【ニコニコ超会議2】同じ曲でもタッチモード、ボタンモードで異なるリズムゲームが楽しめる3DS「初音ミク Project mirai 2（仮）」試遊レポート

幕張メッセにて4月27日、28日の2日間にわたって開催された「ニコニコ超会議2」。ここでは、セガブースにて出展されたニンテンドー3DS用ソフト「初音ミク Project mirai 2（仮）」の試遊レポートをお届けする。

「初音ミク Project mirai 2（仮）」は、20万本以上の累計出荷本数を記録した「初音ミク and Future Stars Project mirai」の続編となる、電子の歌姫「初音ミク」主演の3Dリズムアクションゲーム。CGモデルは前作に引き続き、グッドスマイルカンパニーの人気フィギュア「ねんどろいど」のデザインを採用し、初音ミクたちを3D映像（立体視）で楽しめる。

そのほかにも、パワーアップしたマイルームや、さまざまな切り口で表現されているPVの収録、AR（拡張現実）を使った「ARライブ」などの要素も収録されている。

そんな本作をタッチペンで遊ぶ「タッチモード」、前作同様に十字ボタンとABXYのボタンを使って遊ぶ「ボタンモード」ともにプレイできたので、そちらの試遊体験レポートをお届けしよう。

今回の試遊版で遊べたのは、オリジナル動画を3D化して初収録した「ドレミファロンド」と、PVを一新した前作のテーマソング「ゆめゆめ」の2曲。前作と同様、難易度は「ラクラク」「ホドヨク」「トコトン」の3つが用意されており、筆者は、最初肩慣らしに「ゆめゆめ」をタッチモードのホドヨクでプレイし、次いで「ドレミファロンド」をタッチモードのトコトン、「ゆめゆめ」をボタンモードのトコトンでプレイした。


ドレミファロンド	ゆめゆめ

タッチモード

現在発表されている情報の中で、前作を遊んだ人にとっては最も気になるのは気になるのはタッチモードの操作感ではないかと思うが、遊んでみた印象として、タッチペンでタッチする際の反応の良さとタッチならではの判定基準の2点を挙げたい。

タッチモードでは、ラクラクでは画面全体、ホドヨクでは画面を2分割、トコトンでは画面を3分割し、それぞれに対応する色のアイコンが中央のサークルに到達する際にタッチするという流れでプレイすることになる。最初はさすがに完全に対応することはできなかったが、ある程度組み合わせを把握すればサクサクとプレイできる。

これだけでも十分に遊べる要素ではあるが、もっとやりごたえのあるプレイをしたいという人に向け、長押しや長押し中にタッチペンで円を描く操作、画面をスライドする操作などが追加される。これにより、画面上の各ゾーンにタッチペンを動かしつつ、必要な場面では別の操作が求められるという、なかなかにスリリングなプレイが楽しめる。

そして、今作では譜面配置のデザインも一新されて柔らかい表現となっており、より見やすくなっている点も注目してほしいところだ。

ボタンモード

続いてボタンモードについてだが、こちらは上記の譜面デザイン部分を除けばほぼ前作の遊びが踏襲されている。タッチモードがどちらかと言えば同じアイコンが連続する譜面に向いてないこともあり、こちらでは逆にボタンの連打を必要とされる譜面となっていた。

また、ボタンモードのみの仕様として、4つのボタンだけでなく、それぞれのボタンの位置に対応した十字ボタンを同時に押す必要のある2ラインが用意されており、曲によってのプレイの幅は広がりそうだ。

補足として、ボタンモードでも各ボタンが下画面上に4分割した状態で表示され、対応するものであればタッチ操作でもプレイ可能。ただしこちらは連打に向かないのと上記の操作があるため、十字キーと一緒のプレイが必須となる。

そのほか、レベルやチャンスサークルなどのゲーム中のギミックがほとんど無くなっており、どれだけ正確に押すことができるかという純粋な遊び方になっているなという印象を持った。ランクの評価システムも変わっており、筆者は大体リザルト時の表示が90％を超えた時にはS、95％を超えた時にはSSとなっていた。

今回の内容はまだタイトルの全容ではないということで、今後公開されるであろうムービーや試遊の機会にも注目したいところ。ニコニコ超会議2は残念ながら終わってしまったが、日本テレビ汐留ビルで開催中の「Go!Next60 日テレ黄金週間」では5月6日まで試遊できるので、興味のある人は足を運んでみてはいかがだろうか。

セガブースでは、このほかにもPS3用ソフト「初音ミク -Project DIVA- F」、PS Vita用ソフト「初音ミク -Project DIVA- f」、アーケードにて稼働中の「maimai」、「初音ミク -Project DIVA- Arcade」といったリズムゲームが試遊出展されていたほか、先日発表されたばかりのフィギュア「REAL ACTION HEROES 初音ミク -Project DIVA- F」の展示など、盛りだくさんの出展内容となっていた。