セガは本日3月7日、東京・クラブセガ秋葉原新館にて、PS3用ソフト「初音ミク -Project DIVA- F」の発売記念抽選会を開催した。会場では、本作のプロジェクトマネージャー・内海洋氏に発売を迎えての心境などを伺うことができたので、その内容をお届けする。
「初音ミク -Project DIVA- F」は、PS Vita用ソフト「初音ミク -Project DIVA- f」をベースにしつつ、新たにリズムゲーム用の楽曲6曲や、それぞれの楽曲イメージに合わせた新モジュール13種類など、多数の新要素を盛り込んだタイトル。一部操作方法の変更や新モード追加など、PS3版ならではの要素が詰まっているのが特徴だ。
本日開催された抽選会は、ソフト購入時のレシートを持参すると、購入本数分だけ抽選に参加することができるというもの。景品には、参加賞の「紙お面風髪飾り」をはじめ、本作に参加しているクリエイター陣や藤田咲さんによる直筆サイン入りのポスターなど、豪華なものが用意されている。
取材で訪れていた時間内には、ryo賞のryo氏サイン入りCD「ODDS&ENDS」や、特賞のオリジナルタペストリーなどを当てた人がおり、何度か当選を知らせる鐘の音が響き渡っていた。
また、会場となったクラブセガ秋葉原新館の5階では、本日よりPSP「初音ミク -Project DIVA-」シリーズに収録されていたモジュールの中から、お気に入りのものを選んで投票する「初音ミク -Project DIVA-シリーズ モジュール復活大作戦!」イベントも開催されており、早速投票に来た人の姿も見受けられた。
本作のプロジェクトマネージャーを務めた内海洋氏が会場を訪れており、短い時間ながら話を伺うこともできた。
――発売を迎えての気持ちをお聞かせください。
内海氏:まずはここまで支えていただいたファンの方に感謝の気持ちを述べたいと思います。ご協力いただいたクリエイターさんや、関係者の方々にもお礼を言いたいです。あとはスタッフお疲れさまと。ゆっくり休んでもらってから、またしっかりと働いてもらいたいなと思います。
――改めてPS3版の見どころを教えてください。
内海氏:PS Vita版をベースにしていますが、実際に移植してみると直さなくてはいけないところが多く、結局ほとんどPS3に最適化するように作っています。画面をそのまま大きくしただけではなく、大きなテレビに対応するよう、いろいろと手を加えていますので、その辺りをぜひ見ていただきたいと思います。
――本日新作が発売され、収録楽曲総選挙や雪まつり、モジュール復活大作戦などのイベントもあります。今後の展開は何か考えられているのでしょうか?
内海氏:きっと何かあるんでしょうね(笑)。今はいっぱいいっぱいな状況なので、次のことまで考えてはいませんが、ここまで支えてくれるファンの方がたくさんいらっしゃいますし、頑張ってみようと思って進めているところではあります。まずは今日発売された「初音ミク -Project DIVA- F」を楽しんでいただきたいなと思います。
――今日から体験版も配信とお伺いしましたが。
内海氏:はい、体験版では3曲遊べますので、悩んでいる方は体験版を遊んでから決めていただいてもいいかなと。製品版でなくてはできないこともありますが、新曲も1曲遊べますので、ぜひ楽しんでください。
――「リンちゃんなう」をはじめ、新曲やモジュールの開発で気を付けたところはどこでしょうか?
内海氏:開発スタッフに熱い気持ちを持っている者がいますし、田村ヒロさんやオワタPさんとも今までのお付き合いがありましたので、必要以上に頑張っていただきました。新曲のPVも全て気合を入れて作っています。
――明日3月8日から「初音ミク -Project DIVA- F × 千本桜 in JOYPOLIS」が開催されます。こちらの見どころを教えてください。
内海氏:カフェではスペシャルメニューがあったり、ハーフパイプ トーキョーでは千本桜の映像に合わせたアトラクションが楽しめるようになっています。ほかにもいろいろ用意していますし、4月30日まで開催していますので、春休みなどにぜひ足を運んでいただきたいと思います。
――PS3で追加された曲やモジュールはPS Vita版でも配信されますが、その経緯を教えてください。
内海氏:できるだけイコールコンディションで遊んでいただきたいという想いがありますので、同じタイトルで機種差が出ないように考えました。本当はもう少し安価で提供できればとよかったのですが、頑張って開発しましたので、納得していただけるパックになっていると思います。
――PS3版とPS Vita版でセーブデータの共用が可能となっていますが、それを使ったオススメの遊び方はありますか?
内海氏:特別なことはありませんが、解放条件が引き継がれますので、PS Vita版を遊んでいた方は、イチからプレイしなくてもPS3版で遊べるようになっています。ただ、ゲーム性が変わっていますので、改めて最初から体験していただくのもアリかなと思っています。
――3月9日よりヴァイスシュヴァルツの「トライアルデッキ 初音ミク -Project DIVA- f」が発売されますが、カードゲーム化に至った経緯を教えてください。
内海氏:ワンダーフェスティバルでブンケイさん(ブシロードの田中文啓氏)とお会いして、僕の方からお話をさせていただいたのですが、そこでブンケイさんに乗ってもらったという感じです(笑)。割りと軽いノリでしたが、かなり気合の入った監修をしていますので、いいものに仕上がっていると思います。プレシャスメモリーズでも「初音ミクブースターパック」が発売されますので、好きな方はぜひ両方揃えていただきたいですね。
――最後にユーザーの方へメッセージをお願いします。
内海氏:PS3版が発売されて一段落したところですが、次の展開も楽しみにしていただけたらと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
――ありがとうございました。