カプコンは本日1月23日、東京・ビックカメラ新宿西口店にて、PS3用ソフト「戦国BASARA4」の発売を記念した、シリーズプロデューサー・小林裕幸氏のサイン&握手会を開催した。
本日発売となった「戦国BASARA4」は、室町時代の終焉から始まる、全国各地の大名・武将たちが天下獲りの口火を切った、怒涛の戦国時代を描くスタイリッシュ英雄アクションシリーズの4作目。
シリーズ最多となる40人の武将が登場する本作では、シンプルな操作で多彩な連携が繰り出せる「戦友」、戦友と力を合わせて放つバサラ技を凌駕する「戯画(ぎが)バサラ技」、ギミック満載でバリエーション豊富なステージの数々、そして敵兵たちが繰り出す奇想天外な「陣形合体」など、多彩なアクションが楽しめる。
ビックカメラ新宿西口店にて開催された発売記念イベントには、シリーズプロデューサー・小林裕幸氏のサイン&握手会や、貴重なグッズが当たる抽選会が行われるということで、午前中から多くのファンが殺到。12時には店内がファンで埋めつくされるほどの盛況ぶりだった。
女性ファンが多いことで知られる「戦国BASARA」シリーズだが、今回のイベントには男性のファンも多く見受けられた。また、数人ではあるが海外のファンもサイン会に参加するなど、幅広い層に愛されていることを改めて印象付けられた。
発売記念抽選会には、中井和哉さん、関智一さん、中村悠一さんといった出演声優陣のサイン色紙や、オリジナルパーカー、ミニ巾着など、幅広いグッズが揃っていた。今回のイベントには「戦国BASARA4」通常版か百花繚乱魂手箱を購入した人しか参加できなかったのだが、グッズ目当てのためか、複数購入して抽選会に挑戦する人も。見事サイン色紙が当たり、大喜びするファンの姿が印象的だった。
約1時間のサイン&握手会が終了した後に、小林氏の囲みインタビューの時間が設けられた。こちらの内容を掲載し、本稿の締めとさせていただきたい。
――まずは、発売日を迎えての感想をお願いします。
小林氏:商品を持ったファンの方と接することができ、ようやく発売した実感が湧いてきました。どの作品にも言えることですが、発売日がまだまだ先のような気持ちになる時があるんです。ディレクターの山本(山本真氏)は大阪のサイン会に参加していますが、彼はとっくの昔に発売した気持ちになるみたいですが(笑)。
ここからはユーザーさんから温かい感想、厳しいご意見が来ると思いますので、それが楽しみであり、不安でもありますね。
――本作でぜひ注目してもらいたい武将はいますか?
小林氏:今回は柴田勝家推しです(笑)。柴田勝家は織田信長に仕えていたのですが、謀反を起こし、一兵士以下の扱いを受けるという特殊な立ち位置のキャラクターです。彼がどんな思いで戦ったかは、創世モードの通常ルートとドラマルート、アニメルートで明らかになります。私は勝家のキャラクター性やストーリー展開をすごく気に入っているので、注目してもらいたいですね。
勝家は、発売後のほうが魅力が伝わる人物だと思います。発売前だとネタバレを含め公開できない情報も多いのですが、今日からは勝家の違う一面が見られるはずです。
その他にも、島左近という分かりやすい新キャラクターの評判もいいですし、後藤又兵衛の攻撃はトリッキーかつ残虐で、これまでにない楽しさがあると思います。
――今回のサイン会には男性のファンも多かった印象ですが、そちらの感想はありますか?
小林氏:会場に来る前にスタッフから「男子多いよ」と聞かされてビックリしました(笑)。「戦国BASARA4」は女性ファンが多いイメージですが、アンケートなどを見ると男性のユーザーさんもかなり多いです。前作から徐々に男性が増え始め、本作ではさらに拡大した印象ですね。
前作「戦国BASARA3」には「デビル・メイ・クライ4」のスタッフが参加したこともあり、アクション性が高く、それが男性ユーザーさんに評価されました。今回もさまざまな作品のスタッフが参加しているので、より面白いアクションゲームとして、男性でも十分に楽しめる内容に仕上がっていると思います。
以前から「バサラ部 乙女組」といった男性向けの企画も実施していましたが、その結果が出てきたのかなと、手応えを感じています。もちろん、男性だけでなく女性も、幅広い方に楽しんでもらえるゲームです。サイン会に参加したユーザーさんの中には、6歳の甥っ子が遊んでいるという方もいましたから(笑)。
――サイン会ではファンの方と会話している姿も見受けられましたが、印象に残っているファンの声はありましたか?
小林氏:今日のユーザーさんを見て思ったのは、海外のファンの方が非常に多いですね。話を聞いていると、イギリスや台湾など、さまざまな国籍の方が来てくれたみたいです。また、「海外でも発売してほしい」という意見は、今回に限らずいただいています。
本作は日本のみでの発売を予定しており、それ以外ではアジアで日本版を発売するくらいです。しかし、北米や欧州の人もなんとか手に入れて遊んでくれているのは、非常に嬉しいことですね。
――今回のサイン会は東京での開催でしたが、地方から訪れる方もいるのでしょうか?
小林氏:いると思いますよ。昨年は体験会で札幌へ行く機会があったのですが、100人以上のユーザーさんが駆けつけてくれました。全国各地にファンの方はいますし、応援してくれるのはありがたいですね。
――イベントに来れなかった方もいると思いますので、そういった方々へ一言お願いします。
小林氏:木曜日の昼なので、来れない方も多かったと思います。そういった方からも、Twitterで「今日は行けないけど頑張ってください!」といったメッセージをいただきましたし、本当に嬉しく思っています。また次回イベントがありましたら、ぜひ来てください。
まずは、公式ファンクラブ「BASARA CLUB」の初イベントが東京・大阪・名古屋で開催されます。私も参加しますし、声優さんや舞台のメンバーも出演しますので、ゲームを遊びつつ、イベントにも参加してもらいたいです。
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
小林氏:さまざまなことが今日から発表できるようになりますし、今日を境にますます盛り上がると思います。今年1年間ずっと遊べるくらい内容の濃い作品に仕上がりましたので、ぜひ楽しんでください。そして、これからも「戦国BASARA」シリーズを頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします。
――ありがとうございました。