アークシステムワークスは、PS3/PS Vita用ソフト「XBLAZE CODE:EMBRYO」を2013年7月25日に発売する。価格は両機種とも、パッケージ版が7,140円(税込)、ダウンロード版が5,800円(税込)。
本作は、2D対戦格闘+ヴィジュアルノベルという新ジャンルを確立した格闘ゲーム「BLAZBLUE(ブレイブルー)」のプロデューサー・森利道氏と、そのスタッフが再集結し、「BLAZBLUE」の世界観とリンクし、新たな「蒼の物語」の展開を楽しめるアドベンチャーゲーム。
歴代の「BLAZBLUE」シリーズにて多くのユーザーから支持されている壮大な世界設定を活かしたボリューム満点のシナリオや、美麗グラフィック等のクオリティはそのままに、一般的なアドベンチャーゲームで多く導入されている選択肢を選ぶゲームシステムとは異なる、独自の「TOi(トイ)」という「選択肢のないゲーム進行」で物語を進める新たなゲームシステムを採用している。
もちろんアドベンチャーゲームには欠かせない魅力的なヒロイン達との個別エンディングも用意されているので、彼女達との物語にも期待しよう。
XBLAZE プロローグ
主人公「篝 橙八(カガリ トウヤ)」は「新横崎市」に住む高校二年生。ある日のバイトの帰り道、どこからか聞こえる「鈴の音」に誘(いざな)われ、10年前……
ある不可解な事件によって隔離された「閉鎖特区」へと侵入してしまう。そこには、大けがを負い、うめき声を上げる「男」の姿があった。近づく橙八を前に、「男」は豹変して襲い掛かって来るのだった。
鳴り全く事態が飲み込めず、逃げ惑う橙八の前に現れた小さな少女が男を撃退する。身体に似合わぬ大きな剣を軽々と振るう蒼き少女、その名は「Es(エス)」。「魔素」、「ドライブ」、「D発症者(ユニオン)」、「御剣機関」……
平穏な日常から一転、非現実的な出来事の連続に混乱する橙八。運命の歯車は、今動き出す……。
そんな主人公「篝 橙八(カガリ トウヤ)」と、謎の少女「Es(エス)」2人の出会いから始まる、新たなる「蒼の物語」。
主要登場キャラクター
篝 橙八
CV:菊池 幸利(きくち ゆきとし)
好奇心旺盛かつ非常に温厚な性格で、とても平凡に見えるが、ケンカ等を見かけるとすぐに首を突っ込み止めようとする妙な一面がある。姫鶴家に居候しつつ、生活費を納める為にカレー屋「まは☆ら~じゃ」でバイトしている高校生。
Es(えす)
CV:野村 真悠華(のむら まゆか)
御剣機関に属する対能力者兵士(スレイプニール)の一員。戦闘以外の事はまるで無知で、口数も少なく感情も表に出さない。高い身体能力以外に、短い距離ではあるがD発症者(ユニオン)の発する信号、“ディスカバーコール”を感知出来る。
姫鶴 ひなた
CV:持月玲依 (もちづき れい)
橙八が居候している姫鶴家の次女。姫鶴家には姉である由貴と妹のひなた、居候の橙八の三人で暮らしている。誰にでも優しく温和な性格で、いつも楽しそうにしている。無精者の姉に代わって姫鶴家の家事を殆どやっているが、本人は家事が好きなので気にしていない。
久音=グラムレッド=シュトルハイム
CV:近藤 唯(こんどう ゆい)
魔導都市イシャナの魔術学校に通う学生で、名家シュトルハイムのお嬢様。正義感溢れる性格で、間違ったことを見逃せずにトラブルを起こすことも多い。周囲の者からは「爆炎の魔女シュトルハイム」と恐れられている。現在の魔導協会では珍しい、実力で十聖になれる器として期待されている。
天ノ矛坂 冥
CV:水瀬 いのり (みなせ いのり)
御剣機関と協力関係にある、天ノ矛坂家の一人娘で次期当主。幼少の頃からD発症者(ユニオン)対策に携わっており、この年頃の少女とは思えないほど肝が据わっている。大人と接する機会が多いせいか、同年代とのコミュニケーションにはあまり慣れていない。陰陽術の使い手で、自ら式神を使役して情報収集する他、戦闘を行うこともある。
「XBLAZE」の世界で多くの人々が使用している“TOi(トイ)”
「TOi」とは「TECHNOLOGY of INTEREST」の略称で、XBLAZEの世界で流行中の情報収集ツールのことを指す。常に最新の情報が「TOi」に送られてくるので、プレイヤーは気になる記事をこの情報端末を使用して確認することが可能だ。
「TOi」ではただプレイヤーが情報を確認するだけではなく、関わりのある人物の状況が確認できる。また、本作はアドベンチャーゲームで多く導入されている「選択肢」が存在しないため、この「TOi」がプレイヤーの行く末を大きく左右する重要なゲームシステムになる。