勝利の鍵は「ダブルドロー」にあり！PS3「エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～」攻略日誌第2回をお届け

前回の記事ではエスカ編をお届けしましたが、第2回となる今回はロジー編で挑戦。エスカ編の終盤でなんとか強力な武器＆アイテムをひと通り揃えた筆者ですが、果たしてこれで本当にクリア、さらにはプラチナトロフィーまでたどり着けるのか…。というか、辿りつけなかったらもう成す術ないんだけど…なんてビビりながらも、いよいよスタートです。

2周目はシリアスなイベントが多めの男性主人公・ロジー編

ゲームの序盤はエスカ編とほぼ同じ流れですが、ロジー編は若干ながらシリアスなイベントが多め。「アトリエ」シリーズでシリアスと言われてもピンと来ない、という人もいるかと思いますが、同じタイミングで起こるイベントでもエスカとロジーでまったく違う印象になっているため、一見の価値はあるかと。

ロジー編のゲームプレイについてですが、2周目ということで当然ではあるものの、武器が強化されているためものすごく楽。1周目では倒すのに時間がかかったアイツも、アイテム全部使ってひいこら言いながら勝利したアイツも、あっという間に倒せてしまう。

その分効率よく素材アイテムが集まりすぎて、すぐにカバンの中が一杯になることもしばしば。1周目と違ってガンガン先に進めるものの、カバンの中身を空にするため、定期的にアトリエへ帰ることが大切です。また、普段から意識的に良い素材を選別することも重要になってきます。

ロジー編における最大の目標は、エスカ編で倒せなかったボスの撃破、であると同時に、前回はほとんど出番のなかったアウィンのイベントを徹底的にこなすこと。そんな理由もあり、今回のパーティはロジー、アウィン、スレイア、レイファー、ルシル、リンカの6人にしました。

アイテムを使える人数が減るし、そもそも主人公のエスカをパーティから外すのは苦渋の決断でしたが、他のキャラクターのイベントも見逃している可能性がある以上、泣く泣くこの構成にせざるを得ませんでした…。もちろん強力なモンスターとの対戦時にはエスカをパーティに組み込めるし、そこは臨機応変に対応しましたが。

順調すぎるのも考えもの！？

「カゴが小さすぎるよ！」という嬉しい悲鳴は出るものの、素材は簡単に集まるしモンスターに苦労することもなく、プレイ自体は極めて順調。もちろん冒険者レベルも、1周目とは比べ物にならないくらいグングン上がっていきます。

しかしレベルを上げ過ぎると通常のモンスターではなかなか経験値が得られなくなるので、各フィールドで発生する「強敵遭遇」で高レベルのモンスターと戦うのがおすすめ。強敵遭遇を発生させると、その名の通り通常よりもはるかに強力なモンスターと戦うことが可能となり、その分得られる経験値が跳ね上がります。

出現するモンスターはフィールドによってさまざまですが、終盤のフィールドだとストーリー上のボスよりも強い、なんてケースもよくあること。武器も強化されてるから余裕でしょ、と思ってると痛い目に遭います。

とはいえ、油断さえしなければレベルアップの手段としては非常に有効で、実際筆者もみるみるレベルを上げることができました。

しかし…2年目から3年目にかけてくらいでしょうか、早々に冒険者レベルの上限である50に達してしまうという誤算が。誤算といっても、遅れるよりかははるかにマシなんですけど…少し頑張りすぎてしまいました。コツを掴んできた2周目であれば、心にゆとりを持ってプレイしてもいいかと思います。

物語終盤になると冒険者レベル上限を上げられる研究が出現し、最大でレベル99まで育てられるようになります。ここまで説明してきたように、レベル上げ自体は決して難しくなく、強敵遭遇を利用すればほどよい緊張感が生まれるので作業的にもなりません。筆者のようにプラチナトロフィーを目指す人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

戦闘は「ダブルドロー」がカギを握る！

本気でプラチナトロフィーを狙う場合、ストーリー上に出現する強力なボスを倒すことも必要不可欠。ということで、ここではボスに有効な攻撃方法「ダブルドロー」について紹介していきたいと思います。

ダブルドローとはエスカとロジーのみが扱える特別なコマンドで、これを使用すると1ターンの間に2回、攻撃アイテムを投じることができます。このコマンドは通常攻撃と同じく、一人目のアイテムの使用後は仲間によるサポート攻撃を行うことも可能ですが、その代わり、当然ながらLP(仲間がサポート行動を行うためのゲージ)を消費します。

筆者おすすめの攻撃アイテムは、なんといってもエスカ編で手に入る「四極天の知恵書」と、ロジー編で手に入る「タウゼントブリッツ」！　これはもう筆者にかぎらず、やり込んだプレイヤーであれば自然と行き着くアイテムだと思います。

ただし注意点がひとつあり、どちらか一方の主人公でしか作れないため、実際にこの戦法を試せるのは2周目以降。さらに、1周目で目当てのアイテムを作っていても、しっかり引き継ぎをしなければ意味がありません。アイテムの引き継ぎは、1周目のゲーム終了時に探索装備として身につけておけば大丈夫です。

ひょっとしたら、アイテムを作らないままで1周目をクリアしてしまい、「今さら言われても遅い」という人もいるかもしれませんが、これはあくまでも「より簡単にボスを撃破する方法」であり、「これがなければ倒せない」というわけではありません。

実際、ボスの中にはダブルドローに必要なLPを削ってくる種類もいるので…むしろダブルドローの強さに頼り過ぎないことも重要になってきます。

完全クリアへの近道は無し！じっくり楽しみながら攻略していこう

全2回に渡って紹介してきた攻略日誌ですが、筆者は全体的にバトルで苦労したため、どうしてもそちらに偏った内容になってしまいました。筆者と同じく「なかなかボスが倒せない…」という人は、今回紹介したように、レベルを99まで上げ、ダブルドローを駆使すればきっとクリアできるはず。これまでの「アトリエ」シリーズと同じく、じっくりと少しずつ進めていく必要がありますが、それもまた魅力のひとつだし、存分に楽しみましょう。

ちなみに筆者はというと、ところどころで苦労した箇所はあったものの、なんとか2周目でプラチナトロフィーを獲得できました！　終わってみればあっという間だった気もしますが、クリアした際の充実感は相変わらず、格別のものがありましたね。今回にかぎらず、今後もガッツリと「アトリエ」を楽しんでいきたいと思います。