セガは、3月8日から4月30日までの間、初音ミクオリジナル曲「千本桜」とのコラボイベント「初音ミク -Project DIVA- F × 千本桜 in JOYPOLIS」を開催する。ここでは、公開に行われた内覧会と「初音ミク -Project DIVA- F」の発売記念イベント「DAIBA de Thanks!」のレポートをお届けする。
「千本桜」で一面ピンク色に染まった東京ジョイポリス
イベント期間中ジョイポリスのアトラクションや、ジョイポリス内のカフェやレストランで千本桜とのコラボレーションが行なわれる。メインステージでは1日2回、14時と17時から「初音ミク -Project DIVA- F × 千本桜 in JOYPOLIS」のスペシャルムービーが放映される。
ジョイポリスの人気アトラクションの1つ、絶叫系アトラクション「ハーフパイプ トーキョー」では、プレイ中に流れるムービーと音楽が「千本桜」に。音楽にあわせてスピンを決めよう。
占いアトラクション「フォーチュンフォレスト」では占いの結果用紙が「千本桜」バージョンに。
デジタルフォトスタジオ「ダイバ写真館 むちゃプリ」では限定の「千本桜」バージョンのフレームが登場。
ジョイポリス内のカフェ「フレームカフェ」は、「千本桜」のPVで巡音ルカがメイドとして働いている「みるくほうるカフェ」に変身。限定メニューを注文するとオリジナルコースターがもらえる。
ドリンクや軽食を提供している「D-LOUNGE」では、オリジナルドリンク「サクラドリンク」が登場。こちらは注文するとオリジナルステッカーがもらえる。
ほかにも3月7日に発売されたPS3用ソフト「初音ミク -Project DIVA- F」の体験コーナーや、「千本桜」の世界観を再現したステージも設置されている。
このコラボレーションにあわせて、東京ジョイポリスでは入場料とアトラクションの利用券がセットになったオリジナルポストカード付き「スペシャルチケット」(おとな 2,600円、こども 2,100円)や、オリジナルグッズが販売される予定だ。
多くのファンが訪れた発売記念イベント「DAIBA de THANKS!」
3月7日には、同日に発売されたPS3用ソフト「初音ミク -Project DIVA- F」の発売記念イベントが行なわれた。
イベントにはバンドThe 39’sと、初音ミクの声を担当した藤田咲さん、鏡音リン・レンの声を担当した下田麻美さん、巡音ルカの声を担当した浅川悠さん、MEIKOの声を担当した拝郷メイコさんが登場し、トークショーやミニライブが行われた。
The 39’sはオリジナル曲のほか、ボーカロイド楽曲の「炉心融解」などを含む6曲を披露。リーダー安部潤さんは「オリジナル曲で観客の皆さんが盛り上がってくれるか不安でした」と話していたが、メンバーのソロパートでは歓声が上がるほどの盛り上がりを見せた。
拝郷メイコさんはオリジナル曲とMEIKOの楽曲「Color」のカバーを披露した。
トークショーではボーカロイドの収録についての裏話が披露され、下田さんは「初音ミクの収録の後に鏡音リン・レンの収録が行なわれたと思われている方が多いと思いますが、実はほぼ同時に収録していたんです」というちょっと意外なエピソードを紹介。
浅川さんは「巡音ルカの英語版の収録の際、お手本になる英語の音声があってそれを真似しながら収録するんです。そこに時々英語の収録をした方の『Shit!』などの放送禁止用語の愚痴がいくつか残っていて、英語収録をされた方も大変だったんだなって……(笑)」というエピソードも飛び出し会場からは大きな笑い声が起きた。
また藤田さんと下田さんは初音ミク&鏡音リン・レンのモノマネだけで会話するという遊びを行なっているそうで、トークショーの最中も唐突にモノマネが始まりほかのゲストが困惑する場面もあった。
拝郷さんはMEIKOの音声収録の話を聞いた際は「正直得体のしれないものでした。エロい事言わされるのかなーとか(笑)。でも担当の方に』世の中には曲や歌詞は書けるけど、シンガーソングライターの拝郷メイコさんの様に自分では歌えない人もいるんです。そういう人の音楽の幅を広げたいんです』と言われてお受けすることにしました」とMEIKO誕生のきっかけを紹介した。
イベントの最後には藤田さん、下田さん、浅川さんがボーカロイド楽曲をカバーするというファンには嬉しいステージが。ボーカロイド楽曲の生歌?を聞けたファンは一際盛り上がっているように見えた。