5pb.は、2014年に発売を予定しているXbox One用ソフト「CHOAS;CHILD」において、物語冒頭のあらすじや登場キャラクターに関する情報を公開した。

目次
  1. 全体概要
  2. 冒頭部分あらすじ
  3. ニュージェネレーションの狂気の再来
  4. 新たに情報が更新、公開されたキャラクターたちを紹介!

全体概要

西暦2009年11月6日22時28分

発生は、突然だった。M7.8。最大震度7の局地的直下型大地震。この悪夢のような天災は、東京を代表する繁華街の一つである渋谷を一晩で無価値にした。視線を遮っていた高層建造物は諦めたように倒壊し、黒い火災は仲間を求めて勢いを広げ続け、混乱した人たちは集団心理から恐怖を扇動され、その全てがあらゆる命を奪って行った。

最終的な死者、3851人。負傷者、30927人。後に、“渋谷地震”と呼称されるようになった震災である。

物語は西暦2015年10月―― 復興中の渋谷区からはじまる

そんな復興中の渋谷で奇妙な事件が続発する。ネット生放送中に視聴者の前で謎の死を遂げる者。ストリートライブ中に歌いながら死にゆく者。ラブホテルの天井から吊られ回っている死体。

人々は気づき始めた。事件の発生日は5年前の渋谷を騒がせたとある事件の日付と一致する。――そう、これはニュージェネレーションの狂気の再来なのだと。

ただ――ひとつだけ。ひとつだけ違う事がある。事件の現場に残されている謎のシール。不気味な力士を模したような謎のシールが新たなニュージェネ事件を解決する鍵になることを、まだ人々は誰も知らない。

暗躍する300人委員会。覚醒しつつある妄想具現者(ギガロマニアックス)たち。彼らの“胎動”により妄想の扉が再び解き放たれる……。

冒頭部分あらすじ

2015年9月7日、自宅で生放送中の生主が突然死する事件が発生。同9月19日、渋谷でストリートライブ中に歌いながら死亡する事件が発生。

猟奇的で奇妙なこの事件に興味を持った碧朋学園新聞部の部長、宮代拓留は取材を続けていた。ふとしたきっかけで「奇妙な一致」に気づいた拓留はクラスメイトで親友の新聞部部員“伊藤真二”に相談することに。

文化祭の準備でざわつく学校で伊藤と話していると、副部長の“来栖乃々”が現れる。強引に拓留を連れ出すと、事件を追う拓留と伊藤を咎めはじめた。

風が吹いて乃々のスカートめくれてしまうハプニングなどもあり、説教がうやむやになったところで拓留と伊藤は事件について情報を整理しはじめる。

拓留が気づいたこと。それは、2009年におこった連続猟奇殺人事件「ニュージェネレーションの狂気」第1、第2の事件と今回の2つの事件の日付が一致していること。

凄惨な写真を見たからなのか、青ざめて偶然を主張する乃々。そんな乃々を制するように、拓留が話を続ける。
 
「……偶然かそうではないかはすぐにわかるよ。ニュージェネ第3の事件が起こったのは、9月29日。つまり——今日だ」

直後、拓留のスマホが鳴った。発信者は“尾上世莉架”。

「事件だ! いや、事故? と、とにかくタクの言う通りのことが起きたかもしれないんだよ!」

どくんと高鳴る胸を押さえ、拓留は一行と共に世莉架が伝えて来た現場へと向かう———

ニュージェネレーションの狂気の再来

拓留たち新聞部が追っている連続猟奇殺人事件の通称。6年前の2009年、今回と同様に渋谷で起こった連続猟奇殺人事件との奇妙な一致からインターネット上を中心に「ニュージェネレーションの狂気の再来」と呼ばれている。拓留たち碧朋(へきほう)学園新聞部がこの事件を追っている。

第1の事件 通称「こっちみんな」

ニコニヤ動画の生主が、生放送中に切断された自分の右腕を食べながら失血死するという事件。死亡した様子が「こっちみんな」のアスキーアートに似ているためその名前が付いた。

この事件が起こった2015年9月7日は、6年前に世間を騒がした連続猟奇殺人事件「ニュージェネレーションの狂気」第1の事件「集団ダイブ」の日付と一致していた。

詳細

被害者は大谷悠馬。21歳。ニコニヤ動画という動画サイトで「俺氏、未来が見えてしまう件について」という生放送を定期的に行っていた。

2015年9月7日、自宅で生放送中に大谷はコメントを設ける時間をとって、いったんカメラ前から姿を消す。ドアをノックする音が聞こえた後、カメラの前に戻ってきた大谷の右前腕がなくなっていた。腕は細かく切断されて皿の上に載っており、まるで痛みを感じていない素振りでその指を自分で食べた。直後、血涙を流しながら机に突っ伏し、カメラを見つめたまま死亡した。

第2の事件 通称「音漏れたん」

ニコニヤ動画の歌ってみたの歌い手でアニソンコピーバンドのボーカルが、ストリートでのライブ中に歌いながら失血死するという事件。実際には歌っておらず、カッターで自らの腹を割きスピーカーを埋め込んで自分の歌声を流していたため「音漏れたん」の名前が付いた。

詳細

事件の発生日は2015年9月19日。被害者は高柳桃寧。20歳の女性。ニコニヤ動画の歌ってみたの歌い手でアニメソングのコピーバンドのボーカル。最近ネット上で有名になってきており、「歌ってみた」の歌い手の中では彼女のライブが一番という評判も多い。

新たに情報が更新、公開されたキャラクターたちを紹介!

宮代 拓留(みやしろ たくる)

「おい、リア充を馬鹿にするなよ。僕だってリア充だ」

本作の主人公で新聞部の部長を努める高校3年生。6年前の大地震で両親を亡くしており、避難所となっている宮下公園にキャンピングカーを停めて寝泊まりしている。

自らをリア充で情報強者と自称する、ちょっと痛い人物。リア充・情強とは自称であり、親しくない人物の前ではキョドってしまうため、クラスメイトから陰口を言われることも。その度に心の中で「これだから情弱は……」とレッテルを貼付けて自分を安心させている。度々見せる拓留の反応に、親友の“伊藤真二”からは「お前はリア充じゃないわ」と呆れられている。

新聞部を立ち上げてから初めて起こった渋谷での大事件「ニュージェネレーションの狂気の再来」に執心しており、友人で部員の伊藤と共に事件の謎を追っているが、学校を休んで取材に行くなど極端な行動が目立つため、副部長の来栖乃々からは度々いさめられている。

来栖 乃々(くるす のの)

「こういう事件ばかり追いかけるのはやめなさいって前から言ってるでしょう」

碧朋学園の生徒会会長で、新聞部の副部長。拓留と同じく地震で両親を亡くしており、彼と同じ児童養護施設に身を寄せていた。文武両道でリーダーシップがあり、男女を問わずクラスメイトから慕われている。学校側との交渉で振るった辣腕を讃え、クラスの男子生徒から「女帝」というあだ名で呼ばれているが、本人は気に入っていない様子。

ことあるごとに拓留を気にかけてくれる良きお姉さんキャラだが、説教に発展することも多いので拓留本人からは鬱陶しがられることも。学生新聞は健全であるべきという主張から、拓留たちが夢中になっている「ニュージェネレーションの狂気の再来」を追うことを反対している。

香月 華(かづき はな)

「……………」

新聞部唯一の高校一年生。極端に無口で基本的に「ん……」程度しか声を発しない。乃々を中心に部員からは妹扱いされて可愛がられている。共有PCでネットゲームをプレイするほどのネトゲ廃人だが、部で一番PCのスキルがあり、情報整理や情報検索を任されている。

伊藤 真二(いとう しんじ)

「……お前、やっぱリア充じゃないわ」
「7日ってーと……。ニコニヤ生放送中の公開自殺か。読んだよ、その記事」

新聞部部員で拓留のクラスメイトであり親友。「ニュージェネレーションの狂気の再来」に興味を持っており、持ち前の猟奇マニアっぷりを発揮して拓留とともに事件の謎を追う。

CHAOS;CHILD

5pb.

XboxOneパッケージ

  • 発売日:2014年12月18日
  • 18歳以上のみ対象
CHAOS;CHILD

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー