バンダイナムコゲームスは、PS3用ソフト「CV ~キャスティングボイス~」を2014年に発売すると発表、プロデュースモードをはじめとした主要モードや、声優キャラクターの情報を公開した。
「CV ~キャスティングボイス~」は、声優プロデューサーとなったプレイヤーが架空の声優たちとコミュニケーションを取りながら、さまざまなアニメやドラマなどのキャスティング、レコーディングを行い、作品を作っていくゲーム。
ゲーム中のイベントで発生するプレイヤーと声優たちとのコミュニケーションによっては声優の信頼度が変化し、レコーディングの内容や作品の評価にも影響を与える。また、作品を作り上げていくことでプレイヤー自身も成長し、扱える作品の種類や仕事を組む声優たちの人数も増えていく。
キャスティングモードでは、声優を自由にキャスティングし、自分だけの作品を作り上げることができる。このゲームを通して、アニメ・声優業界を垣間見ることでその夢や憧れを現実のものとすることができ、そしてキャスティングではプロの声優の声で自分の理想の作品作りも可能だ。
初報となる今回は、ゲーム内の主要モードとなるプロデュースモードとキャスティングモード、そして総勢40名以上の声優キャラクターの中から、竹達彩奈さん、井上喜久子さん、代永翼さん、千葉繁さんが演じる4名の情報が明らかになったので紹介しよう。
プロデュースモード
プロデュースモードは、声優プロデューサーとなったプレイヤーが声優キャラクターたちとコミュニケーションをとりながら作品を作り上げていく、アドベンチャーゲーム仕立てのモード。
このモードでは、レコーディング(音声収録シーン)はリズムゲーム仕立てのミニゲームで構成される。声優キャラクターとのコミュニケーションやレコーディング時のミニゲームのプレイ結果によって、制作した作品やプレイヤーのプロデューサーとしての評価が下される。
ゲームを進めることで、いろんな台本や声優キャラクターが新たに登場。エンディングでは、個別声優キャラクターとのエピソードが用意されている。また、コミュニケーションをとることで、声優キャラクターや作品世界をより深く知ることができる。
プレイヤーの実績は累積されていくので、何度でも繰り返しプレイし、さまざまな台本と声優の組み合わせを試したり、声優キャラクターや台本を集めて楽しめるようになっているぞ。
プロデュースモードの流れ
プロデュースモードは、プレイヤーが代役として急遽声優プロデューサーとなり、収録の依頼を受けるところからスタート。基本は「収録依頼」「キャスティング」のパートと「収録」「プロデューサー評価」のパートを1ターン(二週間)として構成され、ゲームが進行する。
各ターンの進行以外に、朝と夕方、休日には行動選択することができ、そこでは声優キャラクターとのイベントが発生したり、さまざまな情報を得ることができる。1年24ターン経過後、最終的なプロデューサー評価が下される(+収録作品に一番多く起用した声優との個別エピローグ)。なお、成長したプロデューサーランクや声優キャラ、台本の情報などは次回プレイに持ち越される。
収録依頼
ターンの最初に、収録依頼が入る。選べる台本は最初は少ないが、ゲームを進めプロデューサーのランクが上がると増えていく。また、「シリーズもの」の台本と「単発もの」の台本があり、単発ものはTVCMなど1話完結のもの、シリーズものは2~6話まで続く台本となっている(収録台本自体はすべて1~3分程度の抜粋されたミニドラマ仕立て)。
キャスティング
収録する台本が決まると、登場キャラクター(役)のキャスティングへと進む。声優リストの中から役に合った声優キャラクターをキャスティングしよう。台本によって選択できる声優キャラクターは異なるが、プロデューサーランクが上がると選べる声優が増えていく。
収録(ミニゲーム)
キャスティングが終了するといよいよ収録。台本内容を確認し、出演声優にアドバイスを行う。アドバイスが的確だとコミュニケーション成功となり、テンションが向上し収録の評価につながりやすくなる。声優のスキルや配役によって、かけるアドバイスと結果は異なる。
ミニゲームでは、声優キャラクターの収録中の動作をリアルタイムに見ながら、ミスを指摘したり、演技指導を行う。指摘、指導が的確だと現場のテンションが上がっていき、高評価へとつながるが、指摘、指導がイマイチだと途中で収録中止となることもある(収録中止の場合は先輩プロデューサーが代わりに収録を終え完成したということになり、ゲームは進行する)。
収録作品鑑賞
収録が終了すると、完成された作品を鑑賞することができる。収録時にはなかった、作品のグラフィックが表示され、効果音やBGMがそろった状態での完成作品として鑑賞となる(作品評価にかかわらず完成)。
プロデューサー評価
すべての収録作業が終わると、プロデューサーランク、台本の難度、配役、収録中の指摘、指導の結果によってプロデューサーの評価がくだされる。この結果によって、プロデューサー自身のランクアップへとつながっていくぞ。
行動選択・休日
毎朝と収録業務のあと、休日では、自由に行動を選択できるターンが存在する。ここでの行動により、ゲーム内のさまざまな情報を得ることができる。
また、声優キャラクターにメールを送ったり、街中で出会ったりなどのイベントもここで発生。休日は特別なイベントが起こりやすくなっており、ここでの行動によって新たな声優キャラクターと出会うこともある。
休日イベント
休日イベントでは、普段行けない場所に行くことができる。声優キャラクターのオフに出会えたりと特別なイベントに遭遇するチャンスだ。
キャスティングモード
キャスティングモードは、プロデュースモードに登場する声優キャラクターと台本を使い、自由にキャスティングができるモードだ。プロデュースモードではゲーム進行によって選択できる声優キャラクターや台本に制限があるが、このモードでは純粋にキャスティングが楽しめる。ゲーム購入後から即プレイすることが可能だ。
4名の声優キャラクターを紹介
「CV ~キャスティングボイス~」には、総勢40人以上の声優キャラクターが登場。声優キャラクターには、1キャラにつき、1名の声優が割り当てられている。また、声優キャラクターのほかにも、スタジオスタッフやマネージャーなどのキャラクターも登場する。今回はその中から、4名の声優キャラクターを紹介しよう。
内山 紗彩(うちやま さあや) CV:竹達彩奈
年齢:20歳
声優ランク:若手
本名:同じ
愛称:さーりゃん、さあやさま
出身:日本・神奈川
誕生日:6月20日
血液型:A型
身長:156cm
カテゴリ:声優、歌手
事務所:スタジオ赤城
家族:父、母、長兄、次兄
特技:兄の影響でプラモデルを作っており、手先が器用。逆に運動全般は苦手である。
好きなもの:ティラミス(甘いもの)、犬
苦手なもの:運動全般
性格
利発そうな見た目に反して、引きこもり気味のインドア派。しっかりしてそうに見えるが、抜けているところがあり、天然とよく言われる。見た目でリーダー役に推されることがあり、困惑している。実家住まいで、兄がふたりいるため、甘えん坊な傾向がある。
来歴
幼少期にテレビで観たアニメで声の仕事に憧れる。兄の影響でアクションものやロボットものをよく観ていた。高校在籍時から養成所に通い、17歳で声優デビューを飾る。
いくつか主役も経験しているが、実績としては少女役ばかりで、まだ演技の幅が小さく、色んな役に挑戦したいと考えている。
出演作品のキャラクターソングでCDデビューも果たしている。
十条 玖美子(とうじょう くみこ) CV:井上喜久子
年齢:19歳(と7300日)
声優ランク:ベテラン
本名:三村 玖美子(みつむら くみこ)
※苗字は結婚による姓名変更
愛称:十条さん、クミちゃん、19歳
出身:日本・東京都
誕生日:9月24日
血液型:O型
身長:165cm
カテゴリ:声優
事務所:翔クリエイティブ
家族:夫、娘
一人称:私
特技:料理
好きなもの:子供、フルーツ、化粧品集め
苦手なもの:脂っこいもの、強い日差し
性格
おっとりして、落ち着いた雰囲気の元アイドル声優。優しいお母さん的な雰囲気に、若いファンも多い。結婚してからは人妻としての色気も出たという声も。
見た目も中身も非常に若々しく、イベントでは時々アイドル時代の衣装を着ることもある。
「いつまでも19歳の声と心を持つこと」をマニフェスト(?)としている19歳党の党首でもあり、声優業界に着々と議員を増やしている。
来歴
15歳の頃にアイドルとしてデビュー。アイドル、歌手活動をメインに声優、女優としても活躍をしていたが、18歳頃に演じた大作アニメのヒロイン役をキッカケに声優一本で行くことを決意。
19歳当時は今で言う「アイドル声優」として男女問わず人気を集めていたが20年経った今では、少年役、少女役、お姉さん役、悪役等なんでもこなす演技派のベテラン声優として活躍している。
姫乃 雪彦(ひめの ゆきひこ) CV:代永翼
年齢:20歳
声優ランク:新人
本名:同じ
愛称:姫くん、ユキちゃん
出身:日本・神奈川県
誕生日:3月4日
血液型:A型
身長:167cm
カテゴリ:声優
事務所:スタジオセブン
家族:父、母、姉
一人称:ボク
特技:お菓子作り
好きなもの:甘いもの、激辛料理
苦手なもの:力仕事
性格
可愛い系キャラの新人声優。いつも明るく無邪気な、ムードメーカータイプ。少し腹黒い部分もあり、ラジオなどでは時々いじる側に回ることもある。
可愛いキャラで売っているだけあって、少年役を得意としている。しかし本当はかっこいいと言われたいとも思っており、時々クールな青年の役等が回ってくると喜ぶような一面も。
来歴
幼い頃から可愛いと言われ続け、自分の可愛さはどんなことに生かせるか考えた結果、アイドルか声優を目指すことを決意。アイドルではなく声優を選んだのは、声でならかっこいいキャラも演じることが出来るかもしれないと思ったから。
専門学校卒業と同時に事務所に所属し、少年役や可愛い系の役が評価され、現在人気急上昇中。
キャラソンやラジオ、イベント等の受けも良く今後の活躍が期待されている。
道場 崇(みちば たかし) CV:千葉繁
年齢:54歳
声優ランク:大御所
本名:佐々木 崇
愛称:ミッチー、みちばさん
出身:日本・福岡
誕生日:7月8日
血液型:O型
身長:168cm
カテゴリ:声優、俳優、音響監督
事務所:???
家族:妻、長男、次男、長女
特技:役者時代の経験から、バック転などのアクションが得意。また、マラソンや自転車の大会では上位入賞することもしばしば。
好きなもの:スポーツ全般、プロ野球観戦
苦手なもの:特になし
性格
明るく、ひょうきんな性格で、いつもまわりの人間を盛り上げている。厳格な面もあり、新人に対して指導することも多く、慕っている後輩は多い。役者時代は肉体派で、アクションものが得意だった。現在でもスポーツが趣味で、トライアスロンや自転車の大会に出場。そのため肌が黒い。
来歴
役者として活動していたが、徐々に声優の仕事が増えていき、30年前から声優業が本業となる。ギャグアニメの主役を多数こなす。役者時代からの芸名を使い続けている(由来は空手をやっており、道場に通いながら役者をしていたことから)。
甲高い声のひょうきんなキャラが有名だが、渋い声の大人の男性、悪役等もこなす、幅広い演技力を持っている。バラエティ番組等でナレーションを担当することも多い。
後進育成に力を入れており、近年は音響監督としても活躍している。