5pb.は、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」を題材としたPS Vita用ソフト「やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。」を2013年9月19日に発売すると発表した。価格は、通常版・ダウンロード版が7,140円、限定版が9,975円(各税込)。
現在テレビアニメが放送中、渡航(わたりわたる)氏(小学館「ガガガ文庫」刊)によるライトノベル作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」がPS Vitaに登場!
ゲームのシナリオは、渡氏が全面的に監修しており、原作ファンの期待に応える主人公の痛さ・残念さがゲームで存分に発揮されるぞ。また、本作独特のゲームシステムを搭載し、主人公の迷走ぶりが楽しめる。
そして、限定版には渡氏自らが脚本を書き下ろした、完全新作の「オリジナルアニメBlu-ray」が同梱されるぞ。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」とは?
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、2011年3月にガガガ文庫(小学館)より 発売された渡 航著、ぽんかん(8)(※正式には○囲み)イラストによるライトノベルで、2013年6月現在7巻まで刊行されています。
主人公をはじめとする、さまざまな登場人物たちの非リア充ぶりが読者の共感を呼び、3巻、4巻、7巻では特装版も刊行されています。そして、2013年4月よりテレビアニメ放送中で、人気はますます拡大をしています。
原作ストーリー
友達がおらず、むしろ作らないことを誇るほどひねくれた高校生・比企谷八幡が主人公。そんな彼が生活指導の教師によって部活動に強制参加させられることになる。それは、生徒が抱える問題の解決の手助けをする「奉仕部」であった。
これによって八幡は、それまでたったひとりの部長兼部員であった容姿端麗成績優秀、完璧主義者の完璧美少女(但しぼっち)雪ノ下雪乃。後に加入する明るく元気でコミュニケーション能力の高い(但し、周囲の顔色伺いすぎな)今風のギャル由比ヶ浜結衣らと、行動を共にするようになっていく。
今回はゲームのストーリーや八幡のごとく“非リア充”ならではの視点で楽しめるゲームシステム、そして原作やアニメでおなじみの登場キャラクターたちを紹介しよう。
ゲームストーリー
こうして比企谷八幡の不本意な夏休みは始まった―
夏休み―。プール、バーベキュー・肝試し・花火大会など……みんなで楽しむイベントの数々。
そんな世間のリア充ライフを他人事とし、誰とも会わず、遊ばず、働かず。これこそ非リア充面目躍如の夏休みとばかりに、主人公・比企谷八幡は、外界から引きこもり、非リア充ならではの充実ライフを満喫しようとしていた。
しかし、奉仕部顧問・平塚 静からの強制によって、八幡は奉仕部メンバーと共にさまざまな「ボランティア活動」という名の“青春っぽいイベント”への参加を余儀なくされるのであった。
孤独と偏愛に満ちた充実のゲームシステム
本作では、アドベンチャー+各種モードによってゲーム性をアップし、さまざまなエピソードが展開、「非リア充」ならではの体験を主人公・比企谷八幡の視点で楽しめるゲームシステムが搭載されている。
廃人カウンタ
本作では、主人公八幡の廃人度を示す「廃人カウンタ」がストーリーに影響。この「廃人カウンタ」は高すぎても、低すぎても、つまり“リア充“でも”廃人”でもバッドエンドを迎えてしまう。 また、廃人カウンタが一定値以上のときのみ現れる選択肢も用意されている。
「行動選択肢」と「脳内選択肢」
“ぼっち”は友達がいない分、多くの時間を思索に費やすことができる。ぼっちなればこその深い思索に基づいた八幡ならではの「思考」と「行動」。ゲーム中の選択肢には、それまでの会話の流れで「行動」を決める「行動選択肢」と、問いかけに対し脳内でリアクションする「脳内選択肢」がある。その時々で選択した行動と思考のさじ加減により、その後の八幡の運命が決定するのだ。
進行中に表示される選択肢は、基本的には行動のみの選択肢、脳内のみの選択肢となるが、場合によっては行動選択と脳内選択が混在することがある。これらの選択によって好感度と廃人度のバランスが影響され、ゲームのシナリオが変化する。
「行動選択肢」
「行動選択肢」は四角い吹き出しの形で表示されるもので、どこへ行く、何をするといった目に見える行動を選択できる。行動選択は、主に八幡に対する好感度に影響を与える。
「脳内選択肢」
雲型の吹き出しで表示されるのが「脳内選択肢」。八幡の思考を示すもので、脳内選択は、主に八幡自身の廃人度に影響を与える。
沈黙打破モード
慣れない状況での気まずい沈黙を「話題カード」を駆使して打ち破るモードで、ヒロインたちとのふたりきりのシチュエーションが楽しめる。うまく切り抜けたその先には、胸が熱くなるお楽しみシーンが待ちうけている!
ビジュアライズモード
原作小説では、章の間に八幡の残念な読書感想文やレポート、八幡と他の人物との電話やメールでのやりとりなどが掲載されているが、このお楽しみカットをゲームで再現したものが「ビジュアライズモード」だ。ただ再現するだけではなく、ゲーム本編の展開によって、新たな会話や物語が出現するぞ。
登場キャラクター
比企谷八幡(ひきがやはちまん) CV:江口拓也
主人公。総武高校2年F組。働いたら負けであると考えている。ひねくれた性格から友達も彼女もなく、ぼっちであり、自分は友達だと思っていたら相手にとってはまったくそんなことは無かった、という経験を積み重ね数多くのトラウマを抱えている。
「根性が腐っている」「目が腐っている」といわれる。“国語は学年3位、顔はそこそこ いいので、基本高スペック である”と本人はのたまう。とても残念な高校生。
結衣曰く「キョドりかたキモいし」。
雪ノ下雪乃(ゆきのしたゆきの) CV:早見沙織
ヒロインの一人。奉仕部部長。総武高校2年。八幡とは違うクラス。趣味は読書。帰国子女で、学力テストは常に学年1位。運動神経も良く、楽器や歌など音楽の才能も有り、家事もできる美少女。
しかし、徹底してクール。常に本音で話すため、悪意はないが、辛辣な物言いとなる。学内で誰もが知る存在。友達はいない。
由比ヶ浜結衣(ゆいがはまゆい) CV:東山奈央
ヒロインの一人。八幡のクラスメイト。派手な今風ギャルであるため、八幡からはビッチと呼ばれる。人当たりが良く、空気を読むため友達も多いが、周囲の顔色を伺いすぎてしまう。
自分の悩みを相談するため奉仕部を訪れた際に、雪乃にキツイ言葉を浴びせられるが、本音で接する雪乃に憧れを抱き、なし崩し的に奉仕部の部員となる。勉強も料理も大の苦手。
平塚静(ひらつかしずか) CV:柚木涼香
総武高校教師。生活指導担当しており、奉仕部の顧問を務める。八幡を奉仕部へ強制的に入部させた。
見た目に反しておっさんくさく、熱血少年マンガに感化されている。年齢の話題に触れると殴る。八幡や雪乃のような、孤高であるが故社会への適応を危ぶまれる生徒を奉仕部へ入部させ成長を促す。未婚。
|戸塚彩加(とつかさいか) CV:小松未可子
八幡のクラスメイト。所属しているテニス部を強くしたいという奉仕部への依頼をきっかけに八幡との交流が始まる。外見も性格も女子っぽいのだが男子。
女子との交流を諦めている八幡はそれまで彩加の存在を知らなかったため、初めて会話したときには女子だと勘違いした。しかし、男子とわかっていても女子のように見てしまうことがしばしば。
比企谷小町(ひきがやこまち) CV:悠木碧
八幡の妹。兄とは真逆でコミュニケーション能力が高く、天真爛漫な中学3年生。
兄の八幡とは仲が良く、八幡の特殊性もよく理解している。もちろん、それが非常に痛くて非常に残念であることを理解しているので、他人に対しては兄の良い部分をアピールすることもある。そして、それが良い妹だという自分の評価に繋がることも心得ている。
曰く「今のは小町的にポイント高いかも」
材木座義輝(ざいもくざよしてる) CV:檜山修之
総武高校2年。重度の中二病患者。足利義輝にちなんで自分を「剣豪将軍」と呼んでいる。ライトノベル作家を目指している。
八幡と別のクラスだが、おなじく友達がいない。体育の授業では、残り物同士でペアを組んだことから、八幡を一方的に友人とみなしている。