角川ゲームスは、2013年8月1日発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「KILLER IS DEAD」について、本日6月23日、「『KILLER IS DEAD』完成披露Wイベント in 秋葉原」を開催した。
本イベントは、PS3/Xbox 360「KILLER IS DEAD」の完成を記念して行われたもので、第一部「THE処刑人体験イベントin ヨドバシAKIBA」と第二部「21世紀の大人たちに贈る!!“愛と処刑のプレゼンテーションイベントin秋葉原パセラ電気街店”」の二部構成で開催された。ここでは、本イベントの模様をレポートしよう。
第一部「日本最速!!“THE 処刑人体験イベント in ヨドバシ AKIBA”」
第一部では、「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」ゲームコーナーに3つのミッション(2つの処刑ミッションと1つのジゴロミッション)を楽しめる試遊台が設置され、来場者は全てのミッションを順番に遊ぶことができた。
試遊では、5分以内にチェックポイントに到達し、敵を殲滅することでミッションクリアとなり、ミッションに成功すると、それぞれの試遊台に設定されたイメージガールとポラロイド写真撮影を行うことができる。
操作は、□ボタンでスラッシュアクション、○ボタンでガード及び避けることができ、敵の攻撃を華麗に避けながら、斬り続けることが攻略のポイントだ。画面右上に表示される数字がたまるほど、攻撃速度が速くなり、パワーも向上する。日本ではじめて行われた試遊ということもあり、来場者も苦戦している様子だった。
第二部「21世紀の大人たちに贈る!!“愛と処刑のプレゼンテーションイベント”」
第二部は、「秋葉原パセラ 電気街店」に場所を移して開催。アルコールや軽食も用意されており、来場者は飲食をしながらプレゼンテーションを楽しむことができた。
冒頭、エグゼクティブプロデューサー 安田善巳氏、エグゼクティブディレクター 須田剛一氏、キューティー3が登場し、安田氏の掛け声で乾杯が行われた。
続いて、世界各地域の発売日に関する発表が行われた。2013年8月1日に日本国内で発売、アジア地域でもPS3版が同日に発売される。さらにアジア地域では、9月頃に中文版の発売も予定されているそうだ。北米は、プラットフォーマーの認可を待っている状態で今夏発売予定としている。欧州の発売は2013年8月が予定されている。
「教えて!エグゼクティブ2」のコーナーでは、安田氏と須田氏が本作の注目ポイントや魅力について語った。
本作の魅力について聞かれた安田氏は、アクションゲームとしてのレスポンスとやりこみ要素の2点が最大の魅力であると語った。続いて、須田氏も入力ボタンを入れた瞬間に発動する攻撃のレスポンスといったアクションを挙げた。もう1点はグラフィックを挙げ、「僕もビックリするぐらい格好いいグラフィックになったんですよ。」と胸を張って新しいアクションゲームが作れたと話していた。
ジゴロモードについて安田氏は、「美しくドキドキワクワクする映像をギリギリの所で表現したモード」と説明、ジゴロモードの一部を確認できるムービーを上映し、会場を沸かせていた。
クリエイター陣に聞く「見せて!聞かせて!愛と処刑のファンタジー」のコーナーでは、ディレクター 新 英幸氏、ミュージックディレクター 山岡 晃氏、グラフィックディレクター 山口 雄大氏が登壇。
本コーナーでは、新氏が京都を舞台にしたサブミッション「守衛の街」でスーパープレイを披露した。本ミッションはゲーム中盤でプレイすることができるもので、浜田山の盆栽の奪還が目的となる。プレイ中は喋れなくなってしまう新氏だが、「歯ごたえ抜群のゲームです」と堅いボスに苦戦しながら必死に語りつつ、なんとかミッションをクリアし、会場からは拍手が起こっていた。
新氏は、ビジュアルなどプレイヤーが触れる箇所には全てこだわったとしながらも「ユーザーがうまくなってはじめて凄いアクションが出せるものを目指した。」と、特にアクション部分にこだわったと話した。
「LOLLIPOP CHAINSAW」に引き続きカットシーンを担当した山口氏は、「殺し屋シリーズの最高峰を作ろうと最初に聞いて、気合を入れて頑張りました。」と語った。「LOLLIPOP CHAINSAW」とは異なり、実写ですべてのシーンを撮影した後にモーションキャプチャーなどを行ったことを明らかにし、絵コンテなど用意されたものではない生の動きが出ていると説明した。
続いて、日本語ボイスと英語ボイスの比較ムービーが上映され、英語版では女性はセクシーに、男性は渋くなったボイスを確認することができた。山岡氏は、最後にボイスを入れることを「キャラクターに命を与える」と表現し、音の仕事の楽しいところだと語っていた。
最後は、2ショットポラロイド写真や特製お菓子が当たる「21世紀の大人たちに贈る!プレゼントコーナー」。じゃんけんの勝者がさまざまなプレゼントを獲得していた。