ポケモンは、バンダイナムコゲームスと協力し、ポケモンアクションバトルゲーム「ポッ拳POKKÉN TOURNAMENT」を、アーケード用ビデオゲームとして開発していることを明らかにした。
本プロジェクトは、ポケモンの「ポケットモンスター」の可能性をさらに広げていきたいという思いと、バンダイナムコゲームスの「鉄拳」・「ソウルキャリバー」シリーズで培われた3Dアクションゲームの知見を共鳴させ、 「誰も見たことのない『ポケットモンスター』のゲームを世に送り出す」ことを目的として、実現した。
「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」では、これまでにないリアルに描かれたポケモンたちが、プレイヤーの思いのままに生き生きと動いて技を繰り出す、全く新しいポケモンのバトルを体験することができる。子供だけでなく、大人になった20代のポケモンファンにも楽しんでもらえる、本格的なやりごたえのあるゲームに仕上げていくとのこと。
「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」はバンダイナムコゲームスが発売元となり、2015年にアーケードにて稼働開始が予定されている。
株式会社ポケモン 石原恒和氏コメント
ポケモンはこれまでも様々なタイプのゲームに挑戦してきましたが、このゲームはまだ誰も体験したことのない、新しいポケモンゲームです。
自分が思ったことに対して、ダイレクトに、完璧に反応して動くポケモン達。3Dのアクションゲームを突き詰めて来られたバンダイナムコゲームスさんとタッグを組むことにより、それが実現できました。
ポケモンファンなら誰もが触ってみたくなる、圧倒的に新鮮な体験となるはずです。格闘ゲームや対戦アクションゲームをやったことのない方でも、触るだけで「すごい!」と感動することができる。そんなゲームを目指しています。
石原恒和 (いしはら つねかず)
株式会社ポケモン代表取締役社長。これまでポケモンソフト全作品をプロデュースし、カードゲーム、アニメ、映画などあらゆるポケモンコンテンツを手掛けている。
株式会社バンダイナムコゲームス 原田勝弘氏コメント
「鉄拳」は、プレイヤーがキャラクターを極限まで自在に扱いながら駆け引きができるよう設計されており、現在の弊社キャラクターアクション・アニメーションシステムの礎を築いたタイトルでもあります。
キャラクターを動かす際のプレイヤーとの一体感、技を当てた時の壮快さ、喰らった時の痛み。そういったゲームとしてのフィーリングを突き詰める中で培われてきた、「鉄拳イズム」ともいうべきノウハウが、本作のポケモンアクションにも活かされています。
「対戦格闘ゲーム」というジャンルは、ある種先鋭化された、コアな遊びというイメージを持つ方も多いかと思いますが、元来このジャンルは幅広い層に親しまれてきたジャンルです。
特に今回の「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」は、「対戦格闘」というよりは「対戦アクション」ゲームとして、アクションゲーム・対戦ゲームの原点に立ち返り、「幅広い層に遊んでもらえるゲーム」として開発しています。
「ポケモンだからやってみようかな」というような気軽さで遊ぶことができる。そして非常に新鮮な体験ができる。そんな遊び方ができることを、とても大事にしています。
ポケモンの新しい体験に、ぜひご期待ください。
原田勝弘 (はらだ かつひろ)
株式会社バンダイナムコゲームス。「鉄拳」シリーズなどのアクションゲームの企画・ゲームシステムやアニメーション制御スクリプトの構築などの開発業務から営業・広報的な役割まであらゆる役割を全てこなし、世界中の多くのファンを持つゲームディレクター兼チーフプロデューサー。
株式会社バンダイナムコスタジオ 星野正昭氏コメント
実は、自分は社内でもポケモンの事ならば右に出るものはいない第一人者と自負していました。今回のプロジェクトの話を聞いた時には、自分が一番の適任者と思いましたし、とうとう自分がこれを作る時が来たか、と感じました。
「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」では60fpsでのスムーズでダイナミックなアクションはもちろんのこと、グラフィックには特に力を入れていて、「実際の世界にポケモンがいたらどんな感じだろうか?」ということを突き詰めて考え、ポケモンの毛や筋肉、そしてポケモン達が暮らす世界の風景まで、想像を膨らませながら制作しています。
全てのポケモンファンが楽しめて、やればやるほど奥が深い、そんなゲームにしていきます。最高のスタッフによる最先端の技術で描かれた、今まで見たことがない新しいポケモンの世界に是非ご期待下さい。
星野正昭 (ほしの まさあき)
株式会社バンダイナムコスタジオ。「ソウルキャリバー」シリーズのメインプログラマーを務め、現在はシリーズプロデューサー。ポケモンゲームもポケモンカードゲームも造詣が深い、社内屈指のポケモンファン。