ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、2014年夏に発売を予定しているPS Vita用ソフト「俺の屍を越えてゆけ2」において、迷宮探索や戦闘、神様と交わる「交神の儀」に関する情報を公開した。

目次
  1. 新たに明かされた物語
  2. 登場人物
  3. 基本となる職業のうち「槍使い」「踊り屋」を紹介
  4. 迷宮と戦闘のキーポイント
  5. 世代交代で重要な「交神」と「遺伝」
  6. 新規神様を紹介

新たに明かされた物語

一族惨殺。その黒幕の名は“阿部晴明”

平安中期。天変地異で荒れ果てる京の都。
その混乱の中、惨殺された主人公一族。

一族を惨殺へ追い込んだ者は、帝の信任が厚い、当代一の陰陽士(おんみょうし)“阿部晴明”。

晴明は、御所の警備を担っていた主人公一族に責任を負わせ、一族惨殺へと追い込んだ。

さらに、死した一族のされこうべに「短命(たんめい)の呪い」「種絶(しゅぜつ)の呪い」をかけたのもまた、晴明。
その目的は一切謎に包まれている。

蘇った一族は、一族惨殺に対する復讐と、呪いからの解放のため、晴明に立ち向かう。

一族を蘇らせた女神“夜鳥子”

無残にも河原に並べられた一族のされこうべ。そこへ現れた天界の使い“黄川人”(きつと) 。
黄川人が連れてきたのは“夜鳥子”(ヌエコ)という女神であった。

黄川人は一族たちに復讐することを促す。
阿部晴明を倒すため、一族は「二つの呪い」を背負うことを覚悟した上で、復活することを望む。

一族の覚悟を受けて、黄川人はこう告げる。
「…といってもボクは見ているだけ。やるのはこの人」

言葉を向けられた黄川人の傍らに横たわる、拘束された夜鳥子は、「反魂の儀」(はんこんのぎ)を行い、自らの命と引き換えに一族を復活させる。
夜鳥子から命を与えられた一族は、晴明を討つ力を蓄えるため、全国へ散っていった。

登場人物

阿部晴明(あべのせいめい) 声:平川大輔

「不死身の私をどうやって殺しましょうね?
 よかったら相談に乗りますよ。ふふふ…」

一族を罠にかけた憎き宿敵。帝の信任厚い、当代一の陰陽士。一族の惨殺を謀った上に、「二つの呪い」をかけた張本人。どんなにひどい怪我をしても瞬時に治り、何度死んでも生き返る不死身の力を持つ。

なぜ一族を惨殺へと追いやったのか。そして、一族のされこうべにまで「短命の呪い」「種絶の呪い」をかけたのか。晴明の思惑は謎。不死身である彼を倒す方法はあるのだろうか。


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鬼頭(おにがしら) 声:中尾隆聖

「おお!今だけ限定のお試し期間!晴明って親切だね。こわい顔に似合わず」

阿部晴明のイカレタ相棒、腹話術の鬼の面。腹話術師の人形のようにおどけた口調で喋る。クールな晴明の態度に反した鬼頭のクレイジーな口調は、晴明のもうひとつの人格なのだろうか?

夜鳥子(ヌエコ) 声:林原めぐみ

「儂の命を使って、この者たちをあの世から呼び戻す」

黄川人が天界より連れてきた神様。自らの命を使って死者を蘇らせる「反魂の儀」を行い、一族を復活させた命の恩人。死んだはずの夜鳥子だが、後に転生し、一族の一員となる。

夜鳥子は一族の一員として転生してくるため、一族同様、「二つの呪い」にかかっている。転生を繰り返し、何度でも蘇ることができる。夜鳥子は陰陽士であり、式神を召喚することができる。一族の出撃隊に参加し、共に戦うことも可能だ。

基本となる職業のうち「槍使い」「踊り屋」を紹介

本作では、当主や子が選べる職業が基本8種類存在する。前回は剣士と弓使いを紹介したが、今回は「槍使い」と「踊り屋」の2種類を紹介しよう。

槍使い

リーチに優れた攻撃を得意とし、威力も高く強固な防具も装備できるためバランスがよい。身軽でありながら攻撃力も高いため、大きな戦力として期待できる職業。

踊り屋

術を得意とする職業。威力は低いが、広範囲に攻撃可能な扇を装備できる。また、身のこなしが軽く、敵の攻撃を回避しやすい。戦略に応じてはパーティの要になる。

迷宮と戦闘のキーポイント

一族が拠点している地域には、鬼が巣食う場所「迷宮」が存在する。この迷宮内を探索し、鬼を討伐していくことで、一族の力を蓄えていくのだ。鬼との戦闘では、経験値にあたる「戦勝点」(せんしょうてん)や、「交神の儀」(こうしんのぎ)を執り行うために必要な「奉納点」(ほうのうてん)、武具や道具といった戦利品を獲得できる。

また、迷宮はプレイヤーによって種類や内部構造、出現する鬼などが異なってくるため、攻略は一筋縄ではいかない。物語が進むと出現する特別な迷宮もある。その迷宮にはどのような鬼が待ち受けているのか、今から気になるところだ。

数ある迷宮のひとつ「百鬼祭り」(ひゃっきまつり)と奪われた“祭具”

見た目が派手な迷宮「百鬼祭り」の奥には、奪われた“祭具”が眠っている。ちょうちんやぼんぼりなどが連なり、賑やかな様子の迷宮に鬼が巣食う様子は、訪れるものに奇妙な印象を与えることだろう。

戦闘はシンボルエンカウント式

迷宮内では、動き回っている敵シンボルに接触すると戦闘に移る。その際、敵の背後から接触すれば戦闘が有利になり、逆に敵に背後を取られると不利になってしまう。敵シンボルをうまく避けて通れば戦闘を回避することも可能なので、積極的に戦闘を行い戦勝点などを稼ぐか、極力戦闘を避けて進むかはプレイヤー次第だ。

迷宮探索の指針にもなる「火時計」

討伐中は、画面右下に「火時計」が表示される。時間経過と共に火が消えていき、全ての火が消えるとゲーム内で一ヶ月か経過したことを示す。

このタイミングで屋敷へ戻るか、もう一ヶ月探索を続けるか選択することになる。火時計には、近くにいる敵や宝箱の情報も表示されるので、迷宮探索に役立つだろう。

チャンスタイムとも言える「熱狂の赤い火」

通常だと火時計には青い火が灯っているが、まれに「熱狂の赤い火」(ねっきょうのあかいひ)が灯ることがある。この時はBGMや敵シンボルが変化し、「熱狂の赤い火」が灯っている状態で戦闘になると、戦利品スロットが派手になり、希少なアイテムを入手しやすくなるぞ。

さらに、戦利品スロットの上部にルーレットが追加され、これに当たることで「熱狂の赤い火」が火時計にひとつ追加される。「熱狂の赤い火」が灯っている時は、積極的に戦闘を行おう。

戦利品スロット

戦闘開始時には「戦利品スロット」が現れ、スロットで揃った目によってその戦闘で手に入る戦利品が決定する。同じ目が三つ揃うと獲得できる戦勝点の倍率が上がるので、欲しい戦利品が出たり、同じ目が揃った場合は戦闘を慎重に進めたい。

未入手の戦利品は黄色で表示される。

敵の大将の存在

鬼は、敵の大将が率いた群れで一族たちに襲い掛かってくる。敵の大将を倒すか相手を全滅させることでプレイヤーの勝利となり、倒した敵の分だけ「戦勝点」と「奉納点」を獲得できる。戦闘に勝利すると戦利品も得られるが、敵の大将が逃亡する際は全ての戦利品を持って行ってしまう。

そのため、多くの「戦勝点」を稼ぐために敵を全滅させるか、それとも戦利品を獲得できるよう、敵の大将を集中的に攻撃しては約戦闘を終わらせるか、プレイヤーの判断が問われるところだ。

鬼神との戦闘

迷宮内を進むと、強大な力を持つ鬼神(おにがみ)が現れる。いわゆるボスに相当する鬼神との戦闘画面は、通常と異なり、一族の後方からの視点で迫力ある戦闘を行うことになる。

仲間からの「進言」

戦闘時、一族の出撃隊長はコマンドを入力して戦うが、出撃隊長以外は個性に応じた三通りの行動を「進言」してくれる。「進言」を却下して行動を指示することも可能だが、迷った場合は彼らの「進言」を採用してみよう。

迷宮探索から戦闘までサポートしてくれる“コーちん”

屋敷内で主人公一族をサポートしてくれる“コーちん”は、迷宮探索や戦闘でも手助けしてくれるぞ。迷宮内ではイタチに姿を変えて共に行動し、一族の体力や健康状態、周辺の敵の強さなどに応じたアドバイスをくれる。

また、戦闘時には攻撃や術など、直接的なサポートを行ってくれる。非常にありがたい存在だが、ときには攻撃しようとして転んでしまったりと、ドジな一面もあるようだ。

世代交代で重要な「交神」と「遺伝」

「短命の呪い」によってわずか二年ほどしか生きられず、「種絶の呪い」によって人との間に子を成すことができない主人公一族は、「交神の儀」によって神々と交わることで血を残すことができる。

この「交神の儀」を執り行うためには、先述の通り戦闘で得た「奉納点」が必要となる。神様に奉納点を捧げることで交神し、子を成すことができるのだ。ここからは、交神と遺伝の特徴についてお伝えしよう。

奉納点

神様によって必要な「奉納点」が異なり、能力が高い神様と交神するためには、多くの「奉納点」が必要となる。ただし、同じ神様との交神回数を重ねると神様の能力が上がり、交神時の台詞も親密なものになっていく。「奉納点」を惜しまず能力の高い神様と交神するもよし、お気に入りの神様と交神回数を重ねるもよし。自由に交神相手を選んでいこう。

遺伝要素の「能力」と「容姿」

交神で受け継がれていく「能力」は属性ごとに分かれており、各属性の棒グラフが長いほど素質が高いため、成長の目安となる。また、両親の顔の特徴や体型などの「容姿」も受け継がれていく。

顔の模様や角といった特徴ある神様が親の場合は、その子孫にも同様の特徴がまれに出現することもある。能力を取るか、容姿を重視するか。子孫に何を受け継がせるのか悩むのも、交神の楽しみだ。

新規神様を紹介

「交神の儀」によって交神できる神様は、容姿や能力もさまざま。本作より新たに登場する神様のうち、4柱の存在が公開となったので、新しい神様たちもチェックしておこう。

紅笠 お誘(ベニガサオユウ)

坂上ノ菊理媛(サカノウエノククリヒメ)

八尋 鰐彦(ヤヒロ ワニヒコ)

若竹コサン(ワカタケ コサン)

俺の屍を越えてゆけ2

ソニー・コンピュータエンタテインメント

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2014年7月17日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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