【WF2014冬】井口裕香さんの生「龍田だよー」にファンも熱狂！？大坪由佳さん、日高里菜さんも登場した「艦隊これくしょん -艦これ-」ステージレポート

グッドスマイルカンパニー、マックスファクトリーなどのフィギュアメーカーによる合同ブース「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU！！ 19」で行われたこのステージイベントでは、「艦隊これくしょん -艦これ-」で加賀、龍田役などを演じる井口裕香さん、伊勢、北上役などを演じる大坪由佳さん、睦月、龍驤役などを演じる日高里菜さんの3名が登場。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「艦これ」だが、その中で数多くの艦娘を演じている井口さんが本作のイベントに登場するのは、意外にも今回が初めて。ということもあってか、登場時からすでにノリノリで、最初の挨拶も「龍田だよー。天龍ちゃんが迷惑かけてないかなー？」と、早速自身が演じる龍田のセリフで、会場に訪れたファンの歓声を一身に受けていた。

一方で困ったのは、この挨拶のせいでハードルが上がってしまった大坪さんと日高さんだ。2人は井口さんの盛り上がり方とは打って変わって、北上、如月のしっとりとしたセリフでご挨拶。日高さんは「普段あまりやらないキャラで挨拶しようと思って」との理由で如月を選択したようだが、「恥ずかしー！」と狼狽えてしまう。そんな姿が、ファンを一層盛り上げていた。

このようなオープニングトークが終わると、向かって左側に井口さん、右側に大坪さんと日高さんが座り、「艦これ」グッズ紹介を中心としたトークショーがスタート。ここでは、スケールモデルやねんどろいど、figma、お風呂これくしょんといったアイテムが登場。ねんどろいどでは、金剛、北上が制作中で、さらに比叡、加賀、大井のねんどろいど化も決定した。さらに、金剛、榛名、北上、加賀、瑞鶴、翔鶴のねんどろいどぷち化も明らかに。

会場には一部のねんどろいども用意されており、井口さんは加賀、大坪さんは北上と、自身が演じているキャラクターをそれぞれ紹介したが、ここで困ったのは日高さん。なんと、たくさんのねんどろいどがありながら、自身が演じた艦娘が一体もいないというのだ。これには日高さんも「なんで私を呼んだんですかー！」と、笑顔混じりに怒り、会場の笑いを誘う姿がなんとも印象的だった。

figmaでは、島風、赤城がラインナップしているほか、陸奥、長門といった戦艦も新たに加わった。ステージ上には赤城の現物が用意されており、ここでは大坪さんがスカートの中を確認する「大坪チェック」の時間に。大坪さんは最初こそ「この角度からはなかなか見えませんね…」と話していたが、やがて興奮気味に「わー見えた！」と一言。残念ながら何が見えたかまでは語られず、そこは購入した人のみが分かるところとなった。

続いて紹介されたのは、お風呂を彩る浴玩として、会場内でも販売されていた「お風呂これくしょん」。こちらはお風呂に浮かべるだけでなく、ゼンマイ式の駆動ユニットによって、水上走行はもちろん、地上を走らせることも可能になっている。このグッズの中には日高さん演じる龍驤も含まれており、なかなかキャラクターの話題ができなかった本人も安心の様子。

この龍驤の「お風呂これくしょん」もステージ上にあり、日高さんは早速「動いてるところを見せたい！」と、テーブル上で走らせることとなる。しかし走行中に斜めに曲がってしまい、あわや落下しそうになるハプニングも。また、水上でも走るということで「3人がお風呂に入っている…」という設定のミニコントまでスタートし、会場を沸かせていた。

このほかにも「ミディッチュ 艦これ 天龍＆龍田セット」や連装砲ちゃんのぬいぐるみパスケースといったグッズのほか、艦これビール、艦これカレーといった会場のフードコーナーで販売されていた商品も一挙に紹介された。

ちなみに、フードコーナーで各商品を購入すると、王冠のつかみ取りに参加できる企画も実施されていた。王冠は127種類が用意されており、表には艦娘たちのイラストが描かれている。ということで、井口さん、大坪さん、日高さんの3人は、大量に用意された王冠の中から、自分の演じている艦娘を探し、その数を競うことに。

「よーい…スタート！」の合図と同時に大坪さんがいきなり1枚見つけると、その後も大坪さんと日高さんは和気あいあいと王冠探しに励む。一方、座席の都合もあり一人遊びになってしまった井口さんは、2人の楽しそうな姿を見てすっかり意気消沈。それを見かねた日高さんが、龍田の王冠を探して井口さんに渡すという一幕も。すると井口さん、競走中であるにもかかわらずステージ中央に来ると「ありがとう、龍田だよー」と、冒頭に続いてまたも龍田のボイスで感謝の気持をアピール。自由奔放な井口さんの姿に、会場は笑い声で溢れかえっていた。

とまぁ、このような具合で競争は続き、3人が王冠を探し続けているとやがてタイムアップ。結果はというと、1位が序盤からハイペースで集めていた大坪さん、そして2位には意外にも井口さんが入る形に。ステージを自由に動きまわっていた井口さんだが、しっかりと探していたようだ。そして最下位は日高さん。井口さんに王冠を渡す優しさが、皮肉にもこの結果を生んでしまったのかもしれない。

最後に井口さんは、「『艦これ』のステージイベントに出られるということで、今日はとても楽しみにしていました！」と挨拶。さらに「今後もグッズがたくさん出ますし、アニメもあるのでよろしくお願いします。龍田だよー」と、最後の最後に龍田のセリフを挟んで会場を盛り上げると、大坪さんも「大坪だよー」と井口さんのノリに合わせ、会場からは拍手が巻き起こっていた。大坪さんは「艦これ」のイベントに他のキャストと出演するのはこれが初めてだったそうで、「本当に楽しかったです！ヒャッハー！」と、隼鷹の代名詞ともいえるフレーズを交えて感想を話した。

そして日高さんは、「王冠探しで大坪さんとも仲良くなれた気がします(笑)。アニメ化もあり、これからたくさんの展開があると思いますので、よろしくお願いします！如月でした～」と、本来の如月とは少し違ったトーンの挨拶。日高さんは前の2人がハードルを上げたことで焦っていたのか、「こんなキャラじゃないのに！」と、少し残念そうな様子。ともあれ、グッズ紹介が中心ながら、さまざまトークも楽しめたイベントはこれで幕を閉じた。