スクウェア・エニックスのアーケードゲーム「ガンスリンガー ストラトス」と、東京シティ競馬場(TCK)のコラボレーションイベントが、7月10日に大井競馬場にて開催された。
今回行われたイベントは、「ダービーウィーク 2013」キャンペーンのプロモーションVTRに登場した赤城看護師の声を担当する植田佳奈さんが、大井競馬場内のトゥインクルステージにてジャパンダートダービー優勝馬予想のトークを行い、その後の同レース表彰式でプレゼンターを務めるというもの。
ジャパンダートダービーは7月10日の大井競馬場第11レースだが、その前の第10レースには、植田さんが竜胆しづね役で出演する「ガンスリンガー ストラトス」とTCKのコラボレーションとして、「ガンスリンガー ストラトス一周年記念」の名を冠したレースも行われていた。
ここではまず、ステージの模様からお伝えしていこう。トークステージは、大井競馬場を始めとする南関東の競馬場でレース実況を担当する大川充夫氏の司会の元、ゲストに植田佳奈さんを招いて行われた。
「ガンスリンガー ストラトス」とのコラボイベントということもあり、冒頭では植田さんが竜胆しづねについて「見た目は可愛らしいメイドさんですが、大好きなご主人様を守るため、裏ではアサシンとしてザクザク敵を打ち倒すキャラクターです」と、同作で自身が演じたキャラクターを紹介。
また、大川氏からは「声は作っているんでしょうか?」という、声優の仕事についての質問が飛び出した。これに対して植田さんは「幼い子だと作り込みますし、あまり作らないで下さいという場合もありますので、素に近い声で喋ることもあります」と答えた。海外ドラマなどの吹き替えではやや大げさな表現をすることもあったり、媒体によって変えることもあるという。
さらにステージ上では、キャラクターをイメージして喋ってほしいという大川氏からのリクエストに応え、竜胆しづねと、「咲-saki-」の宮永咲をイメージして、それぞれ「お仕事お仕事!勝つお馬さんを予想しちゃいますよ!」(しづね)、「競馬って楽しいよね!」(咲)と、即興でセリフを読み上げて会場を沸かせていた。
この後はイベントの本題、ジャパンダートダービーの優勝馬を予想することに。実は植田さん、競馬は今年に入ってから始めたようで、競馬場に来たのは今回を含めて5回目ぐらいだというが、6月に行われた東京ダービーの予想を見事的中させたという。しかもステージイベントの打ち合わせ中に、スタッフたちがモニタを通してレースを見ていたが、そこでも予想を的中させたのだとか。
そんな植田さんは、本命に一番人気の5番クリソライト、対抗に二番人気の10番エーシンゴールドという手堅い予想に加え、4番のジェネラルグラントと2番のユメノアトサキを挙げた。普段はパドックを見てから決めるところ、今回はデータだけでの判断だというが、「クリソライトはデビューしてからのダートレースで3位以下になったことがなくて、エーシンゴールドは6月のレースで4歳以上の大人の馬と走って勝っているので実力があるのでは」と、本格的なトーク内容で大川氏を唸らせていた。
ジェネラルグラントは東京ダービーの複勝が当たったため演技を担いで、ユメノアトサキは夏の暑いレースでは牝馬(ひんば、メスの馬)が強いという話を聞いたため選んだという。本レースに牝馬は2匹出場していたが、そのうちユメノアトサキは兵庫のレースで連勝していたため、自身が神戸の大学に通っていたこともあって選択したようだ。
一方の大川氏は、13番のベストウォーリアを軸に、4番のジェネラルグラント、5番のクリソライト、9番のインサイドザパーク、10番のエーシンゴールド、15番のアウトジェネラルを対抗に持ってくるという予想を披露した。クリソライトとエイシンゴールドという手堅いところに加え、地方の馬にも上位に来てほしいという思ってこの予想にしたとのこと。
レースの予想を披露したことでトークステージは終了となるが、最後に植田さんから来場者に向けて「『ガンスリンガー ストラトス』は7月12日に一周年を迎え、これからますます盛り上がっていきますので、プレイしたことがある人もない人も、ぜひ一度楽しんでください。そして競馬は始めたばかりで分からないことも多いですが、知れば知るほど面白くて深いんだろうと思っていますので、いろいろアドバイスをしてくれると嬉しいです」とメッセージを送っていた。
肝心のジャパンダートダービーのレース結果については、1着から順に5番、10番、16番と、見事植田さんの予想が的中。さらに表彰式では、本馬場を馬車で走りながら現れるという注目を集める登場をしつつ、プレゼンターの役目を果たしていた。ステージでのトークから優勝馬予想、そしてプレゼンターと植田さん大活躍なイベントとなっていた。