ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアとセガは本日2月9日、東京・銀座にあるソニービルにて、2月22日発売予定のPS3/PS4用ソフト「龍が如く 維新!」プレミアムトークショーを開催した。
本イベントは、「プレイステーション」公式コミュニティ「プレコミュ」で行われた事前応募に当選した人が参加できるというもの。会場には「龍が如く 維新!」のプロデューサー・横山昌義氏とディレクターの阪本寛之氏が訪れ、PS4版やPS Vita版アプリの実機プレイを披露したほか、ユーザーからの質問に答えるコーナーも設けられていた。
両氏による挨拶の後は、早速実機を使ったデモプレイが行われた。これまでの体験会では登場しなかった市場通りと呼ばれる場所をプレイしつつ、今までの「龍が如く」以上に“街並み感”が表現されているところを見せてくれた。
プレイ中には棒天振(ぼてふり)と呼ばれる、天秤のように荷物を担いで歩きながら商売をする行商人に遭遇。商人が持っている荷物の色でアイテムのラインナップが変わるのか、「赤い箱を持っているのはレア装備を売っています」と、ちょっとしたお得情報も飛び出した。
ちなみに、この時販売されていた「鮪切」という武器は、最終的にはかなりすごい妖刀になるようだ。武器の種類がかなり豊富で、なかでも妖刀と呼ばれるものは攻撃すると自分の体力が回復するなど、効果はさまざまながら、とてつもない能力を秘めていることがあるとのこと。
この後はPS Vita向けの無料アプリとして配信される「龍が如く維新! 無料アプリ for PlayStation Vita」の実機も披露された。このアプリでは、本編に収録されているもののうち「バトルダンジョン」「アナザーライフ」「賭場ミニゲーム」が楽しめる。
単純に本編を移植しただけではなく、UIやフォントを見やすく改良、さらにクロスセーブにも対応しているため、PS Vitaでプレイした内容をPS3/PS4に反映させることもできるのだ。テストプレイと称しつつ、阪本氏は200時間程プレイするほどハマったという。
トークではゲームだけでなく、PS4本体についても触れられた。横山氏は最初にPS4を見た瞬間「見た目がすごくカッコよかった。これはすごい大事なことだと思うんです」とコメント。ハードとしてのすごさは開発していけば分かるものだが、筐体のデザインやコントローラの形状などに魅入られ、「これでゲームしたい!」と思ったそうだ。
その一方で、ハードのスペックが上がったため、PS3だとここまでしかできなかったという制限がなくなり「言い訳ができず、作り手のセンスの勝負になる」とも述べていた。やってできないことはほぼなくなると話しており、強いてあげるなら容量制限ぐらいだが、それも「いざとなったらブルーレイ3枚組とかで出せばいいので(笑)」と話す。
現状では開発者にとっても優秀なハードのようだが、「それでもいつかは、PS4ではここまでしかできなかったと思えるようになりたい。そうすると、僕らも進化できるチャンスです」と、未来への意気込みも語った。
本作はPS3/PS4の両プラットフォームで発売となり、さらにPS Vitaでは無料アプリも配信となる。3プラットフォームで展開することの開発については、阪本氏がコメント。「龍が如く」の開発チームはチームワークが非常にいいようで、「こういうことをやりたいと言われたら、そのための準備をしてくれるんです」と現場のエピソードを話す。横山氏も「『龍が如く』チームは、やっぱり駄目でしたがないんです」と付け加え、やると言ったら最後まで突っ走るメンバーばかりだという。
ここからは、ユーザーとの質疑応答の内容についてもお伝えしよう。
――坂本竜馬は実在の人物ですが、どれくらい史実に忠実なのでしょうか?
横山氏:相当忠実ではないですね(笑)。竜馬がやった細かいことをひとつひとつ入れているわけではありませんが、歴史的に竜馬が関わったりやったと言われている大きなことはエピソードとして用意していますが、「龍が如く」では関わり方も違います。そもとも坂本龍馬であるのは一章ぐらいまでで、その後は斉藤一という偽名で生きていきます。ただ、竜馬をよく知っている人なら、その楽しみがあると思います。
――歴代のキャラクターが多数登場しますが、お二人が好きなキャラクターを教えてください。
阪本氏:メインストーリーに出てくるキャラクターは避けますが、バトルダンジョンでは隊士として力也(島袋力也)が登場します。これがメチャクチャ強くて、スタッフでプレイしていると力也4枚ということもあります(笑)。別のモードでもニヤリとできるような歴代キャラクターが織り交ぜられています。
横山氏:岡田以蔵がカッコいいですね。「1」のときの錦山彰は桐生にとって唯一無二の親友のような存在でしたが、死んでしまった人物なので、出そうにも出せなかったんです。そういうキャラクターが蘇るチャンスでもありました。
――メインストーリーからは外れるけれど、力を入れたところはどこでしょうか?
阪本氏:サブストーリーは今回もたくさんお話を用意しています。今までは「あっ、こいつにストーリーがありそうだ」と思ってイベントを発生させるような形になっていましたが、今回はお店の店員と仲良くなると発生するイベントがあったりと、好きなように街で遊んでいるとストーリーが生まれていくようになっています。
横山氏:アナザーライフは今までの「龍が如く」になかった遊びなので、やるとほのぼのできます。最初は僕も取っつきにくくてバトルばかりだったんですが、やってみると「家って大事なんだなあ…」というのが分かります(笑)。メインストーリーにお笑い要素はありますが、基本的には儚い男の強さや信念を描いているので、殺伐とした、ハードボイルドな内容になっています。ですが脇道には、ばかばかしくて、「やっぱり龍が如くってこうだよね」というものが詰まっています。
――アナザーライフのボリュームはどれくらいなのでしょうか?
阪本氏:自分の別邸があり、そこの畑で野菜を育てたり、収穫したもので料理を作ったり、街に売りに行ったりできます。大きな流れはこれの繰り返しですが、街中にいるペットを飼えるようになったり、ペットが新しい素材を持ってきたりしますし、徳ポイントと呼ばれるものも稼げます。
横山氏:終わりのないシミュレーションゲームのようなものですね。徳ポイントではアイテム欄の拡張ができたり、街中をダッシュするときの加速時間が増えたり、果てはレベルアップもできるので、困ったら徳を稼いでいけばなんとかなります(笑)。遥と絆が深まればイベントが発生したり、服を変えたり、家の内装を変えることもできるますし、成長を絡めて上手くゲームを回せる要素として楽しめます。
トークの時間が終わりになると、最新情報として、PS3版の体験版が2月13日に配信されることが発表となった。この日はPS Vitaの無料アプリ配信と同日となるので、発売を前にプレイしてるみるといいだろう。本当はPS4版の配信もしたかったそうだが、「開発内でもちょっと混乱して、PS4版は配信しないの?となりましたが、まだ本体がないので誰もできないんですよね(笑)」と、ちょっとしたこぼれ話もあった。
最後には、阪本氏が「いよいよ2月22日に発売となります。遊び応えもありますし、創っている側も楽しくて、自信のある作品になっていますので、ぜひ遊んでみてください」、横山氏が「こんなに雪が降った後の日にイベントができたこと、一生忘れないと思います。『龍が如く 維新!』は少しでも皆さんに長く遊んでいただきたいと思って作りました。本当に自信がありますので、どうか新しい龍が如くの遊びを体験してみてください」と述べ、イベントを締めくくった。
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