セガは本日8月18日、東京・新宿「アルタビジョン」にて、「龍が如く」シリーズのキャラクター総選挙の結果と、最新作となる「龍が如く 維新!」を発表した。

目次
  1. 10位「峯義孝」 100,042票
  2. 9位「郷田龍司」 104,345票
  3. 8位「渡瀬勝」 105,898票
  4. 7位「谷村正義」 111,304票
  5. 6位「馬場茂樹」 112,904票
  6. 5位「堂島大吾」 114,290票
  7. 4位「秋山駿」 139,584票
  8. 3位「冴島大河」 182,555票
  9. 2位「桐生一馬」 188,921票
  10. 1位「真島吾朗」 203,667票
  11. 今度の主人公は坂本龍馬!シリーズ最新作「龍が如く 維新!」始動
  12. 名越稔洋氏、横山昌義氏へのショートインタビュー

「龍が如く」シリーズのキャラクター総選挙は、7月9日から8月8日までの1ヶ月間「龍が如く」ポータルサイト内にて行われていたもので、総勢100名のキャラクターによる選挙の結果、上位10位までに選ばれたキャラクターは「特製デジタルコンテンツ」となり、後日配信される。

当日は発表の30分前から徐々に人が増え始め、結果発表の映像が上映される直前には老若男女問わず多くのファンが詰めかけていた。中でも女性のファンは特に多かった印象で、「龍が如く」シリーズが幅広い層から支持されていることを改めて感じた。

そして17時になると同時に上映された総選挙の結果は、以下のとおりとなっている。

10位「峯義孝」 100,042票

「龍が如く3」に登場した東城会若頭補佐兼直系白峯会会長。堂島大吾とは兄弟の盃を交わした。ブラックマンデーと協力するも桐生に敗北。

登場作品:龍が如く 3

9位「郷田龍司」 104,345票

直参二代目郷龍会会長。「龍が如く2」では高島の銃撃を受けながらも最後に桐生と死闘を繰り広げた。狭山薫とは異父兄弟。

登場作品:龍が如く2

8位「渡瀬勝」 105,898票

近江連合若頭直参渡瀬組組長。“関西の龍”郷田龍司が去った後の近江連合において、一番の武闘派として知られる実力者。

登場作品:龍が如く5

7位「谷村正義」 111,304票

警視庁神室署生活安全課所属の刑事。違法営業店から口止め代わりに賄賂をもらう汚職刑事で“神室町のダニ”と呼ばれている。

登場作品:龍が如く4

6位「馬場茂樹」 112,904票

冴島と同房の囚人。かつて北海道の極道組織に属していた折、兄貴分のために殺人を犯して服役。

登場作品:龍が如く5

5位「堂島大吾」 114,290票

構成員3万人を数える関東最大の極道組織、東城会の六代目会長。堂島宗兵と弥生の息子。人望が厚く、桐生からも信頼されている。

登場作品:龍が如く2,3,4,5

4位「秋山駿」 139,584票

「龍が如く4」「龍が如く5」の主人公の1人。神室町で街金融スカイファイナンスを営む男。条件を満たせば、どんな相手にも無利子無担保で融資する。

登場作品:龍が如く4,5

3位「冴島大河」 182,555票

「龍が如く4」「龍が如く5」の主人公の1人。かつて敵対する組織の組員を18人殺した罪で、25年もの歳月を獄中で過ごした伝説の極道。

登場作品:龍が如く4,5

2位「桐生一馬」 188,921票

「龍が如く」シリーズの主人公。元東城会四代目会長。かつて“堂島の龍”と恐れられた伝説の極道。

登場作品:龍が如く1,2,3,4,5

1位「真島吾朗」 203,667票

東城会舎弟頭直系真島組組長。かつて“嶋野の狂犬”と呼ばれ恐れられた超武闘派の極道。冴島とは兄弟盃を交わした間柄。

登場作品:龍が如く1,2,3,4,5

8月2日までの中間ランキングでは1位・真島吾朗、2位・桐生一馬、3位・冴島大河、4位・馬場茂樹、5位・谷村正義だったが、最後の1週間で堂島大吾、秋山駿といった主要キャラクターが表を伸ばした形だ。3位以上のキャラクターは中間ランキングと変わっておらず、シリーズを通しての主人公である桐生一馬や、全作品に登場している真島吾朗の人気の高さがよく分かる結果となった。なお、期間中の総投票数は約170万票に達したという。

今度の主人公は坂本龍馬!シリーズ最新作「龍が如く 維新!」始動

総選挙の結果発表が終わると、スクリーンではカウントダウンがスタート。カントが0になると「後方を見よ!」の合図とともに、ステーションスクエアにて最新作「龍が如く 維新!」が発表された。

本作は「龍が如く 見参!」に続く、日本の歴史を題材にしたスピンオフ作品で、坂本龍馬を通して幕末の舞台が描かれる。対応機種、発売日、価格はすべて未定ながら近日中に続報が公開されるそうなので、そちらに期待しよう。なお、今回公開された巨大広告は8月24日まで掲示されているので、気になる人は足を運んでみてはいかがだろうか。

名越稔洋氏、横山昌義氏へのショートインタビュー

一連の発表が終了した後に、シリーズの総合監督・名越稔洋氏と、最新作のプロデューサーを務める横山昌義氏にお話を伺うことができたので、その内容をお伝えしよう。

――まず「龍が如く 維新!」の内容について、言える範囲で教えて下さい。

左から名越稔洋氏、横山昌義氏
左から名越稔洋氏、横山昌義氏

名越氏:見ての通りですが、坂本龍馬を主人公に据えた「龍が如く」最新作です。歴史物の作品はこれで2回目ですが、前作「龍が如く 見参!」も評判が良かったですし、時間もかなり経っているので、しっかりとレベルアップした姿を見せたいという心意気で制作しています。

――総選挙の結果を受けての率直な感想をお願いします。

横山氏:来るべきキャラクターがしっかり上位に来たなという印象ですね。ランキングを発表するたびにファンの方が歓声をあげてくれて、「龍が如く」のキャラクターが愛されていることが再確認できたのでよかったです。僕達の予想と、ファンの方の期待が上手く合致しましたね。

名越氏:真島か桐生が1位になるだろうと予想していたんですけど、その通りになりましたね。主役が愛されるのもいいですが、脇役にスポットが当たるのも格好いいことだと思うし、良い結果だと思います。

――今回、新宿のアルタビジョンで発表することになった理由を教えてください。

名越氏:せっかく総選挙をすることになった以上はお祭りのイメージでやりたいと思っていましたし、夏休みで来られる方も多いと考えて、新宿にしました。

横山氏:新宿は「龍が如く」の聖地ですし、映像と看板を同時に見せられるちょうどいい場所だったので、ここに決めました。お盆の最終日ですし、夏休みのいい思い出になってくれたら嬉しいですね。総選挙の企画を始めた時から仕込んでいましたが、雨が降らなくて本当によかったです。

――今回はベスト10の発表でしたが、それ以外のキャラクターも含め、お2人が投票するとしたら誰になりますか?

横山氏:実は僕は毎日いろいろなキャラクターに投票してたんですよ(笑)。その中でも「龍が如く5 夢、叶えし者」の主人公の1人である品田(辰雄)は気にかけてましたね。惜しくもトップ10には入りませんでしたが、最終的に13位と、比較的上位に入ってきたので安心しています。

名越氏:誰か1人挙げろと言われると難しいですね。難しいので、僕は投票しませんでした。

――発表を見に来た人の中には女性も多くいましたが、その模様を見ての感想はありますか?

横山氏:今日の盛り上がり方も、170万を超える投票数も、シリーズが培ってきたものの結果なのかなと思っています。ここに見に来てくれた人がすべてというわけではないですが、キャラクターを愛してくれることはありがたいですね。上位キャラクターはすべて男性キャラクターでしたし、「龍が如く」が女性へも広がっているんだなと改めて感じました。

名越氏:ランキングが発表されるたびに「キャー」という歓声があがるのを見て、なんだか不思議な気分になりましたね。元々、こんなに多くの層に愛されると思っていなかった作品ですが、愛されること自体は悪いことではありませんし、ありがたいと思っています。

――最後に「龍が如く 維新!」を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

横山氏:「龍が如く 維新!」のような作品が来ると予想していた方もいるでしょうし、逆にまったくの予想外だった方もいるかと思います。新情報はすぐに発表する予定なので、真実を越える「坂本龍馬」の姿を、楽しみに待っていてください。

名越氏:これからどんどん発表していくので、楽しみにしていてください。また、総選挙を開催した意味も、これから少しずつ説明していこうと思いますので、よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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