NVIDIAは、ネバダ州ラスベガスにて開催されているコンシューマー・エレクトロニクス・ショーにおいて、現地時間1月6日、世界最速となるモバイル・プロセッサ「NVIDIA Tegra 4」を発表した。
Tegra 4は、記録的なパフォーマンスとバッテリ寿命を誇り、スマートフォンやタブレット、ゲーム機、車載のインフォテインメント・システムやナビゲーション・システム、そしてPCなどの機器に最適だ。
Tegra 4はグラフィックスの処理能力がとても高いため、ウェブのブラウジングは驚くほど速く、ビジュアルも美しく、また、コンピュテーショナルフォトグラフィによる新しいカメラ機能にも対応している。
「Wayne」というコードネームで開発されていたTegra 4は、72個のカスタムコアを持つNVIDIA GeForce GPUが搭載されており、Tegra 3に対してGPU能力が6倍に引きあげられている。この結果、ゲーム体験はよりリアルになり、より高解像度のディスプレイにも対応が可能だ。
また、ARMの最新型CPUコア、Cortex-A15を初めて4個搭載したクアッドコア構成となっており、ウェブブラウジングのスピードは2.6倍、アプリのパフォーマンスも驚くほどのものとなっている。
オプションのチップセット、第5世代のNVIDIA Icera i500プロセッサを使えば、世界的に普及している4G LTEによる音声通信とデータ通信にも対応。従来型モデムに比べてサイズは40%と小型で効率が高いIcera i500は、第4世代品の4倍にあたる処理能力を有している。
NVIDIAでTegra事業を担当する上級副社長、フィル・カーマック(Phil Carmack)氏のコメント
Tegra 4はすさまじいばかりの処理能力と効率を、スマートフォンやタブレット、ゲーム機器、車載システム、PCにもたらします。コンピュテーショナルフォトグラフィなど、新しい機能もいろいろと用意されているので、このプロセッサを活用すると、既存製品も大幅に改善されることになりますし、今後は、画期的な新製品が次々に誕生するものと思われます。
コンピュテーショナルフォトグラフィ機能
Tegra 4プロセッサの目玉となる新機軸がコンピュテーショナルフォトグラフィ・アーキテクチャです。これは、GPUとCPU、そしてカメラのイメージ・シグナル・プロセッサの処理能力を融合し、ハイダイナミックレンジ(HDR)の写真やビデオを自動的に生成する機能です。
HDR機能を利用すると、映像の暗い部分がつぶれたり明るい部分がとんだりすることがなく、人間が目で見たとおりの映像をキャプチャすることができます。フラッシュを使って撮影した場合も同じです。
史上最高の電力効率
Tegra 4はエネルギー効率も最大となるように設計されており、通常の使用状況で低消費電力となる第2世代のバッテリセーブ型コアを搭載するとともに、PRISM 2D Display・テクノロジにより、すばらしいビジュアルを提供しつつバックライトの消費電力が削減できるようになっています。
一般的なユースケースにおいて、Tegra 4の消費電力は、先代モデルのTegra 3より最大で45%も低くなります。また、携帯電話に搭載した場合で、HDビデオを最大で14時間も再生することができます。
Tegra 4の主な機能
- 72個のカスタム・コアを持つGeForce GPU
- クアッドコアのARM Cortex-A15 CPUと第2世代のバッテリセーブ型コア
- コンピュテーショナルフォトグラフィ・アーキテクチャ
- オプションのIcera i500チップセットでLTEをサポート
- 4K(Ultra HD)の動画をサポート
※画面は開発中のものです。
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