スターフィッシュ・エスディは、PSP用ソフト「ウィザードリィ エンパイアIII ~覇王の系譜~」のダウンロード版を2013年2月20日に発売する。価格は、2,940円(税込)。
本作は、2003年にプレイステーション2用ソフトとして発売されたPSエンパイアシリーズの第3弾。今回配信されるのは、要素を追加して2007年に発売されたPSP版の内容となっている。古き良き「ウィザードリィ」の世界観を踏襲した本作は、今もなお多くの3DダンジョンRPGファンに支持されている。
今回はダウンロード版の配信が決まったということで、本作のゲーム内容について改めて紹介していこう。
物語
災いの時代が過ぎ去りてより二百年余り…。かつて栄華と共にあったこの地は今やかろうじて存続している自治国家になりはてていた。
ある時、人々の信仰を集めていた聖なる寺院の聖者に預言が下る。
「封印されし魔道に災い芽生えし」
その事を証明するかのように南の空に不吉な「赤き彗星」が出現。それに呼応して頻発する大地震。揺らぐ大地で絶望に苛まれる人…。
再び降りかからんとする災いを阻止すべく、選ばれし冒険者達が今、禁断の封印を解き魔道の扉を開けようとしていた。
再び開かれた魔道
本作のダンジョン(魔道)は5つのタイプに分類され、それぞれの特徴に応じたモンスターが出現する。
- 貪狼の咆吼(木)
- 紫微の帝座(土)
- 狡猾なる破軍(水)
- 地劫の業火(火)
- 七殺の秘匿(金)
さらにエンディングを迎えることで、EXダンジョン“導師の宮殿”にチャレンジすることができる。
ワイヤーフレームモード
本作はダンジョンの見た目を、ポリゴン表示から線画(ワイヤーフレーム)に変更することも可能。ワイヤーフレームモードは、ダンジョン内のシステムコマンドで、自由に切り替えることができるぞ。
2つのゲームモード
本作では「ノーマルモード」と「マニアモード」の、2つのゲームモードが用意されており、マニアモードでは「ダンジョン内でセーブができない」「パーティに相性が発生する」といった、さらにマニアックな内容でゲームを楽しむことができる。
ゲームを初めて開始した時、モードはマニアに設定されており、システムコマンドでモードをノーマルに変更することもできるが、一度ノーマルにするとマニアに変更できなくなるので注意しよう。
称号
ある条件を満たして城へ報告にいくと「称号」を獲得することができる。称号数は全部で30種類。比較的簡単に取れるものや難関なものまで用意されており、プレイヤーの冒険心を熱くさせるぞ。
種族と職業
「ウィザードリィ」シリーズお馴染みのキャラクターメイキング。本作では10種族15職業(その内2種類はゲームを進めることで出現する隠し職業)が用意されており、この中から自分だけのキャラクターを作成することができる。
種族
- ヒューマン
- エルフ
- ドワーフ
- ノーム
- ホートルット
- フェアリー
- ワービースト
- ドラゴンネオ
- ハーフエルフ
- デビリッシュ
職業
- 戦士
- 魔術師
- 僧侶
- 盗賊
- 司祭
- 弓使い
- 侍
- 修道僧
- 神女
- 君主
- 召喚師
- くの一
- 忍者
- 狂戦士
- 全能者
スクリーンショットの一部を紹介!
訓練場ではキャラクターを登録するほか、キャラクターの転職等が行える。
キャラクターを登録したらリルンの酒場でPTを組み冒険へと旅立とう。
武具購入やアイテムの売買、識別、解呪は、タルボーク商店へ。
探索中も油断は禁物。ダンジョンにはワープや移動床、落とし穴といった罠が仕掛けられている。
冒険者に襲い掛かるモンスター。相手の弱点を知ることが、戦闘を勝利に導く鍵となる。
紫微の帝座に巣食う、土の守護者ヘルズアント。各ダンジョンにはさまざまなボスが登場する。