カプコンより、1月23日に発売となったスタイリッシュ英雄(HERO)アクション「戦国BASARA」シリーズ最新作となる「戦国BASARA4」。プレイインプレッション第四弾を紹介!
「戦国BASARA4」では「戦国創世」をキーワードに、プレイヤーは戦国武将として誰も見たことがない新たな戦国時代を切り開くこととなる。「戦国創世モード」では、天下統一に向けた合戦がメインとなり、また武将によっては通常ルートの「創世エンディング」だけではなく、より深いストーリー展開で盛り上げる「ドラマルート」、Production I.Gが手がけたアニメエンディングを楽しめる「アニメルート」も用意されている。
プレイヤーと共に戦場を駆け巡る頼もしい味方「戦友」や、戦友と力を合わせて放つ「戯画(ぎが)バサラ技」、バリエーション豊かな攻撃を繰り出してくる敵兵士の「陣形合体」をはじめ、周囲の敵がスローになる「粋の至り」といった新システムも見所の1つだ。今回は戦況を有利に進められる「合戦遊戯」、そしてぜひプレイしてほしいユニークなステージについてお届けしよう。
一発逆転も可能な「合戦遊戯書」で有利な戦況を作り出せ!
本作の新要素である「合戦遊戯書」は、ステージの出陣前に好みの「遊戯書」を設定してさまざまな効果を受けられるというもの。遊戯書はステージクリアやバサラ屋での購入で入手でき、最大3つまで選べる。一度使用するとなくなってしまう消耗品だが、バサラ屋での価格は3000~1万5000両といったところ。序盤こそやや高額だが、ある程度小判がたまったらどんどん使用していこう。
遊戯書は攻撃力などに作用するものから、おたずね者の居場所が分かるものまでじつに豊富。例えば一騎打ちステージで武将がなかなか倒せない場合、敵武将への攻撃力が2倍になる「大将殺し」、バサラゲージ&粋ゲージが満タンとなる「気力満々」、すべての固有技&固有奥義を取得した状態になる「免許皆伝」などを組み合わせると非常に有利となる。
一方、敵の体力が徐々に回復するがクリア時の獲得小判が200%アップする「敵兵治癒」、経験値と強化印籠がすべて小判になる「小判転化」は小判集めに最適。腕に自身があれば、小判レートが+4になるがダメージを受けると小判が半減する「ばくち打ち」もプラスすればより小判を入手しやすくなる。玄人には瀕死状態で出陣するも瀕死中の攻撃力が3倍となる「背水の導き」、攻撃力が4倍になるかわりにダメージも4倍になる「捨て身の覚悟」、クリティカル発生率が3倍になる「会心乱発」など、スリリングなバトルが楽しめる組み合わせもおすすめしたい。
このほか、これまで「熱唱びわ」などの装備で行えた楽曲変更がより簡単に。バサラ屋で売られている楽曲を購入し、準備画面の「楽曲設定」で選ぶだけでBGMを好みのものに変化できるのだ。購入できるのはテーマ曲や各武将のテーマ曲で、こちらも最大3曲まで選べるようになっている。楽曲は設定した順番に繰り返しリピートするため、1曲だけ聴きたい場合は1つだけ設定しよう。
ユニークなセリフを楽しめる「台詞設定」も一度に3つまで楽しめる。今回は直江兼続の微妙な無敵ぶりを延々と聞かされる「直江無敵状」や、兵士達の人間模様が垣間見える「戦国BAR 乱世」が登場。「奥州特攻目安箱」では、兵士の思いの丈をぶつけたものから意外な人物達の投書まで読まれるのでお楽しみに。なかには「あの武将が投書?!どうやって!!」といったものも。
なお台詞設定はもちろんだが、本作の小ネタ台詞もバリエーションに富んでいる。某機動戦士や某戦隊などをはじめ「俺だー!祝言あげてくれー!」「そう、ザビー教ならね」「膝に矢を受けてしまってな…」といった、プレイヤーが1度はネットで目にしたことのあるものまで網羅。バトルに余裕がでてきたら、兵士の会話もチェックしてみるとより楽しめるだろう。
夢の共演も実現!さまざまな仕掛けを楽しめる40ステージ以上の「合戦場」を遊びつくそう
武将達の戦いの舞台となる40ステージ以上の「合戦場」は、それぞれに個性あふれる仕掛けが用意されている。さまざまな条件により展開も変化していくのだが、カラクリや軍師による陣をはじめ兵士が厄介だ。しかし武器強化や合戦遊戯書、戦友をきちんと使用していけば必ずクリアできるはず。またショートカットや抜け道なども隠れているので、条件クリアまでの時間が足りない時はステージを回る順序も考えてみよう。左スティックを2回軽く倒すとすぐダッシュが行えるので、こちらも活用してみては。
たくさんの兵士を倒したいなら「関ヶ原の戦い 西陰」「関ヶ原の戦い 東陽」や「加賀・前田花吹祭」などが最適。強力な敵武将と腕試しをしたいなら足利・秀吉・信長・家康が立ちはだかる「安土四天集結」、豊臣軍や伊達・真田軍と戦える「大阪・豊臣覇城」「大坂・竜虎の陣」などにも挑戦してほしい。
一風変わったステージとして紹介したいのは、まず敵兵が最上の姿になる「出羽・最上川」だ。超素敵紳士王国を建国(?)したらしい最上が影武者にまぎれて隠れてしまうので、陣を奪いながら探すこととなる。敵兵は姿だけでなく、土下座をしながら急に襲ってくるなど挙動まで最上らしいので少々憎たらしいこと間違いなしだ。フィールドには最上の銅像などさまざまなオブジェもあるので、余裕があったらじっくり見てみよう。
ジェットコースターのような「穴道車」を操作できる「日本ノ穴道・如水線」では、まるでシューティングのようなシーンも。官兵衛を狙い撃ちしたいところだが、敵兵士や巨大岩石が邪魔をしてくるので注意。これまでとは操作が異なるので戸惑うかもしれないが、スムーズにクリアできたときの達成感も格別のはず。とくにピンボールのように転がる官兵衛は必見だ。
さらに「甲斐・躑躅ヶ崎館」は画面的にも非常に暑苦しい…ではなく、若き虎と共に信玄による風林火山の教えを体感できる。幸村が信玄に鼓舞される前に急いで倒したいところだが、立ちはだかるのが武田名物「お館様が転んだぁ!!」だ。いわゆる「だるまさんが転んだ」のように信玄像がこちらを見ていない間に敵兵を倒したり移動したりすればいいのだが、うっかり見つかると地面から突き出る拳に空高くぶっ飛ばされてしまう。よく見ると武田の兵士もかなり巻き込まれているが、気にせず避けながら先へ進もう。信玄像をやりすごせるショートカットもあるので、難しい場合はこちらを探してみるのも一つの手だ。
「大友ザビーランド 開園」は、ザビー教によるまさにテーマパーク。陣を奪うとランダムで宗麟からの歓迎コメントが変化するほか、マスコットキャラクター(?)であるザビーの格好をした宗茂も出現。見た目は愉快だが相手は宗茂なので、なめてかからないほうがいいかもしれない。雰囲気の異なる「大友ザビーランド 閉園中」では、ザビー教信者が勢ぞろいしているのでぜひプレイしてみよう。おなじみのメンバーに「バンビ鹿之介」といった新参もいるぞ。