コードマスターズから10月2日発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「F1 2014」を、一足先に体験できたのでその内容をお届けする。
F1と言えば世界最高峰の自動車レースとして有名で、世界各地に熱狂的なファンが多いスポーツの1つだ。エンジンの最高出力は750馬力で、最高時速は300キロ以上という化け物のようなマシンを操り雌雄を決するドライバーたち。フェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンなどの名前はニュースなどで1度は聞いたことがあるのではないだろうか。
本作は、全11チームのマシンのスペックやドライバーなどデータを忠実に再現している。また、今回はリアルを追求するために、2014年から大幅に変更されたレギュレーションなども実装されている。本記事では新たな難易度「Very Easy」、新システム「ドライバー評価システム」などを中心にお届けする。
初心者にも安心な難易度「Very Easy」モードでゲームに慣れる
前作でも操作を簡単にする難易度選択はできたが、本作から新たな難易度として「Very Easy」モードが実装された。普段はコーナーを曲がるときには、ブレーキに対応したボタンを押して速度を落とすが「Very Easy」モードではコーナーに差し掛かると自動でブレーキを掛けてくれるため、基本的にアクセルのボタンを押しっぱなしで走行することが可能だ。
また、ステアリングアシストも同様に入っているのでコーナーも曲がりやすい。これがあれば、初心者でも壁にぶつかることなく走行できる。
新システム「ドライバー評価システム」で自分にあったセッティングをする
前作にあった操作方法を教えてくれるヤングドライバー・テストが廃止され、今回から「ドライバー評価システム」が実装。ゲームを開始するとコースを何周か走ることになり、その走ったときの走りやタイムを評価して難易度を自動的に設定してくれる。ずっとのその難易度でプレイするというわけではなく、オプション画面でいつでも変えることができるぞ。
難易度をカスタムする
前作もプレイしていたが「ドライバー評価システム」での筆者の評価は「Very Easy」と一番低い結果に。若干ショックを受けてしまったが、続いて使ってみたいレーシングチーム選択画面になり、一番好きなフェラーリを選んだ。フェラーリのマシン「Ferrari F14 T」と言えば、2014年に行われたルール変更により、マシンの先端部分(ノーズ)がアリクイの口のようになっており、極端に低く設置されているのが特徴だ。その特徴も忠実に再現されているので、実際のマシンを見ているような気分になれる。
続いてゲームモードは、自由に走行できる「グランプリ」、プレイヤーがドライバーとなりチームに所属する「キャリア」などは前作と同様に存在する。ただ、有名なF1レースのシチュエーションを体験できる「シナリオ」モードがなくなったようだ。
本作のメインとも言える「キャリア」は今回からチームごとに難易度の設定がされている。マシンスペックや2014年の成績で決まっているおり、今年大活躍しているフェラーリやメルセデスが一番簡単な設定になっていた。
「キャリア」モードをプレイしてみたが、前作ではフルシーズンを体験しなくてはいけなかったが、本作からはシーズンを選ぶことができるため、かなり短い時間で遊べるようになっていた。また、レースをしている最中でもセーブをすることで一時中断することも可能だ。
試しにレースをしてみたが「Very Easy」では相手を抜くのが難しい印象を受けた。どうやら、コーナーに差し掛かるとガクッとスピードが下がり、曲がったあとにアクセルが入るタイミングが遅いようだ。直線での制約はないもののこれは厳しいと判断して、難易度をブレーキアシストなどを自由に設定できる「カスタム」に変更してみた。「カスタム」ではブレーキアシストやステアリング補助などが5段階で設定することが可能だ。試しに一段階下げてプレイしてみたが、コーナーでのブレーキが若干ゆるやかになり、曲がりやすく感じた。最初のうちは「Very Easy」でプレイして、慣れてきたら自分の思い通りにカスタムしていくのがいいようだ。