日本一ソフトウェアは、PS3用ソフト「ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。」を2014年4月24日に発売すると発表した。価格は、パッケージ版が7344円、ダウンロード版が6171円(各税込)。
本作は、これまで「流行り神」シリーズをはじめとする推理ものや、「特殊報道部」などの正統派アドベンチャーを手掛けてきた日本一ソフトウェアによる、“美少女”アドベンチャーゲーム。
昨今流行りの、いわゆるセリフ調なタイトル名を採用する一方で、“ヤンデレアドベンチャー”という、コンシューマではあまり数の多くないジャンルが目を引く新作だ。
果たしてどういったゲーム内容なのか、初報の今回はストーリーのあらすじやメインキャラクター、イベントイラストの一部などを紹介していこう。
あらすじ
「…ゆるキャラを作ろう」 部長の神無が提案した。
如月優也は地元の学校に通う高校生。優也が副部長を務める郷土歴史研究会は文化祭で何か成果を出さないと部室を取り上げると、生徒会から宣告されてしまった。
そこで、ゆるキャラを作り、文化祭が始まる前に宣伝すれば、ほかの出し物より目立つことができ、人気もでるはずと意気込む部員たち。
運動神経が抜群でいつも明るい陽佳。
残念な性格ではあるが、頭が良く、常に学年1位の神無。
由緒ある名主のお嬢様で家事全般が得意な佐優理。
優也の幼馴染である3人は、協力して自分たちの部活を守ろうとする。順調に見えたゆるキャラ計画だったが、これをきっかけに誰も予想していない斜め上の展開をむかえることに…。
登場キャラクター
有末 陽佳(アリスエ ハルカ) CV:後藤麻衣
ロリ、巨乳、ボクっ娘!三拍子そろった王道ヒロイン!
元気で明るい性格で、考えるよりも先に体が動くタイプ。基本的に主人公基準でものを考え、猛烈に主人公にアタックするが、軽くあしらわれる。勉強、料理、美的センスはどれもダメダメだが、スポーツは超万能で、ほかの部活から誘いが後を絶たず、よく助っ人に呼ばれる。その超人的な運動神経をいかし、ゆるキャラの「中の人」をやることに。
尊海 神無(トウトウミ カンナ) CV:磯村知美
残念系黒髪ロング天才ヒロイン
黙っていればクールビューティー。基本的に何に対してもやる気がなく、人との付き合いも苦手。家に引きこもっていたいと思っている駄目人間。ちなみに、郷土歴史研究会の部長。頭は非常に良く、成績は常に学年1位。胸が小さいことがコンプレックスで色々と努力しているが、効果はないようだ。デザイン能力にも優れ、ゆるキャラのデザインを担当する。
宮主 佐優理(ミヤス サユリ) CV:いのくちゆか
料理裁縫万能お嬢様ヒロイン
古くから町の名主として栄えた由緒ある家のお嬢様。見た目はおっとり系。陽佳や神無に振り回される主人公をフォローをしてくれるが、いつのまにか一番いいポジションにいることが多い。勉強や運動に関してはいたって平均的だが、家事や裁縫が万能で、ゆるキャラのきぐるみ作成する。
如月 優也(キサラギ ユウヤ)
特筆すべき特徴、特に無し!
ある意味正統派(?)な主人公
優柔不断という言葉がとてもよく似合う高校2年生。郷土歴史研究会の副部長。幼馴染3人から自分に対する好意はわかっているが、今の関係を壊したくなく、うやむやな対応を取っている。両親は幼いときに亡くなっており、一人暮らし。
…こうして並べてみると主人公の要件を満たしている!君こそ主人公だ!
九条静香(クジョウ シズカ) CV:前田愛美
お手本のようなツンデレ生徒会長
金髪、ツインテール、ツンデレと最早使い古された組み合わせ。だが、それがいい。
学園の生徒会長であり、最初はちゃんと活動をしていない主人公たちの同好会を敵視しているが、次第に応援するようになる。つまり、ツンデレ。誰に対しても公正で、面倒見も良いので生徒からの信頼が厚い。
そして、ツンデレ。
夕月香也子(ユウヅキ カヤコ) CV:鈴木みこ
みんな大好きキレイなお姉さん
役所の職員で、主人公が幼い頃憧れていた年上のお姉さん。微笑みが似合い、包容力のある大人の女性のように見えるが、おっちょこちょいなところもある。廃れていく町を何とかしたという熱い思いがあり、少しずつ人気が出てきた“主人公たちが作ったきぐるみ”に興味を持ちはじめる。
いざえもん CV:無し(?)
神無がデザイン、佐優理が作成、陽佳が中に入っている郷土歴史研究会によって生み出されたゆるキャラ。地元の土地神である犬の神様をモチーフにしている。赤い前掛けが印象的。ハルカが中の人をつとめることにより、着ぐるみとは思えない軽快な動きをする。また、パフォーマンスとしてバットを使ったジャグリングやバクテンまでこなし、いっきに話題になる。
シンプルにまとめたゲームシステム
本作のゲームシステムは、プレイヤーが主人公の如月優也となってストーリーを進めていき、合間に表示される選択肢のどれを選ぶかによってその後の展開が変化していくオーソドックスなもの。ヒロインたちの魅力と物語を堪能できるよう、システムはシンプルにまとめられている。
イベントイラストの一端を公開
文化祭で成果を出すため、奮闘する主人公と女の子たちの姿が描かれる。が、よくよく見ると、学園生活の中にけしからん一面も…。美少女アドベンチャーならではの要素が充実しており、お約束の展開も!
最後に改めてお伝えすると、本作のタイトルは「ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。」である。今回の内容は“ハーレム天国”の部分にフォーカスしたものとなっているが、2報ではヒロインたちが病んでいく、“ヤンデレ地獄”の部分を公開する予定なので、続報を楽しみにお待ちいただきたい。