コードマスターズは、2014年10月2日発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「F1 2014」について、ゲームモードをはじめ、新ルール、新マシン、新評価システムの概要を公開した。
収録される4つのゲームモード
キャリア
「キャリア」は、F1レーサーになるという夢を叶えることができるモード。ここでは実際に開催されるレースへと参戦し、F1世界選手権でのドライバーズ・チャンピオンシップの獲得を目指していく。また、今作からはショート・ミディアム・フルの中から、プレイヤーの好みに合わせた期間が選択できるようになった。
※ショートは7レース、ミディアムは12レース、フルは19レース。
シナリオモード
「シナリオ」は、近年のF1の歴史から現実世界の課題等に基づいて再現されたさまざまなシナリオにチャレンジしていくモード。
オンライン
「オンライン」では、最大16人で進行するオンライン対戦が楽しめる。
スプリットスクリーン
「スプリットスクリーン」を選択することで、1台のゲーム機/TVを使用し、2人のプレイヤーが分割画面で対戦を楽しむことができる。
新しいルール
今作ではF1における60年の歴史の中で、最大とも言える劇的な変更点が反映されている。
1.6-リッター V6 ターボエンジン
近年自動車業界で主流の、ダウンサイジングエンジンの採用。
エネルギーリカバリーシステム(ERS)
昨年までのKERSは運動エネルギーのみを再利用していたが、今年からは熱エネルギーも再利用することになったため、エンジンとERSを合わせ、今季はパワーユニットを総称している。
賛否両論のある新マシンデザイン
安全対策のため、ノーズを下げるレギュレーションが採用された。その結果“醜い”とも言われるノーズ形状のマシンが多く登場することとなった。
より厳格な燃料規制
1レースで使うことのできる燃料が100kgまでに制限された。また、エンジンへ燃料を流す速度も、1時間あたり100kgまでに制限されている。
新ペナルティ制度
これまでのペナルティに加え、ペナルティポイント加算システムが採用。ペナルティポイントが12点に達したドライバーは、次のレースに出場することができなくなった。
最終レースで得点2倍のルール
シーズン最後まで白熱した戦いを演出するために、最終戦には通常の2倍の得点を付与する新得点システムが採用された。
新しいマシン
新パワーユニットの採用により、F1マシンは大きく様変わりを果たした。ターボの導入で出力が非常に敏感なものとなり、エンジンは1.6リッターV6となったことで、回転数は低く、音も小さく抑えられており、今年のF1マシンは新時代のレーシングカーと言うに相応しい存在となった。また、ゲームには今年から加わった新たなサーキットも収録されている。
イタリア・モンツァサーキットを駆け抜けるF1マシン。低くなったノーズが今年の特徴。 |
排気管はこれまでマシンの左右から1本ずつ出されていましたが、今季からは中央1本に集約。 |
ウエットコンディションの上海インターナショナルサーキットを走るザウバー。 |
ウイリアムズの豆知識
ウイリアムズは今季から、メインスポンサーに“マルティニ”が付き、同社のカラーリングを纏うようになりました。マルティニカラーは、モータースポーツの世界では伝説とも言える存在。古くはブラバムやロータスのF1、そしてル・マンのポルシェなどにも、同社のロゴとマルティニストライプが描かれていました。
マルティニは世界でも有数のベルモットブランド。「マティーニ」というカクテルを使う時に使用する酒と言えば、お分かりになる方もいらっしゃるでしょう。ただ、世界にはアルコール広告を禁止する国もあることから、本作では修正したカラーリングを使用しています。しかし私たちは、今後もこの問題に対処するための方法を模索し続ける予定です。
新しい評価テスト(Evaluation Test)
新たに追加された評価テストは、「周回(右回り)1LAP」レースに参戦することで、ドライバーのドライビング能力を計測し、お薦めの難易度を表示するというものだ。また、難易度レベルは定期的に調整されていくため、プレイヤーは自身のスキルを大幅に逸脱したプレイなどに左右されず、快適にゲームを楽しめるようになった。