ディースリー・パブリッシャーは、2014年10月30日発売予定のPS4用ソフト「お姉チャンバラZ2~カオス~」について、新システム「クロスマージコンビネーション」、新要素「デア・ドライブ」、ボスキャラクター2体を公開した。
新システム「クロスマージコンビネーション」
今作では、これまでと同様に2人のキャラクターを戦闘局面によって切り替え(交代)ながら戦闘を行うだけでなく、局面次第で複数キャラによる同時戦闘が可能となっている。仲間キャラはプレイアブルキャラの動作に連携するように援護攻撃をしてくれるため、1プレイヤーゲームでありながら、まるで仲間と意思疎通しているかのようなプレイが楽しめるのだ。
そして今回、この「クロスマージコンビネーション」の新たな情報として、ゲーム進行によって最大4人まで呼び寄せて同時戦闘を繰り広げられることが明らかとなった。下記の画像では、一同に会した2組の姉妹が全員臨戦態勢でミッションへと参加している様子が覗える。
一見すると多人数オンラインRPGなどに見えなくもないが、今作な完全1人対応のアクションゲームであるため、これら4人を操作するのは1人のプレイヤーとなっている。大量の敵と4キャラが入り混じって闘う映像はまさにカオス。何よりプレイアブルキャラを次々と切り替えながら連続攻撃を行う自由度の高いアクションに、カオス楽しさが感じられることだろう。また、腕を高めれば、意のままにコンビネーション攻撃を繰り出すことが可能となるようなので、プレイヤー自身も操作スキルを磨き、美学に則ったプレイで敵を圧倒していこう。
なお、本システムは画面上の「クロスマージゲージ」が溜まったキャラクターに発動するとのこと。ゲージは時間経過により、隊列の上のキャラから上昇していくため、出撃時に隊列順をしっかりと考えておくことで、2人~4人のキャラを任意にアクションに参加させることができるようになるぞ。本システムの最大の肝は、肝心な場面で最大人数を投入することにあるので、戦いの局面にあわせて効率的に発動させられるよう、タイミングを計る術を学んでいこう。
新要素「デア・ドライブ」
吸血族が大量の忌血族の血液を吸収することで引き起こされた劇的な変身と能力覚醒、それが「デア・ドライブ」だ。覚醒中は攻撃スピードが上昇するほか、攻撃力に至っては格段の上昇が引き起こされるとのこと。また、必殺技「エクスタシーコンビネーション」のパワーゲージが常に上昇し続けるという恩恵を受けることもできるので、圧倒的な攻撃力で敵を押し続けることが可能だ。
しかし一方では、過度な能力覚醒によって負荷が生じるためか、体力が減少し続けるというデメリットも備わっている。最悪死に至るという代償を支払う可能性も孕んでいるので、的確な判断力が肝となりそうだ。
2体のボスキャラクターを紹介!
砂漠のボス「アブドゥル」
砂漠を根城にしている異様な風体の大男で、下半身はサソリにも似た形状となっている。その正体は、忌血族の一族であった男性。自ら進んで忌血の被験体となるも、忌血を制御することはできず理性が著しく退行し、肉体は奇妙に変質してしまった。
忌血族と吸血族の戦争においては、半ば捨て駒として異国の地に送られるも、強靭な肉体のおかげで辛くも生き残り、砂漠に身を隠すに至る。戦争での傷が癒えぬ間は存外に大人しかった。現地の住人からは戦神として密かに崇められていたが、エヴァンジュの策略によりわずかに残されていた理性さえ奪われてしまう。
名実共に、エヴァンジュの下僕と成り下がってしまった。身に着けている装束は、理性あった頃に現地の女性から贈られたものだが、もはやアブドゥルにその記憶は無い。
天空都市遺跡のボス「バサルムドラ」
吸血族が太古に生み出した龍型の超大型生物兵器。忌血族の呪法を参考に創られている。幾多の血により鍛えられた戦斧と肉体を持ち、さらに火球を自在に操る高い知性と戦闘力を備える。ジャバウォックの前身にあたる存在である。
しかし忌血を流用した為か、もとからの吸血衝動が異常なまでに高まり、ケツァルコアトルなど他の大型生物兵器を捕食しないと生きられず、結果的には失敗作として遺跡に封じられることとなる。頭部だけを独立した兵器として扱う案もあったがそれも見送られ、存在自体が抹消されてしまった。
エヴァンジュが世界中の吸血族を調査していた際、遺跡の存在とその目的を突き止めることができ、呪法に磨きをかけた状態でバサルムドラは現代に甦った。古参かつ真のハイブリッドとして立ち塞がる。