GNソフトウェアは、PSP用ソフト「キサラギGOLD★STAR - NONSTOP GO GO!! -」を2013年9月5日に発売する。価格は、通常版が6,279円、限定版が8,379円、DL版が5,200円(各税込)。
2010年10月にSAGA PLANETSが展開する四季シリーズの第三作目としてPC版が発売された「キサラギGOLD★STAR」は、ほんたにかなえ氏、とらのすけ氏、ちまろ氏といった新進気鋭の若手女性原画陣が送る、秋桜のように淡く、可憐な青春ラブコメディ。下町長屋と、伝統と芸術を重んじる更衣学院を舞台に、6人の幼馴染たちが、それぞれの夢と恋に向かって全力疾走する、心温まる物語が楽しめる。
いよいよ明日発売を迎えるPSP版では、サブキャラクターの久遠三日(くおん みか)が新たに攻略可能キャラに加わったほか、新規シナリオ、新規イベントCGも追加されているぞ。
あらすじ
おはよう!×6
良い天気だね!×6
はやく行かないと!×6
ここは昔懐かしい長屋の一角。ぼろぼろだけど、気持ちだけは前向きに、花を植えて、可愛く飾って、名前は「秋桜荘」。
ずっと一緒に暮らす幼なじみ6人組の声が響く。そろって大きくなって、今でもそろって登校する仲間たち。
主人公、「新田二見」以外の5人は、みんな更衣学院の特待生! 歌にピアノと、その才能で、注目を集めている。
いっぽう、二見は何の取り柄もないけれど、昔からの腐れ縁で、みんなの面倒を見ている、お母さん的な存在。
学院ではアイドルな幼なじみ達だけど、生活力には問題あり。彼がいないと何にもできない。二見を頼ってすぐに寄ってくる。
そんな6人には、大きな夢がある。幸せ×6の夢。
叶うと信じて、今日もみんなで、今日川の土手を自転車で走っていく。
キャラクター
新田二見(にった ふたみ)
本作の主人公。更衣学院2年生。秋桜荘に住む少年。バイトに励みつつ、妹と2人暮らしをしている。家事全般を担い、おまけに生活能力皆無の幼なじみの兄貴分までしている。苦労性だが、本人はそれが楽しいらしく、特に不満ももらさずサポートに徹している。
自分の悩みより、人の悩み。自分のごはんより、人のごはん。困った性分。
遠藤沙弥(えんどう さや) CV:小嶋めい
主人公にとって頼りになったり(ほとんどないけど)ならなかったり。バカにしたり、されたり。とにかく馬が合う相棒。気持ちがいい性格で裏表がまったくない。裏と表がわかってない(ちょっとおバカ)。
誰にでも同じように話して、同じように笑ってくれる。そんなことが素で出来る彼女は、独特の魅力があって学院の人気者。みんなに幸せをプレゼントしたい! という理由で、歌手を目指しているとか。ほとんど悩みのない彼女だが、「さやえんどう」と呼ばれるのはやめていただきたい!と思っている。
人にプレゼントをするのが好きで、しょっちゅう何かを買ってきては、記念日でもないのに、プレゼントしている(←貧乏なのに)。誕生日などとなると、さらに奮発して、かなり賑やかなイベントをしかけたりする。が、逆に人から何かを送られるのはひどく苦手で、照れてしまうらしい。
いつものあけっぴろげな性格のわりには、けっこう乙女チックでナイーブな歌詞を書く。町内で人気の和菓子屋の看板娘。
羽音々翼(はおとね つばさ) CV:吉住梢
幼馴染みのまとめ役的な存在。清楚で頭も良くて、何よりかわいい! と、学院でも大人気。結婚したい女子生徒ナンバーワン。だが、それは表の顔でしかなかった…。裏では、下町育ちの雑草根性を発揮して、容赦の無いがんばりを見せる、意外性の少女。
主人公への片想いは尋常ではなく、妄想しまくる日々。自分では主人公にアタックしているつもりだが、元来のドジっこが出てしまい、全然想いが通じない。
二見との仲を邪魔する者には裏バージョン発動。彼女の裏バージョンは、幼なじみ達しか知らないが、その時の彼女にはみんな近づこうとしない。二見と沙弥だけは、天然なのか普通に声をかけている。
新田いちか(にった いちか) CV:佐本二厘
強気な妹。二見にしか飼い慣らせない。沙弥にはべたべただが、沙弥が優しくてなんでも許しちゃうので、二見だけが言うことを聞かせられる。
でも、食べ物を出すと結構ききわけがいい。ちっこいが剣道をこよなく愛してる。スポーツや勝負ごとは、大の負けず嫌い。しっかり者でいたいという気持ちが強いが気持ちだけで、そそっかしく、抜けている。
小さくてお人形さんみたいという周囲の評判に関わらず、体育会系少女で、身体をいっぱい鍛えて、強くなりたいらしい。沙弥のことをとても慕っているので、沙弥が誕生会などを企画すると、なんとか工面して協力しようとする。駄菓子好きだけど、そのことをなぜか恥ずかしく思っているらしく、部屋でこそこそ食べている。
藤丸命(ふじまる みこと) CV:咲乃藍里
下町育ちとは思えない気品を漂わせる、大和撫子。ちょっとした物腰や仕草に、おんぼろ長屋には似つかわしくない上品さがにじみでている。どこか古風な口調で、幼なじみ達に対しても、しばしば物言いがきつくなる。人を寄せ付けない凛とした空気をまとっているが、本当は寂しがり屋でひとりは苦手。
絵を描くのが大好きで、黙々とクラスメートの様子をスケッチしていたりする。人の喜ぶ顔が好きだけど、好きすぎて、凝視する余り、ちょっと怖い顔になってしまう。別に怒っていないのに……。それで近寄りがたいと、誤解されたりする。
気安くしゃべるのが苦手なので、持ち歩いているスケッチブックに即興のラクガキをして、気持ちを伝えようとする。「複雑な感情を表現するには、絵が一番だから」ということらしい。
久遠三日(くおん みか) CV:南川のりこ
更衣学院1年生。声楽科の生徒で、沙弥のことを、とても慕っているようだ。風変わりな制服の着こなしをしており、言動も他の生徒に比べると、どこか特殊な不思議な子。
流川瞳(ながれかわ ひとみ) CV:相馬ユウタ
二見と同じ長屋に住む少年。すらりと背が高く、整った涼しい顔立ちをしているため、女の子から受けが良い。やたら女友達がいるが、特定の誰かと付き合ってはいない。二見達が知らないところに本命がいるらしい。
綺麗な顔立ちのせいで、幼少の頃に男にせまられたトラウマがあるらしく、大の男嫌い。だけど、幼なじみの二見だけは別らしい。ひとみとふたみで、兄弟みたいな関係だよね! と、周りから怪しい噂を立てられるくらい、二見にベタベタすることがある。
軽薄に見えるけど、二見への友情と服飾デザイナーを目指す熱意だけは本物。バイトなどで得たお金は、服か二見と遊ぶのにつぎこんでいるらしい。
富良峰英子(ふらみね えいこ) CV:すずきけいこ
キサラギ学院2年生。生徒会副会長兼、風紀委員長兼、月詠祭実行委員長兼、飼育部部長兼、剣道部部長を務める、女傑。
伝統校の生徒として折り目正しく生きることを信条にしており、物言いから態度まで、堅苦しくとっつきにくいところがあるが、世話焼きで、友情に厚い一面も。調子にのってしばしば校則を逸脱する沙弥達を、目の敵にしている。
フラミンゴと親愛を込めて呼ばれることがあるが、ひどく怒る。
蓬田奈々子(よもぎだななこ) CV:田中美智
秋桜荘の近所に住む、おねーさん。二見達幼なじみにとは、昔からの顔見知りで、しばしば相談にのってくれる。大学を卒業後、実家の喫茶店「イスタンブール」を手伝っているらしく、1人で大変な時は、二見達が、バイトで手伝いに入ることもある。
名物の気まぐれランチは、本人の性格通り気まぐれ過ぎて、注文するには勇気がいりそう。奈々子目当てに店を訪れる客も多いが、出されたコーヒーを飲むと、2度と現れなくなるという…。
岡部早苗(おかべさなえ) CV:大久保藍子
二見達のクラスの担任。沙弥が所属する声楽科の特別顧問も務めている。
若くして伝統校の更衣学院にて重用されている秀才で、音楽大学では奈々子とともに、将来を嘱望される存在だった。厳格な教育方針を持っており、表面上は厳しい対応が目立つが、けっこう情に流されやすいところがあり、特に二見のことを気に掛けているふしがある。
霧島冬理(きりしま とうり) CV:深田愛衣
長屋前で時々見かける、謎の少女。取り澄ました顔で、下町の風情には似つかわしくない、上品なたたずまいをしており、挨拶をしても、冷たくあしらわれてしまう。更衣学院の一年生らしいが…
田辺 葉月(たなべ はづき) CV:阿川恭子
同学年の少女。恋するお年頃な少女。家は例によって、名家で、異性との付き合いなどまったくの未経験。けどこっそり少女漫画なんかを愛読して、ロマンチックな恋に、人並み以上に憧れている。
稲垣梅子(いながき うめこ) CV:朋永真季
更衣学院2年生の特待生。努力型の生徒でのびのびピアノを弾いている翼に、何かにつけて突っかかってくる。
素直に話すということが出来ないので、敵を作ってしまうタイプ。翼はそんな梅子にも怯まず話してくるので、いつしかいいライバル関係に。華奢なのに胸が大きいことが、コンプレックス。
藤堂桂子(ふじどう けいこ) CV:小野涼子
更衣学院1年生。いちかと同じ、剣道部の特待生。類い希な剣の才があり、技の巧みさなら、部内でも随一。が、病弱な身体がたたり、なかなか実力を出し切れない。
朧一穴(おぼろ いっけつ) CV:阿川恭子
更衣学院1年生。剣道部の特待生。巨躯の乙女。どっしりとした体格に見合ったどっしりとした物言いの、情に厚い、友達想いな少女。が、本当は人一倍淋しがり屋で、ささいなことに心を痛めていたりする。そんなナイーブな自分に気付いてくれる王子様に憧れている。