アメリカ・LAにて2013年6月11日~13日(現地時間)まで開催された「Electronic Entertainment Expo(E3) 2013」。PlayStationブースにて試遊できたPS3「The Last of Us」プレイインプレッションを紹介。

日本国内でもまもなく発売を迎えるサバイバルアクション「The Last of Us」。「アンチャーテッド」シリーズでおなじみの開発会社「Naughty Dog」が開発を手がける本作は、謎の寄生菌によって崩壊したアメリカを舞台に、ジョエルとエリーの2人の登場人物がさまざまな困難を乗り越えていく絆と愛情の物語だ。

「E3 2013」PlayStationブースでは、発売を直前に控え、製品版に近いビルドが40台を超える大量の試遊台を用意、ゲームスタート時には体験する都市と難易度も選択することができた。最終日の閉幕ギリギリの時間でもかなりの人数が列を作り、何度もプレイを楽しんでいたのが印象的だった。

今回の試遊では、崩壊した街をジョエルとエリーが探索するパートを体験。最初は車で移動していたが、生き残った人間によって妨害され、結局徒歩で逃走を図った。まだインフェクテッドは出てこなかったが、やはり一番怖いのは窮地に立たされた人間なのか…。

ほとんど準備もできないうちに、暴徒と化した生存者たちに囲まれる。手持ちの銃弾もわずか。武器になるようなものをいち早く見つけて対処しなければ命はない。しかも自分だけでなく同行するエリーにも危害は加えられるのですぐに助けよう。

襲ってくるのはインフェクテッドではないため、近接攻撃で倒すこともできるが、かなりリスクは大きい。人間であるため、戦闘に夢中になっているとあっという間に囲まれてボコボコにされる。うまく隠れながら一人ずつ倒すか、逃げ切るのもありだ。本当に銃弾のありがたさが身にしみる。

</p>

また廃墟の中にはドアやシャッターを開けて内部に侵入できる建物もあり、探索すればサバイバルに役に立つアイテムを見つけることができる。一見ジャンプでは行けないような場所も落ちている木の板を橋のように設置すれば行けるようになったり、意外なものが役に立つことも。強力な武器が落ちていることも!?

15分ほどの短い試遊だったが、残念ながら4~5回はやられてしまった。しかし近くの場所からすぐに再開は可能だし、いろいろ試してみると「こんなに簡単に逃げ切れるんだ」と気付くことができる。「この場所ではこうしなければならない」といった制限は全くないので自分の武器やアイテム、その場の状況をよ~く考えて行動すれば必ず生き残れるはず…だ。

そしてプレイをしていて一番印象的だったのが、文明や人類がほとんど崩壊した世界が皮肉にも「とても美しかった」こと。意図されたグラフィックや演出かは不明だが、舞う風や砂ホコリ、揺れる木々やまぶしすぎる夕日など、リアリティーにあふれていて少し恐ろしかった。本当に一見の価値ありの風景がそこにあった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー