9月18日、コーエーテクモゲームスは千葉・幕張メッセで開発中の東京ゲームショウ2014にて、同社の出展タイトルの見どころや注目のポイントを紹介する「コーエーテクモラインナップステージ」を開催した。

目次
  1. ゼルダ無双
  2. 討鬼伝 極
  3. 真・三國無双7 Empires
  4. ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア
  5. 戦国無双 Chronicle 3

このステージは、コーエーテクモゲームスが東京ゲームショウ2014に出展しているタイトルの中からメインの5作品について、各タイトルのプロデューサーが紹介していくというものだ。まずは同社の取締役副社長の鯉沼久史氏が登壇。「今回のゲームショウに我々は20以上のタイトルをご用意しております。開発を担当しているタイトルも2タイトルほどパートナー様のブースで出展しておりますので、この4日間でぜひ実際に作品を触ってみていただきたいと思っています」と、挨拶した。

ゼルダ無双

最初に「ゼルダの伝説」シリーズと「無双」シリーズのコラボタイトルである「ゼルダ無双」のプロデューサー・早矢仕洋介氏が登場。「ゼルダの世界で一騎当千」をコンセプトとした本作について、早矢仕氏は「おかげさまで、ゼルダファンと無双ファンのどちらにも“楽しい”と言っていただけています」と確かな手応えを示した。

9月30日のアップデートでは本編で敵として登場したシア、ヴァルガ、ウィズロが、新たなプレイアブルキャラクターとして無料で解放。これらのキャラクターは今回のゲームショウの試遊台で実際にプレイ可能となっている。さらに、2014年10月から2015年2月にかけて、順次アップデートも行っていくとのことで、「これらのダウンロードコンテンツで『ゼルダ無双』を末永く楽しんでいただきたいと思っています」と早矢仕氏は期待を述べた。

討鬼伝 極

次に森中隆氏が登場し、自身がプロデューサーを務める和風ハンティングアクションゲーム「討鬼伝 極」について紹介を行った。本作は前作「討鬼伝」を丸ごと遊べる上に、それと同程度のボリュームの新規要素も追加されており、森中氏いわく「2本が1本になったような大ボリューム」となっている。

今回のゲームショウでは、初心者用と熟練者用という2種類のマルチプレイ体験台を用意。また、9月25日に新たな鬼の追加をはじめとする大型アップデートを実施することも明らかにされた。「皆さんから寄せられた意見を盛り込んで、バランスの調整なども行っています」(森中氏)とのことなので、期待しておこう。

真・三國無双7 Empires

「真・三國無双」シリーズのプロデューサー・鈴木亮浩氏は、2014年11月20日に発売予定の「真・三國無双7 Empires」を紹介。一騎当千の爽快感と国盗りのシミュレーション要素を同時に楽しめる人気シリーズの最新作で、鈴木氏は「戦略も戦闘も非常にパワーアップしております」とアピール。特に、戦況を一変させる「絶招秘計(ぜっしょうひけい)」「大規模秘計」は大幅な進化を遂げており、「これまで以上に幅の広い遊び方ができます」と語った。

さらに、魏の軍師として名高い荀彧(じゅんいく)が新キャラクターとして登場。ゲーム誌上で行われた、登場してほしい武将を聞くアンケートでは2位だったそうで、ファンの要望の高かった武将の登場だけに楽しみにしたいところだ。また、本日9月18日より10月1日までの期間限定で、「真・三國無双7」「真・三國無双7 猛将伝」「真・三國無双7 with 猛将伝」の有料コンテンツを配信中であることもあわせて発表された。

ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア

鈴木氏がプロデューサーが担当しているもう1本のタイトル「ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア」の紹介も行われた。本作は英仏の百年戦争を舞台に、傭兵隊長となって数10人規模の部隊を操作して戦う、史実をベースにしたアクションゲーム。2014年の発売を予定していて、実に7年ぶりの復活となる。

鈴木氏にとってかなり思い入れが強い作品だそうで、「チームのほうでも続編を作りたいという要望がずっとあって、僕自身も作りたかった」という。前作では操作できるのは1部隊のみだったが、今回は最大4部隊200人を同時に操作することが可能。さらに、巨大なドラゴンが登場するなどのファンタジー要素が追加されていることも明らかにされた。

最後に鈴木氏は「真・三國無双7 Empires」と「ブレードストーム 百年戦争&ナイトメア」について、「どちらもプレイしてもらえれば、面白さが分かっていただけると思います。会場に来られない方もプレイ動画などを見て、楽しみにしていてください」と述べ、紹介を終えた。

戦国無双 Chronicle 3

鯉沼氏がプロデューサーとして再度登場し、自身がプロデュースする「戦国無双 Chronicle3」の紹介を行った。本シリーズはプレイヤーが主人公となって、武将たちとともに戦国時代を追体験していくというもので、前作、前々作とも10万本を超えるスマッシュヒットを記録している。

発売は2014年12月4日の予定で、これまではニンテンドー3DSのみでだったが、今回はPS Vitaでも発売される。詳しい情報は20日のステージで発表されるとのことだが、かなり「IF要素」が強化されているそうで、鯉沼氏も「自分が関わることによって歴史が変わったらどうなるか、という歴史IFに重点を置いて作っています」と語っていた。また、3月に発売された「戦国無双4」のアクションやシステムも導入されているとのことだ。

すべての紹介が終わったあと、コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏が登場。「各プロジェクトが自信を持って作りましたタイトルをぜひプレイしてみてもらいたいと思います。また、SCEJAさんのプレスカンファレンスで堀井雄二さんと一緒に初めてお披露目しました『ドラゴンクエストヒーローズ』の情報もスクウェア・エニックスさんのブースでぜひゲットして下さい」と挨拶した。

さらに、人気歴史シミュレーション「三國志」シリーズの最新作が開発中であることを発表(詳細はこちら)。発売時期は明らかにされなかったが、来年「三國志」シリーズが30周年を迎えることから、2015年中の発売が期待できそうだ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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