2013年6月11日~13日の期間、アメリカ・ロサンゼルスで開催したゲームショウ「E3 2013」。PS3用ソフト「BEYOND:Two Souls」について、David Cage氏へのミニインタビューをお届けする。

日本では2013年10月に発売予定のPS3「BEYOND:Two Souls」。本作は、生まれた時から不思議な能力を持った主人公ジョディ・ホームズが、15年間の人生を通して経験するさまざまな出来事を描いている。

すでにジョディの幼少期やホームレスなどのシーンが公開されているが、E3トレーラーでは、ソマリアの戦場へ向かうジョディの姿を確認できた。

会場では、E3トレーラーに登場するソマリアのシーンをプレイできる試遊台が設置され、最終日まで順番待ちの長い列ができていた。試遊では、少年に出会い、命の危険に晒されながらも少年と行動を共にするジョディの心の変化を確認することができた。

E3最終日となる6月13日、Quantic Dream CEO 兼 創業者のDavid Cage氏に、今回のシーンと現在の開発状況について聞くことができたのでその模様をお届けしよう。

――現在の開発状況を教えて下さい。

David Cage氏:マスターまであと3ヶ月の状態です。

――今後はどのような点をブラッシュアップしますか?

David Cage氏:ユーザーテストを通して、どういった箇所が好きだったか嫌いだったか、簡単だったか難しかったか、といったフィードバックをもらい、全体的なバランス調整を行なっています。

――2013年3月に行われたスタジオツアーのバージョンからUIで進化した点はありますか?

David Cage氏:UIは常に改良を重ねているので具体的には言えませんが、少し変化しています。また、現在のUIでほぼ完成している状態です。

――今回公開されたソマリアのシーンは、今までの舞台とは大きく異なりますが、見どころやポイントは?

David Cage氏:ソマリアはジョディの15年間の人生のうちの一部です。開始時は普通のビデオゲームのようにはじまり、銃を撃ったりステルスモードで隠れたりします。このシーンで一番注目してほしいのは、ジョディと少年との心の交流です。

――戦場が舞台となっていますが、プレイヤーの選択によってジョディが死んでしまうようなこともあるのでしょうか?

David Cage氏:このゲームにおいてゲームオーバーはないので、間違ったアクションをしてしまったとしても死んでしまうことはありません。しかし、その時とった行動がその後のストーリーに影響していきます。

――ソマリア以外にもアクションがメインとなるシーンはあるのでしょうか?

David Cage氏:「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」は、短期間での展開の早い話でしたが、「BEYOND:Two Souls」は長い期間の話なので、シーンごとに大きな出来事もあれば、日常の小さなことを積み重ねていくこともあります。

――日本で待っているファンにメッセージを下さい。

David Cage氏:「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」を楽しんでくれてありがとうございました。そして、「BEYOND:Two Souls」にも興味をもってもらえたことを光栄に思っています。今、ゲームを最高のものにするために調整を行なっています。日本語へのローカライズも素晴らしいものにしているので、楽しみに待っていて下さい。

東京ゲームショウが開催される頃に日本に行きたいと思っています。ファンの皆さんに会えることを楽しみにしています。

――ありがとうございました。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー