが本当に光栄です」と語ったNKN-FALさん。チャンピオンが関西・中国エリア代表とあって、
肥塚氏は「”ギタドラ”制作のお膝元の関西からチャンピオンが出たということで非常にうれしく思っています」と述べた。

「jubeat saucer」

チャンピオン:II-L-Y(ツーエル)
プレゼンター:ショッチョー(ビーマニアーティスト)

II-L-Yさんは昨年の大会では2位だっただけに「去年はこの舞台に立てなかったので悔しかったんですけど、
今ここに立ててすごくうれしいです」と喜びをかみしめた。

「SOUND VOLTEX BOOTH」

チャンピオン:REMILIA
プレゼンター:dj TAKAサウンドプロデューサー

アジアエリア代表からチャンピオンとなった韓国人のREMILIAさんは「すごくうれしいです」と日本語でコメント。
dj TAKA氏は「今年からKACがアジアでも始まったんですけど、REMILIAさんはその象徴だと思います」と王者を讃えた。

「REFLEC BEAT limelight」

チャンピオン: A.N.C.B.(アンチョビ)
プレゼンター:Qrispy Joybox(ビーマニアーティスト)

Qrispy Joybox氏は「前チャンピオンが選んだ、このゲームのもっとも難しい曲で勝ったんですよ。
その瞬間は鳥肌が立ちました」とA.N.C.Bさんの活躍を興奮気味に振り返った。

「beatmania IIDX 20 tricoro」

チャンピオン:MADOKA(マドカ)
プレゼンター:L.E.D.(ビーマニアーティスト)

「(優勝できると思っていなかったので)優勝以外は計画どおりでした」と語ったチャンピオンのMADOKAさん。
L.E.D.氏は「昨年度の王者を破っての新王者誕生だったんですけど、
ふたりが切磋琢磨していくのか、MADOKA君の長期政権になるのか楽しみにしたいと思います」と期待を述べた。

「BEMANI Master部門」

チャンピオン:DOLCE.(ドルチェ)
プレゼンター:大田良彦エグゼクティブプロデューサー

大田氏は「”ビーマニ”はプレイヤーがだいたい100万人いまして、DOLCE.君がその頂点ということです」と
総合部門のチャンピオンを称賛。大田氏の言葉を受けてDOLCEさんは
「初代のチャンピオンになれて光栄に思います」と神妙な面持ちで語った。

ここで、スペシャルプレゼンターとしてロンドン五輪男子体操団体で銀メダルを獲得した田中佑典選手が登場。チャンピオンたちに記念品の贈呈を行った。

田中選手は「ゲームでもスポーツでも頂点を極めるというのはすごく難しいことだと思います。分野は違いますけど、僕も皆さんの情熱や向上心に負けないよう努力をしていきたいと思います」とお祝いのコメントを述べた。さらに、金メダリストの内村航平選手も来場する予定だったが、残念ながら来れなくなってしまったことを明かし、「このイベントを楽しみにしていた航平さんの分もお祝いの言葉を届けられたらなと思っています。本当におめでとうございます。そして体調には気をつけてください」と語り、会場の笑いを誘った。

休憩を挟んで、来場者が歓談・交流するための懇親会が行われた。乾杯の音頭を取ったのは、千葉ロッテマリーンズやニューヨーク・メッツなどで投手として活躍した野球解説者の小宮山悟さん。「全国でトップになるのは簡単なことではない」とチャンピオンたちを称えた小宮山さんだったが、「僕は“人生の半分を運で勝ち抜く”が座右の銘なのですが、皆さん方は日本一なってしまったので相当運を使ってしまっていて残された運はあまりないと思います。これから覚悟して苦しみながら人生を楽しんでいただきたいですね」とも語るなど、辛口のコメントで観客を笑わせた。

また、「THE MANZAI 2012」のファイナリストにもなった、人気お笑いコンビ・磁石のショートコントやSAMさん推薦の3組のダンサーチーム、EDGE MEN(エッジメン)、Boost Rush(ブーストラッシュ)、SODEEP(ソーディープ)のダンス。フリースタイルフォットボール世界チャンピオンの徳田耕太郎選手のアクロバティックなリフティングといったゲスト陣のパフォーマンスも披露。それぞれ会場を大いに沸かせた。

磁石は「観覧者」「床屋さん」「クイズ」などのショートコントで観客を笑わせた。
EDGE MENはSAMさんも認める若手ヒップホップグループだ。
女性4人組のBoost Rushは男勝りのパワフルなダンスを披露。
SODEEPはTRFなどのバックダンサーも務めるトップクラスのハウスダンスチーム。
徳田選手は「ウイニングイレブン」の楽曲に乗って華麗なボールさばきを見せた。

そして、最後に「KACスペシャルライブ」が開催。肥塚良彦氏や泉睦彦氏らビーマニアーティストたちが次々に登場し、今大会の対象となった14タイトルの楽曲を演奏した。ほとんどが来場者にはおなじみの曲とあって会場は一気にヒートアップ。彼らの奏でる迫力のサウンドに酔いしれた。

ライブセットリスト

ゲームタイトル 曲名 アーティスト
M0 GuitarFreaksXG3& DrumManiaXG3 FLOWER -TLION69Remix- 96(G) / 肥塚良彦(B)
Sota Fujimori(Key) / 大菊勉(D)
M1. Steel Chronicle Be 市街地 劇団レコード(G) / 肥塚良彦(B)
ZUKI(Key)/ 小野秀幸(Tp)
阿部美緒(Violin) / 大菊勉(D)
M2. Steel Chronicle Be YELLOW FROG
M3. QUIZ MAGIC ACADEMY 賢者の扉 闘いの刻
M4. QUIZ MAGIC ACADEMY 決勝戦
M5. 麻雀格闘倶楽部NEXT 麻雀格闘倶楽部NEXT リーチ 泉 陸奥彦(G) / 肥塚良彦(B)
ショッチョー(Key) / 大菊勉(D)
小野秀幸(Tp)
M6. BASEBALL HEROES 2012 EXTREME
M7. jubeat Polaris 泉 陸奥彦(G) / 肥塚良彦(B)
ショッチョー(Key) / 大菊勉(D)
M8. GuitarFreaksXG3& DrumManiaXG3
jubeat copious
DOUBLE IMPACT 96(G) / 肥塚良彦(B)
Sota Fujimori(Key) / 大菊勉(D)
M9. GuitarFreaksXG & DrumManiaXG X-treme Grade
M10. pop’n music Sunny Park 紅焔 PON(Vo) /96(G)
肥塚良彦(B) / 大菊勉(D)
M11. エターナルナイツTRUST ドリームオデッセイバトルTRUST (U1-ReMIX) U1-ASAMi(DJ) / L.E.D.(Key)
M12. DanceDanceRevolution X3VS2ndMIX Go For The Top (Grand Finale Mix) U1-ASAMi(DJ) / L.E.D.(Key)
M13. DanceEvolution ARCADE Keep on movin’ U1-ASAMi(DJ)
M14. jubeat saucer squall Sota Fujimori(DJ)/猫叉Master(DJ)
M15. pop’n music Sunny Park Mynarco 村井聖夜(Key) / Des-ROW(DJ)
M16. pop’n music Sunny Park Peaceful Planet Party 村井聖夜(Key) / Des-ROW(DJ)
M17. beatmania IIDX 20 tricoro little star Ayumi Nomiya(Vo)
REDALiCE(DJ) / L.E.D. (DJ)
M18. SOUND VOLTEX BOOTH 恋する☆宇宙戦争っ!! あばばばみっくす Cody(DJ) / L.E.D. (DJ)
M19. beatmania IIDX 19 Lincle DIAVOLO wac(Key) / L.E.D.(DJ)
M20. jubeat saucer アストライアの双皿 wac(DJ)
M21. beatmania IIDX 19 Lincle
REFLEC BEAT limelight
HAERETICUS Qrispy Joybox(Key)
d j TAKA(DJ)
M22. beatmania IIDX 19 Lincle 天空の夜明け Qrispy Joybox(Key)
d j TAKA(DJ)

ライブの終了後、あらためて全チャンピオンがステージに登場。司会進行を務めた森一丁氏が「KONAMIはこれからも皆さんの楽しんでいただける、さまざまなコンテンツをご提供いたします。みなさん一緒にKONAMIのアーケードゲームを盛り上げていきましょう!」と挨拶し、イベントは終了となった。

KONAMI Arcade Championship 2012公式サイト
http://www.konami.jp/kac/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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