「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 ～お楽しみはこれからだ～」のキャストや制作陣がそろった記者会見の模様をお届け！

セガは、2014年8月29日から3日間にわたって日本青年館大ホールにて公演を行う舞台「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 ～お楽しみはこれからだ～」の取材会見を8月2日に都内某所で開催した。

主演のジェミニ・サンライズ役を務める小林沙苗さん他キャスト一同が初めて顔をあわせるこの場で、キャストの面々と音楽監督である田中公平氏をはじめとした関係者たちが、今回の公演への想いを語った。

「内容は去年よりもさらにはちゃめちゃ」！

2013年の公演から、これまでライブ形式だった内容をショウに変えた“紐育星組”。

まずはメインキャストとなる小林沙苗さんから「今年もこうして皆さんと舞台に立てて幸せです。去年よりもセリフの量も多いですし、ゲストさんが5人もいて、そのゲストさんたちがまた濃いキャラクターばかりなので、負けないようにキャラ作りをがんばりたいです。新曲もパワーのある楽しい曲ばかりですし、内容も去年より更にはちゃめちゃになっていて、皆さんにより楽しんでいただけると思います！」と、その意気込みを語った。

続いて皆川純子さんは、「台本を読んで、またもや喧嘩番長かと思っています（笑）。今年はダイアナちゃんと喧嘩します、ご期待ください。サクラ大戦らしい演出ですが、そこにアメリカっぽさも混ざっています。更に豪華になることでしょう」と話し、皆川さん自身この舞台にとても期待をしている様子が伺えた。

齋藤彩夏さんはにぎやかし担当（？）ということで、「子供スイッチを入れて、暑苦しい感じでガンガンとばしていきたいです！」とみんなを笑わせつつ、「“お楽しみはこれからだ”ということで、今回も自分自身がまず楽しんでいこうと思います。ストレスとか忘れちゃえるような楽しい舞台にしたいです」と、今回の舞台がどれだけ“楽しさ”を追求しているかを感じさせる様子だった。

松谷彼哉さんは、「夏がやってきました。サクラ大戦の夏です。別のお芝居の稽古もあってパニック中ですが、皆さんのご協力もあってがんばれます。サクラ大戦はお客様に支えられて、ここまでやってきました。セリフもむずかしいですし、歌も大変だったり、演じる側も頑張らないといけない舞台ですが、その分素晴らしいものとなっています。みんなで楽しんでいきたいです」と、熱く述べた。

最後に園崎未恵さんが「まずはこの暑さで夏バテしないように気をつけてがんばりたいです」と、この日の暑さについて笑いながら語りつつ（※この日の東京は最高気温が36度近い猛暑日だった）、「先日まで、ゲストで出演される豊口めぐみさんの舞台でテレビプロデューサーの役をやっていたのですが、今度は映画プロデューサーの役で、プロデューサー役に縁があるようです（笑）。またこうやって、サクラ大戦の夏を迎えられるのが嬉しいです。サクラ大戦の舞台は必ず心に何か残るものがあるので、今回もお客様にそういう何かを感じ取って、持って帰ってもらえるような舞台にしたいです」と、サクラ大戦の舞台の素晴らしさをアピールした。

今作の見所は？という問いに、「岸（裕二）さんと内田（直哉）さんの先輩後輩対決！」と、齋藤さんからの強烈なイチオシがある場面も。ぜひ公演前にはこの一言を思い出してから、舞台を見てみてほしい。

なお、これまでサクラ大戦の舞台が行われてきた日本青年館は、2014年度に取り壊されることが決定しており、それについて小林さんは「実はさっき取り壊しを知ったばかりで、すごくさみしいです。最後の日本青年館を楽しみたいです」と、しんみりと語った。

出演者からの一言コメントをお届け、「一年前の衣装が着れるか心配」！？

続いて本日集まった出演者の方々から一言ずつ、挨拶と今回の舞台にかける想いや目標などが語られた。

菅沼久義さん：「今年も頑張るぞ！と気合いを入れてきたのに、いきなり今日の顔合わせの場所を間違ってしまって少ししょんぼりしています。舞台では元気にがんばります！」

内田直哉さん：「事務所の後輩の岸くんと共演できるのが楽しみです。豊口めぐみさんともずっと一緒にやらせてきてもらっているので、共演できてうれしいです。サクラ大戦の夏をお楽しみください」

麻生かほ里さん：「あの衣装を今年も着れるように、痩せてきました（笑）。舞台まであと一ヶ月、がんばります！」

笠原留美さん：「今年もありがとうございます。自分の双葉をしっかりと作っていきたいと思います」

田村連さん：「いつも下から支えるような感じなのですが、今回は上目線で申し訳ありません（笑）。振りつけとしては、割りあい簡単で見栄えがするようにします、よろしくお願いします」

Velo武田さん：「今年も呼んでいただいてありがとうございます。今日からサクラ大戦の舞台稽古に励むため、昨日までしっかり夏休みで遊んできました（笑）」

豊口めぐみさん：「サクラ大戦の舞台は初演からずっと客席側で見てきました。今年は舞台の上から皆さんを楽しませると共に、自分も楽しみたいです」

岡本麻弥さん：「ゲスト参加ですが、地上最強のサポートを目指します！」

伊倉一恵さん：「思いのほか成長していますので、ご迷惑をおかけするかもしれません（笑）。できるだけ簡単で、見栄えのいい振りつけを、期待しています！（笑）」

久野綾希子さん：「今年もまた、熱い暑い夏がやってきました。ハードルの高い音楽、ハードルの高い踊り、ハードルの高い演出、そしてハードルの高い階段！（笑）　これらにめげず、がんばります！」

時間の都合上、本当に一言の挨拶となったが、顔合わせの会場は始終わきあいあいとしたムードに包まれており、各キャストのコメントの際にもお互いに色々とつっこみをいれあうような場面も見受けられた。

新たなる“紐育星組”を彩る楽曲を作るのは、もちろん田中公平氏

また、サクラ大戦シリーズと言えば欠かせないのが、音楽を担当する田中公平氏。
田中氏は「成長している人も心配だけれど（笑）、細すぎて心配になる人もいますね。夏バテには気をつけて、しっかり食べて、舞台の稽古に臨んでくださいね」と、出演者一同への気づかいを見せつつ、「岸くんは、今回私が一本釣りしてきました。岸くんが悪さをしたら私のせいです（笑）」と、ガッツ・ノートン役の岸裕二さんについて、そのキャスティング秘話を語った。また田中氏は「出演者の皆さん、歌のことを心配しているようですね。私は忙しくてなかなか練習には来れないですが、歌の指導はしっかりとお任せしてありますので、大変なスケジュールですが頑張ってください」と、激励するような場面も。

脚本担当の斎藤栄作氏からは、「風のうわさで去年はセリフ量が多くて辛かったと聞いていたので、今年は随分減らしたつもりだったのですが、出演者の皆さんからやはり多いと言われてしまい、少し心配しています。どういう話にしようかと考え、なんでも新しいものにするっていうのもおかしいけれど、新しいものだってすごいんだということで、色々考えながら頑張って書きました」という秘話が語られ、“紐育星組”の物語をどう紡いでいくべきか、その苦労の片鱗をのぞかせた。

お馴染みのメンバーから今回初参加となるキャストまで、既に「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 ～お楽しみはこれからだ～」というひとつの舞台の完成に向けて、心は既にひとつ、といった様子。“～お楽しみはこれからだ～”というタイトルに負けない舞台になりそうな予感をさせる、初顔合わせだった。

個性豊かなキャラクターたちが織り成す豪華な舞台に期待しよう。

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