日本一ソフトウェアは、2014年4月24日に発売を予定しているPS3用ソフト「ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。」において、物語のプロローグ、町で次々に起きる事件、ヒロインたちとの関係を公開した。
前回の記事で病んでしまったヒロインたちの姿がいよいよ公開されたが、今回はその後に巻き起こる事件の数々を紹介。さらに、なぜ彼女たちが常軌を逸するほどの愛情を見せることになったのかを、幼少期のヒロインたちとの関係から見ていこう。
なお、今回の内容には血なまぐさい表現やグラフィックが多々含まれているので、そのような描写が苦手な人はあらかじめ控えていただければと思う。
プロローグ(前半)
最初はトマトジュースを派手にこぼしたんだと思った。他の可能性なんて考えられないし、絵の具は置いていない。だけど、鉄の臭いが違和感としてあった。
トマトとは似ても似つかない生臭さが充満し、思わず鼻を摘まんでしまった。
そして、視線は控え室の奥へと向けられた。
如月優也「…そんな…何故…」
日常から逸脱したものはそうと認識できない。
たとえ最悪の事態を想定していたとしても、俺たちには経験が足りない。
人の生き死になんて物語の中でしか見ていないんだから。
町で次々に起きる事件
ヒロインのルート分岐や選択肢によって“誰が”というのは変わるが、「犠牲者が一人も出ない」という道筋は存在しない。犯人はヒロインのなかにいるのか、それとも別の誰かなのか、優也の心は疑心暗鬼の闇に飲み込まれる…。
ヒロインたちとの関係
ヒロインたちは幼い時より、それぞれ家庭の問題を抱えていた。そんな彼女たちに手をさしのばしたのは当時の主人公、優也だった。故に優也とヒロインたちの絆は強すぎるといえるほどものに…。ここでは、そんなヒロインたちとの過去と、彼女たちが優也に向ける思いを紹介する。
有末陽佳の場合
陽佳の中では優也は、時には叱り、時には甘やかしてくれる父親のような存在になっていた。それが、優也との絆であり、愛であった。
しかし、強すぎる絆と愛は絶対的な存在である優也を独占したいという感情を生み出す。そして、どうにもならないとき、愛とは正反対の感情である憎悪に満たされ、自らの経験から暴力で束縛しようとしてしまう…。
尊海神無の場合
神無にとっては、優也は家族そのものであった。欠点の多い自分を信頼し、必要としてくれる優也に絆と愛を抱かずにはいられなかった。
神無には信頼してくれる優也のことをより知りたいという気持ちと孤独を嫌う感情が常に渦巻いている。こうした思いは、疎外感を感じたり、疑念をかけられることで憎悪へと変わり、神無を凶行に走らせる。
宮主佐優理の場合
佐優理にとって主人公は王子様。いつでもどんなときでも助けてくれる理想の存在であった。そんな優也に絆や愛といった感情を持つことは自然なことであった。
佐優理には優也はどんなときでも自分の理想の存在であってほしいという強い思いがある。そのため、優也が自分の理想からはずれる場合は他者が悪いと考え、憎悪をむき出しにする。
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