2014年8月31日、セガはさまざまなアーケードゲームが集結するイベント「JAPAN GAMER’S LIVE」にて、「ボーダーブレイク スクランブル」のステージイベントを実施した。

目次
  1. 1位が次々と入れ替わる接戦に次ぐ接戦。名だたるエースボーダーたちの頂点に立ったのは……?
  2. 「BBTV Live」では、次々と発表される新情報に会場は大盛り上がり!

1位が次々と入れ替わる接戦に次ぐ接戦。名だたるエースボーダーたちの頂点に立ったのは……?

「ボーダーブレイク スクランブル」は、セガより全国で稼働中の人気対戦型アーケードゲーム。プレイヤーはブラスト・ランナーと呼ばれる巨大なロボットに搭乗し、自分の愛機を好みにカスタマイズしながらネットワークで繋がった全国のプレイヤーたちとの共闘・対戦を楽しむことができる「ボーダーブレイク」シリーズの最新作。アーケードゲームでありながら1プレイいくらではなく、プレイ時間そのものを購入し、クレジットが有効な間は制限なく何度もプレイできるという料金形態が特徴だ。

今回のステージでは、エキシビジョンマッチ「スクランブル王座決定戦」が実施。ルールは通常の10対10のチーム戦ではなく、自身以外のプレイヤーがすべて敵となるバトルロワイヤル形式の「スクランブルバトル」で、敵機を撃破したり結晶を破壊することで獲得できるニューロが規定値に一番早く達したプレイヤーが勝者となる。
本選の前には、最後の出場枠を賭けた当日予選も行われ早速熱戦が展開。実況を務めるセガのミリオン土屋さんと大のボーダーブレイク好きで番組などでも関わりの深い梨蘭さんが司会を務める中、1戦目から次々と飛び出す選ばれたボーダーたちのスーパープレイに「このままじゃ今日一日もたないよ!」と梨蘭さんがコメントしてしまうほど大興奮の様子だった。それぞれのグルーで一位となった4人のプレイヤーが決定すると、いよいよ本選出場者40名が全て出揃う形となった。

本選からは解説に叶良樹開発ディレクターも加わり、特別参加枠となる梨蘭さんと現開発チーム最強のプレイヤー・三代目アレックスを含めた40人のボーダーたちが集結。初代ボーダーブレイクが稼働してから5年もの月日が流れているだけに大会常連のプレイヤーたちはすっかりステージ慣れしており、自分のアバターそっくりのコスプレ姿で大会に挑むという猛者の姿も見られるほどで、会場を多いに沸かせていた。

どの試合も上位が頻繁に入れ替わる接戦となる中、特に盛り上がりをみせたのが4戦目となるDグループの試合だ。2位以下に100ポイント近くの差をつけ独走していたむみゅう選手があと僅かで規定値に達しようという時、BB大好き廃人ちゃん選手に撃破され、トップ争いから脱落したかと誰もが思った矢先、再びじわじわとポイントを上げてきたむみゅう選手は、今度はBB大好き廃人ちゃん選手を撃破しリベンジを果たすと同時に逆転勝利を決める。まるで筋書きが用意されていたかのようなドラマチックな試合に会場は大盛り上がりの様子だった。

各ブロックの上位5名同士がぶつかり合う準決勝からは、「BBTV Live」での中継という形となり、ゼラ役としてもお馴染み声優の白石稔さんとデザイナーのもみーさんを迎えて進行。残念ながら抽選に漏れてしまったそうだが、実は白石さんは当日の一般枠参加に応募していたそうで、出演者特権を利用して真っ先に1番の抽選ナンバーをゲットしていたことを明かし、会場の笑いを誘っていた。

そして準決勝を勝ち抜いた10名のボーダーたちによって行われた、スクランブルバトルの頂点を決める決勝戦は、これまでの試合とは異なる様相を呈する展開となる。これまでのルールでは上位5名であれば同じ条件で勝ち上がることができるため、戦闘をなるべく避けニューロの回収を優先する、リスクを抑えた堅実な戦いが主流だった。だが決勝戦は1位のプレイヤーのみが勝者となるため、開始早々に激しい戦闘が繰り広げられることとなり、1位のプレイヤーは上位陣を含めた全プレイヤーからの凄まじい集中攻撃を受けることに。

プレイ画面のカメラはその時点で1位のプレイヤーの画面を映そうとするのだが、カメラが切り替わった瞬間にそのプレイヤー撃破され1位も入れ替わっているという事態が続出。決勝戦ならではの激しい攻防が繰り広げられる中、カタパルトをうまく利用した立ち回りでポイントを高めつつ、最後の大噴出を制した許してヒヤシンス選手が見事優勝を決めた。試合後には優勝トロフィーとこの世にたった1つだけ存在する「JGL 争奪戦王者」の特別称号にスペシャルエンブレム「ゴールドイーグル」が、喝采の拍手の中で許してヒヤシンス選手へと贈られた。

「BBTV Live」では、次々と発表される新情報に会場は大盛り上がり!

エキシビジョンマッチの後は、でんぱ組.inc古川未鈴さんと「疾風のガンフロント」の宣伝担当であるニュルマン氏を迎えての「BBTV Live」のスペシャルトークパートに突入。最初に以前公式で行われていた「BB武器総選挙」の結果が発表されると、出演陣も含めて会場の誰もがランクインした武器の人気に納得していた様子だった。

さらに、ボーダーブレイク5周年を記念する7つスペシャルキャンペーンの実施が決定。詳細は以下の通り。

・BB武器総選挙で選ばれた人気武器が5GPで購入可能になるディスカウント
・BBの歴史を刻んできた懐かしの歴代のマップでのイベントを開催
・4週連続で新系統武器の支給&新配置マップが登場
・デイリー報酬として入手できる素材が5個に増量
・初のSPチャンスバトルの発生確率の大幅アップ
・疾風のガンフロントとの連動キャンペーン
・豪華BBグッズが貰える、twitter連動のプレゼント企画

などなど、プレイヤーにとってはどれも非常にありがたいものばかり。中でも特に太っ腹な武器のディスカウントには驚きが大きかったようで、発表された際には客席から一際大きな歓声が上がっていた。

新情報はそれだけでは終わらない。再び登場したアレックスによるお馴染みのリークによって、要請兵器に初の近接用要請武器である「メガロパイク」が追加されることが明らかに。周囲の機体を攻撃に巻き込みながら前方へと素早く突撃するというこれまでになかったタイプの武装で、実際にメガロパイクの使用動画も公開された。

だが、叶ディレクターが許可していなかった部分も一緒に映し出してしまうというアレックスらしいサービス旺盛っぷり(?)で、大喜びの客席をよそに叶ディレクターが何度も頭を抱えていたのが印象的だった。なおメガロパイクはこの大会の翌日より使用可能なるとのことで、会場は大いに沸き上がっていた。

一方「疾風のガンフロント」では、以前発表されていた古川未鈴さんのカード化に関する続報として遂に完成したカードイラストとその入手方法が初披露に。ツインテールが非常にかわいらしいキュートなキャラクターに仕上がっており、客席からの反応も上々だったのだが、本人よりもスタイルが良いのではという話題が上がると、「夢を多めに詰め込みました」と未鈴さん本人を前にしてのニュルマンの爆弾発言が飛び出したり、その他にもプラチナディスクのプレゼント企画や最強のボーダー決定戦などさまざまなイベントの実施も発表されていた。

いよいよステージも終わりへと差し掛かってきたところで、下田紀之プロデューサーがかつての名物広報であった牛マンを連れて登場。2人の圧力(?)によって、現在制作中であるという新バージョンの情報を嫌がる叶ディレクターに無理矢理暴露させるというサプライズも用意されていた。次のバージョンではブーストを続けることで速度が上昇していく「加速」の項目など、遂に新たなパラメータが追加されるとのことで、ただでさえ悩ましいアセンブルを更に時間をかけて吟味することになりそうだ。

そして最後に、シリーズ初の試みとなる、賞金制全国大会の開催も発表された。南は福岡から北は仙台まで4都市で開催され、なんとその優勝金額は200万。その金額に白石さんや梨蘭さんも思わず出場を希望する程で、これまでのエキシビジョンマッチとはまた趣の違った、エースボーダーたちの真剣勝負が繰り広げられることは間違いなさそうだ。

日程は福岡(11月16日)、東京(11月29、30日)、仙台(12月7日)、大阪(12月13、14日)となっており、ファイナルラウンドは2015年1月11日に東京で行われる。10月1日からエントリー受付が開始されるとのことなので、腕に覚えのあるボーダーたちは来たる日に備え自分の実力を磨き上げておこう。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • 取材